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天野 ひろみ/[著] -- アマノ ヒロミ -- 文学通信 -- 2025.2 -- 913.3

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所蔵

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所蔵館 所蔵場所 請求記号 資料コード 資料区分 帯出区分 状態
県図一般 2階閲覧室 913.3/ア025 0116312356 一般図書   貸出中

館別所蔵

館名 所蔵数 貸出中数 貸出可能数
県図一般 1 1 0

資料詳細

タイトル 王朝物語における居住空間
書名カナ オウチョウ モノガタリ ニ オケル キョジュウ クウカン
副書名 物語の登場人物と住まい
著者 天野 ひろみ /[著]  
著者カナ アマノ ヒロミ
出版地 東京
出版者 文学通信
出版者カナ ブンガク ツウシン
出版年 2025.2
ページ数 287p
大きさ 22cm
一般件名 物語文学 , 寝殿造
内容紹介 王朝物語の文章からは、貴族邸宅に存在する殿舎の個別の特徴を窺うことができる。それは登場人物の性質や物語展開と密接に関わってくるものである。王朝物語の貴族邸宅に存在する殿舎の特徴や役割について詳細に考察する。
NDC分類(9版) 913.3
ISBN 4-86766-075-1
ISBN13桁 978-4-86766-075-1
定価 ¥4800

目次

序章 王朝物語の居住空間
  一、王朝物語における貴族の邸宅の様相
  二、登場人物たちの居住空間
  三、本書の構成
第一部 女君たちの居住空間
第一章 『源氏物語』を中心とした王朝物語における西の空間
  はじめに
  一、寝殿の西面について
  二、物語の西の対
  三、『源氏物語』の東の対
  おわりに
第二章 王朝物語における「対」の居住者たち
  はじめに
  一、妻たち
  二、母代わりの女房たち
  三、引き取られた娘たち
  四、引き継がれた「対の御方」のイメージ
  おわりに
第二部 男君たちの居住空間
第一章 『源氏物語』の邸宅使用方法について-光源氏と匂宮の事例を中心に-
  はじめに
  一、青年光源氏の二条院使用方法
  二、大臣光源氏の場合
  三、匂宮の二条院使用方法
  おわりに
第二章 王朝物語における男性の住まい
  はじめに
  一、男子の居所としての「曹司」
  二、男子の居所としての「御方」
  三、婿たちの空間
  四、主人の居所としての「出居」
  おわりに
第三部 女房たちの居住空間
第一章 王朝物語における渡殿の役割-恋愛発生の場として-
  はじめに-「廊」と「渡殿」に関する諸説-
  一、渡殿の位置
  二、居住空間としての渡殿
  三、恋愛空間としての渡殿
  おわりに
第二章 『源氏物語』を中心とした王朝物語における北の空間
  はじめに
  一、北側の空間
  二、北の対の機能
  三、女房たちの空間としての北の対
  四、『源氏物語』の北の対
  おわりに
第三章 後宮の細殿-その特質と役割をめぐって-
  はじめに-細殿とは何か-
  一、後宮の細殿の特質
  二、後宮の細殿の役割
  三、物語における細殿女性の系譜-名のりをしない女性の場-
  四、密会空間としての細殿
  おわりに
第四章 王朝物語における台盤所-使用者と役割について-
  はじめに
  一、台盤所を使用する人々
  二、台盤所の機能
  三、台盤所を許された男性たち
  四、男性と女房との交流空間として
  五、台盤所の女房の身分
  おわりに
第四部 子どもたちの居住空間
第一章 王朝物語の中の寝殿-子女たちとの関わりを中心に-
  はじめに-主人と寝殿-
  一、寝殿と娘との関わり1-独身の娘の場合-
  二、寝殿と娘との関わり2-既婚の娘の場合-
  三、寝殿と男子との関わり1-婿となった男子の場合-
  四、寝殿と男子との関わり2-息子の場合-
  おわりに-寝殿が担った役割-
第二章 王朝物語における皇子女たちの居住空間
  はじめに
  一、史上の皇子女の居住空間
  二、物語の皇子女の居住空間1-『うつほ物語』の場合-
  三、物語の皇子女の居住空間2-『源氏物語』桐壺帝の皇子女たちの場合-
  四、物語の皇子女の居住空間3-『源氏物語』今上帝の皇子女たちの場合-
  おわりに