パッタジット・タンシンマンコン/著 -- タンシンマンコン・パッタジット -- 東京大学出版会 -- 2025.2 -- 319.237

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所蔵館 所蔵場所 請求記号 資料コード 資料区分 帯出区分 状態
県図一般 2階閲覧室 319.2/タ025 0116309279 一般図書   在架

館別所蔵

館名 所蔵数 貸出中数 貸出可能数
県図一般 1 0 1

資料詳細

タイトル タイ外交史を読み直す
書名カナ タイ ガイコウシ オ ヨミナオス
副書名 「竹の外交論」からの脱却
著者 パッタジット・タンシンマンコン /著  
著者カナ タンシンマンコン・パッタジット
出版地 東京
出版者 東京大学出版会
出版者カナ トウキョウ ダイガク シュッパンカイ
出版年 2025.2
ページ数 11,279p
大きさ 22cm
一般件名 タイ(国名)-対外関係-歴史
内容紹介 「外交上手な国」と言われてきたタイ。「竹の外交論」と呼ばれる伝統的なタイの外交史理解が、国内の政治対立や外交政策の失敗を隠蔽し、後付けで自己正当化するナショナリズムの神話的性質を持っていたことを明らかにする。
NDC分類(9版) 319.237
ISBN 4-13-036293-1
ISBN13桁 978-4-13-036293-1
定価 ¥7800

目次

序章 「竹の外交論」とは何か
  第1節 「竹の外交論」の神話
  第2節 竹の外交論の由来
  第3節 竹の外交論の問題点
  第4節 本書の狙い
  第5節 問いと分析枠組み
  第6節 本書の構成
第1章 竹の外交論再考
  はじめに
  第1節 中国に対する「叩頭」と「敬遠」(~1937年)
  第2節 英仏の「脅威」と国王の幻想(1855~1926年)
  第3節 台頭する日本への接近と同盟結成(1887~1945年)
  第4節 大国の狭間に立った戦後のタイ(1945~1957年)
  第5節 サリット時代の米国一辺倒(1958~1963年)
  おわりに
第2章 「悪魔」の創造、妥協、接近
  はじめに
  第1節 悪魔の創造期間(1963~1968年)
  第2節 悪魔との妥協と抵抗の期間(1968~1971年)
  第3節 悪魔の人間化と接近(1971~1973年)
  おわりに
第3章 揺れ動く「悪魔」の意味
  はじめに
  第1節 左派の役割の増大
  第2節 左派による「変異した」ナショナリズム
  第3節 政界における左派の包摂
  第4節 右派の逆襲
  おわりに
第4章 「ジェノサイドの愛国政権」
  はじめに
  第1節 クリエンサック政権の「カンボジア情勢論」(1977~1980年)
  第2節 危機感に伴うプレーム政権の「国際紛争論」(1980~1988年)
  第3節 チャートチャーイ政権の台頭と「インドシナ市場論」(1988年~1991年)
  おわりに
第5章 「愛国」と「売国」の狭間で
  はじめに
  第1節 岐路に立つ中国認識(1989~1996年)
  第2節 1997年のアジア金融危機とその衝撃
  第3節 政治的シンボルとなった米中(2001~2020年)
  おわりに
終章 竹の外交論を脱して
  第1節 竹の外交論-「神話」から「歴史」へ
  第2節 「タイ=小国」-認識か真実か
  第3節 小国意識-隠れている危険性
  第4節 「愛国者」と「憎国者」-両者に共通しているもの
  第5節 本書の意義と今後の課題