金 愛蘭/著 -- キム エラン -- 大阪大学出版会 -- 2024.6 -- 814.7

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所蔵館 所蔵場所 請求記号 資料コード 資料区分 帯出区分 状態
県図一般 2階閲覧室 814.7/キ024 0116268434 一般図書   在架

館別所蔵

館名 所蔵数 貸出中数 貸出可能数
県図一般 1 0 1

資料詳細

タイトル 外来語の基本語化
書名カナ ガイライゴ ノ キホンゴカ
副書名 現代新聞「叙述語彙」への進出
著者 金 愛蘭 /著  
著者カナ キム エラン
出版地 吹田
出版者 大阪大学出版会
出版者カナ オオサカ ダイガク シュッパンカイ
出版年 2024.6
ページ数 6,304p
大きさ 22cm
一般件名 日本語-外来語
内容紹介 「トラブル」「ケース」「チェック」「ルール」など、抽象的な意味を表す外来語の基本語化の実態を解明。20世紀後半~21世紀初頭の新聞コーパスを調査し、和語や漢語の類義語との関係などを視野に入れ具体的に記述する。
NDC分類(9版) 814.7
ISBN 4-87259-784-4
ISBN13桁 978-4-87259-784-4
定価 ¥5200

目次

序章 通時的新聞コーパスによる「外来語の基本語化」研究
  1 研究の背景
  2 研究の目的
  3 先行研究
  4 通時的新聞コーパスの作成
  5 本書の構成
第1部 基本語化の量的概観
第1章 基本語化候補語の抽出
  1 はじめに
  2 『毎日新聞経年コーパス』(第1版)の語彙調査
  3 外来語の増加傾向
  4 増加傾向にある外来語(基本語化候補語)の抽出
  5 基本語化候補語の意味的構成
第2章 基本語彙構造における外来語の進出領域
  1 はじめに
  2 基本語彙の分類と構造
  3 分類結果
  4 基本語彙構造における外来語の進出領域
第3章 類義語との量的関係から見る基本語化
  1 はじめに
  2 類義語選定の方法
  3 基本語化の量的傾向
第2部 意味の拡大から見た基本語化
第4章 外来語「トラブル」の基本語化(1)
  1 はじめに
  2 抽象的な基本外来語「トラブル」
  3 「トラブル」の基本語化の量的な側面
  4 「トラブル」の意味・用法
  5 「トラブル」の意味・用法の拡大
  6 「トラブル」の基本語化の意味的な側面
  7 おわりに
第5章 外来語「トラブル」の基本語化(2)
  1 「トラブル」の基本語化
  2 類義語の経年的調査の必要性
  3 類義語の使用量の変化
  4 「トラブル」の基本語化と類義語
第6章 外来語動名詞「チェック」の基本語化
  1 はじめに
  2 使用量の増加
  3 用法の拡大
  4 意味の拡大
  5 意識調査との比較
  6 おわりに
第7章 外来語「クレーム」の基本語化とその“挫折”
  1 はじめに
  2 外来語「クレーム」とその類義語の量的変動
  3 “挫折”の背景・要因
  4 “挫折語”から見る基本語化
第3部 叙述パタンの獲得から見た基本語化
第8章 外来語「ケース」の基本語化(1)
  1 はじめに
  2 「ケース」の基本語化の確認
  3 「ケース」の類義語と類義用法
  4 「ケース」が多用される形式
  5 節構造における「ケース」および類義語の意味・用法
  6 おわりに
第9章 外来語「ケース」の基本語化(2)
  1 はじめに
  2 使用量の推移
  3 形式の推移
  4 「ケース」の節構造用法の拡大
第10章 外来語「ルール」の叙述語化
  1 外来語の基本語化と叙述語化
  2 叙述型の獲得過程
  3 対象と資料
  4 類義語との量的な関係
  5 各年新出の叙述型
  6 叙述型の拡張過程
  7 さらなる検討に向けて
第11章 文章構成機能から見た外来語の基本語化
  1 外来語の基本語化の文章論的要因
  2 資料:『毎日新聞経年コーパス』(第2版)
  3 調査1:指示語句
  4 調査2:同格連体名詞
  5 文章構成機能の獲得による基本語化
第12章 外来語の氾濫・濫用と叙述語化
  1 外来語の「氾濫」「乱用」
  2 外来語の「文化的占領」
  3 外来語の「基本語彙への侵入」
  4 抽象的な意味を表す外来語
  5 外来語の「叙述語化」