石原 豪/著 -- イシハラ スグル -- 有志舎 -- 2024.4 -- 396.21

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所蔵館 所蔵場所 請求記号 資料コード 資料区分 帯出区分 状態
県図一般 2階閲覧室 396.2/イ024 0116274051 一般図書   在架

館別所蔵

館名 所蔵数 貸出中数 貸出可能数
県図一般 1 0 1

資料詳細

タイトル 大正・昭和期日本陸軍のメディア戦略
書名カナ タイショウ ショウワキ ニホン リクグン ノ メディア センリャク
副書名 国民の支持獲得と武器としての宣伝
著者 石原 豪 /著  
著者カナ イシハラ スグル
出版地 東京
出版者 有志舎
出版者カナ ユウシシャ
出版年 2024.4
ページ数 8,296,4p
大きさ 22cm
一般件名 陸軍-日本 , 宣伝 , マス・メディア-歴史
内容紹介 大正・昭和初期、国民の支持獲得のために宣伝を実施した日本陸軍。弾圧と抵抗といった枠に収まりきらない軍隊と国民、それらを媒介するメディアの関係に注目し、陸軍による宣伝をメディア戦略として描き出す。
NDC分類(9版) 396.21
ISBN 4-908672-74-3
ISBN13桁 978-4-908672-74-3
定価 ¥6400

目次

序章 陸軍のメディア戦略からなにを読みとるのか
  1 “権力”と“メディア”の関係をどのように描くか
  2 先行研究の整理
  3 問題の限定
  4 各章の概要
第一部 メディア戦略への胎動
第一章 メディアに脅かされる陸軍
  1 「奈良武次日記」と大正初期における陸軍のメディア対策
  2 陸軍省副官と新聞記者との交流
  3 シベリア出兵と新聞班の設立
第二章 試行錯誤から実践へ
  1 陸軍の宣伝技術はどのように磨かれていったのか
  2 第一次世界大戦の教訓としての「軍民一致」
  3 拡大する軍事思想普及方法
  4 第二次山東出兵における宣伝活動の実践
  5 国民の士気と反戦運動
第三章 陸軍宣伝の転換国防思想普及
  1 国防思想普及に着目する理由
  2 「反軍思想」に関する陸軍内の認識
  3 国防思想普及計画の作成
  4 軍制改革と満蒙問題
第四章 肩を組む陸軍とメディア
  1 娯楽の宣伝利用
  2 満洲事変に対する国内の論調
  3 関心低下に対する陸軍の対応
  4 陸軍による演芸人の利用
第二部 メディア戦略の展開
第五章 外交の背後にある世論と世論の背後にいる陸軍
  1 外交政策と世論
  2 満洲事変勃発と国際連盟の関与
  3 国際連盟脱退へ
第六章 引き起こされた「陸軍パンフレット問題」
  1 陸軍による政治関与の本格化
  2 陸軍中央の動向と「危機」の強調
  3 陸軍による言論活動の活発化
  4 『国防の本義と其強化の提唱』の発表とその影響
第七章 「大衆」の獲得へ
  1 陸軍の行動と国民の支持
  2 二・二六事件の発生と「粛軍」の実施
  3 官制による情報委員会の設立
  4 政局への介入と「時局宣伝計画」
第八章 戦争の時代
  1 戦争の全面化とマス・メディアの協力
  2 日中戦争の始まりと厭戦感情に対する警戒
  3 戦争の長期化と新聞班
終章 陸軍のメディア戦略からなにを読みとれたのか