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劉 燕子/著 -- リュウ イェンズ -- 集広舎 -- 2024.5 -- 312.22

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所蔵

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所蔵館 所蔵場所 請求記号 資料コード 資料区分 帯出区分 状態
県図一般 2階閲覧室 312.2/リ024 0116279431 一般図書   在架

館別所蔵

館名 所蔵数 貸出中数 貸出可能数
県図一般 1 0 1

資料詳細

タイトル 不死の亡命者
書名カナ フシ ノ ボウメイシャ
副書名 野性的な知の群像
著者 劉 燕子 /著  
著者カナ リュウ イェンズ
出版地 福岡
出版者 集広舎
出版者カナ シュウコウシャ
出版年 2024.5
ページ数 710,40p
大きさ 22cm
一般件名 中国-政治・行政 , 亡命 , 知識階級
内容紹介 「六四」天安門事件を契機に亡命した10名の知識人がライフ・ヒストリーと中国現代史の交差において「真の力」を獲得し、複合的な諸困難をも乗り越えるダイナミクスを論考。ポストコロニアリズムによる国内亡命にも迫る。
NDC分類(9版) 312.22
ISBN 4-86735-053-9
ISBN13桁 978-4-86735-053-9
定価 ¥6200

目次

序章 中国亡命知識人の研究のための予備的考察
  第一節 本研究の問題意識と課題
  第二節 知識人の亡命に関する概観
  第三節 研究の視座、資料、方法
第一章 現代中国の亡命知識人の研究のための準拠枠
  第一節 サイード、ハヴェル、アレントたちによる亡命と知識人に関する研究
  第二節 中国における知識人と亡命知識人の研究
  第三節 中国亡命知識人の流動的存在とその意義
第二章 準拠枠の展開
  第一節 座標系や布置連関のための三つの指標
  第二節 時空間の範囲
  第三節 時空間の質的な認識
  第四節 変動する時空間におけるアクター
  第五節 中国亡命知識人における諸困難
  第六節 準拠枠の展開を踏まえた研究課題の具体化
第三章 中国亡命知識人の存在を可能にする諸条件
  第一節 亡命をめぐるダイナミクス
  第二節 亡命知識人としての存在を可能にするための救援と支援
  第三節 存在を伝え続けるための自助と相互支援
第四章 中国亡命知識人の存在類型
  第一節 自然科学者
  第二節 人文社会科学者
  第三節 文学者(一)
  第四節 文学者(二)
第五章 亡命作家・詩人としての存在の条件と言語
  第一節 言語における困難と文学の越境の可能性に関する予備的考察
  第二節 象形文字を「永遠の祖国」とする鄭義
  第三節 「没有主義(主義なし)」の自由
  第四節 「流亡」を通した言語の拡張
  第五節 異言語の創作による哈金の越境
第六章 ポスト天安門時代における亡命知識人第三世代
  第一節 「地上」と「地下」の「両棲作家」時代の廖亦武
  第二節 「両棲」から「地下」へ
  第三節 「六四」天安門事件への抗議と獄中生活
  第四節 出獄後の見証作家としてのアイデンティティの再形成
  第五節 ドイツにおける廖亦武
  第六節 地下文学の亡命文学としての結実
第七章 統治者の言語を以て抵抗する国内亡命チベット知識人
  第一節 予備的考察
  第二節 オーセルの根
  第三節 漢人とチベット人の狭間の危機を乗り越えたアイデンティティの形成・再形成
  第四節 アイデンティティのさらなる再形成とテクストの「成長」
  第五節 国内植民地化への抵抗の高度化
  第六節 漢語で抵抗するチベット人国内亡命作家の存在意義
終章 岸辺から自らの出航を眺めて
  第一節 結び
  第二節 今後の課題と展望