川端 元子/著 -- カワバタ モトコ -- ひつじ書房 -- 2026.2 -- 815.6

所蔵

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所蔵館 所蔵場所 請求記号 資料コード 資料区分 帯出区分 状態
県図一般 2階閲覧室 815.6/カ026 0116398694 一般図書   在架

館別所蔵

館名 所蔵数 貸出中数 貸出可能数
県図一般 1 0 1

資料詳細

タイトル 現代日本語の程度表現の研究
書名カナ ゲンダイ ニホンゴ ノ テイド ヒョウゲン ノ ケンキュウ
シリーズ名 ひつじ研究叢書
著者 川端 元子 /著  
著者カナ カワバタ モトコ
出版地 東京
出版者 ひつじ書房
出版者カナ ヒツジ ショボウ
出版年 2026.2
ページ数 13,319p
大きさ 22cm
シリーズ名 ひつじ研究叢書
シリーズ名カナ ヒツジ ケンキュウ ソウショ
叢書巻次 言語編第217巻
一般件名 日本語-副詞
内容紹介 事態の持つ相対的な状態性の程度を修飾する、あるいは程度限定する「程度表現」。主観的側面と客観的側面の二面性を持つ「程度副詞」を主に取り上げ、その程度限定のベースに比較の構造があることを踏まえ考察する。
NDC分類(9版) 815.6
ISBN 4-8234-1332-2
ISBN13桁 978-4-8234-1332-2
定価 ¥7600

目次

序章 本書の目的とこれまでの程度表現に関する研究
  1.本書で取り上げる程度表現
  2.程度副詞というカテゴリーに関する議論
  3.程度副詞の二面性
  4.程度副詞研究のながれ
  5.程度副詞の作る体系的意味の序列に関する研究
  6.程度表現研究の課題と今後の視点
  7.むすび 本書の目的と構成
Ⅰ 程度副詞とその周辺の表現における程度限定のあり方
第1章 程度副詞を分類する視点の考察
  1.程度修飾の持つ問題点
  2.程度性述語の種類と特徴
  3.程度副詞分類への視角
  4.程度副詞の意味の構造とメカニズム
  5.むすび
第2章 程度副詞の表す情報の特性
  1.どのような共起制限があるのか
  2.これまでの説明と新たに生じる問題点
  3.共起を阻害する要因行為要求文の情報としての適格性
  4.許容度に差が生じる理由
  5.共起しやすくなる発話環境
  6.むすび 程度表現を行為要求表現で用いる意味と効果
第3章 程度を抑制して伝える程度副詞の特性
  1.程度が小さいことを表すとは
  2.程度副詞「ちょっと」の意味と表現性
  3.程度副詞「ちょっと」を用いた文の意味
  4.消極的に程度を伝える表現の効果
  5.むすび
第4章 比較構文に出現する程度副詞
  1.比較のための「前提」の有無で説明できないこと
  2.これまでの研究とその課題
  3.「YもPである」という前提の有無はスケールの違いとして説明できる
  4.スケール変更が可能な「もっと」と変更不可能な「いっそう」
  5.「もっと」の否定的用法の生じるメカニズム
  6.基準のあり方を増幅させる「いっそう」グループ
  7.程度差を実感的に表示する「ずっと」グループ
  8.各グループの基本的意味まとめ
  9.むすび 「比較」に含まれる消極性
第5章 「広義程度副詞」の程度修飾機能
  1.「本当に」「実に」広義程度副詞の設定
  2.従来の研究
  3.「本当に」「実に」の程度修飾機能
  4.程度修飾に移行する心的過程
  5.広義程度副詞グループの特徴
  6.むすび 「広義程度副詞」の位置づけ
第6章 程度強調表現としての「うんと」
  1.程度副詞に見える「うんと」について
  2.情態副詞から程度副詞へ「誰もがそう思う程度」の創出
  3.「うんと」の多様な意味用法
  4.「うんと」の表す用法の性質
  5.「うんと」の表す程度とは
  6.むすび 状態修飾の読み替え
Ⅱ 発話の前提・比較基準から捉える程度表現
第7章 副詞「よく」の意味を規定する基準のあり方
  1.多義的な「よく」のあり方
  2.「よく」の各用法の特徴
  3.程度や頻度を表す他の副詞と「よく」の相違点
  4.「よく」の程度修飾のあり方
  5.評価の「よく」の意味を規定する要因
  6.むすび
第8章 程度修飾をする「ほど」句の構造と機能
  1.「ほど」のさまざまな用法
  2.「ほど」句の主な用法
  3.「XはPほどQ」構文の「Pほど」
  4.「XはPほどQない」構文の「Pほど」
  5.「PほどQものはない」構文の「Pほど」
  6.比例の「PほどQ」構文の「Pほど」
  7.句の主要部となる名詞の「ほど」
  8.名詞句の副詞化を進めたもの「Pほど」の場合
  9.むすび 「Pほど」の性質と「ほど」の形式化との関係
第9章 「PどころかQ」における反期待の構造
  1.「PどころかQ」の構文の意味
  2.従来の説明を逸脱する個性的な「PどころかQ」
  3.「PどころかQ」構文の構造
  4.「PどころかQ」の比較構文としての性質
  5.「Pどころではない」の意味
  6.むすび 「PどころかQ」構文と程度スケール
第10章 「離脱」から「転換」へ
  1.話題転換機能を持つ「それより」の存在
  2.これまでの研究とその課題
  3.「それより」の意味
  4.比較基準の「より」が話題転換へと意味拡張する要因
  5.「それより」の話題転換的用法
  6.むすび 「離脱」から「転換」へ
第11章 序列から優先性の提示へ
  1.序列の背景にある比較
  2.談話・テクスト研究における接続詞研究と副詞研究
  3.テクストの構成にかわる「だいいち」の意味機能
  4.むすび 副詞の実質的意味とコミュニケーションに関わって獲得される意味
第12章 程度表現の意味に影響する発話の前提
  1.程度スケールを規定する発話の前提
  2.程度段階評価をする程度副詞の意味
  3.目標となるあり方を表す程度表現「PほどQ」と「PくらいQ」の意味
  4.慣用的な比較表現の主観的な意味の現れ方
  5.「よい」という評価と前提
  6.程度副詞的に機能する他の副詞や言語形式の場合
  7.むすび
終章 程度表現を捉える視点としての程度スケール
  1.程度表現の生成
  2.程度表現の情報のあり方と特性
  3.「実質的な概念性」がない「体系としての概念」の特性
  4.程度副詞の主観的側面と客観的側面
  5.程度副詞の「二重的性格」の実像
  6.新たに生まれ定着する程度表現とは
  7.むすび 「程度表現のようなもの」の増殖