伊藤 嘉高/著 -- イトウ ヒロタカ -- 知泉書館 -- 2024.3 -- 361.7

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所蔵

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所蔵館 所蔵場所 請求記号 資料コード 資料区分 帯出区分 状態
県図一般 2階閲覧室 361.7/イ024 0116246232 一般図書   在架

館別所蔵

館名 所蔵数 貸出中数 貸出可能数
県図一般 1 0 1

資料詳細

タイトル 移動する地域社会学
書名カナ イドウ スル チイキ シャカイガク
副書名 自治・共生・アクターネットワーク理論
シリーズ名 新潟大学人文学部研究叢書
著者 伊藤 嘉高 /著  
著者カナ イトウ ヒロタカ
出版地 東京
出版者 知泉書館
出版者カナ チセン ショカン
出版年 2024.3
ページ数 8,317p
大きさ 23cm
シリーズ名 新潟大学人文学部研究叢書
シリーズ名カナ ニイガタ ダイガク ジンブンガクブ ケンキュウ ソウショ
叢書巻次 19
一般件名 地域社会
内容紹介 社会的現象が様々な存在の連関で生み出されるとするアクターネットワーク理論の視点から地域社会の多様な動態を描き出す、「移動する地域社会学」の理論と実践の研究成果。町づくりや防災の取り組みにも豊かな着想を提供する。
NDC分類(9版) 361.7
ISBN 4-86285-404-9
ISBN13桁 978-4-86285-404-9
定価 ¥4000

目次

序論
第Ⅰ部 理論と方法
第1章 創発の社会学からアクターネットワーク理論へ
  1 モバイルな空間変容と地域社会
  2 創発の社会学
  3 創発の社会学からアクターネットワーク理論へ
  4 移動する地域社会学の条件
第2章 アクターネットワーク理論の基本概念をたどる
  1 はじめに
  2 パリ学派記号論+エスノメソドロジー=ANT
  3 アクターとアクタン
  4 中間項と媒介子
  5 強度の試験
  6 下方推移/上方推移
  7 循環する指示,不変の可動物
  8 科学としてのANTの意義
第3章 アクターネットワーク理論と記述的社会学の復権
  1 自然なモノの歴史性
  2 連関の社会学としてのアクターネットワーク理論
  3 陰謀論に手を貸さない社会学的批判の条件
  4 コスモポリティクスに資する科学としての社会学
第4章 アクターネットワーク理論と岸政彦の「生活史」
  1 事実の構築
  2 「寛容の原則」と「翻訳の社会学」をつなぐ
  3 一般化,理論化
  4 「偶然と必然」と「媒介子と中間項」をつなぐ
第Ⅱ部 ケーススタディ
第5章 文化遺産と地域社会
  1 緒論
  2 柳生地域の歴史と構造
  3 地域社会をめぐる制度的連関
  4 地域社会をめぐる非制度的連関
  5 結論
第6章 「開発と文化」と地域社会
  1 緒論
  2 地域の開発と地域の文化
  3 コロニアリズムによる地域の構築
  4 「観光のまなざし」による地域の構築
  5 地域社会の構築をめぐる新たな動き
  6 結論
第7章 自立型観光開発と地域社会
  1 緒論
  2 事例対象地サヌールの歴史地理
  3 自立型開発を媒介にした「一つのサヌール」の構築
  4 自立型開発の離床と再着床
  5 変容する自立型開発と地域社会
  6 結論
第8章 ポストコロニアリズムと地域社会
  1 緒論
  2 マカオのデュアリティの由縁
  3 コロニアル化するマカオにおける中国人社会
  4 街坊の媒介子
  5 コロニアル体制下の街坊会の成立
  6 返還を前にした街坊会
  7 返還後の街坊会
  8 結論
第9章 災害「弱者」と地域社会
  1 緒論
  2 地域社会と災害支援NPO
  3 災害弱者と地域社会の構築
  4 結論
第10章 災害支援NPOと地域社会
  1 緒論
  2 災害支援をめぐる社会福祉協議会とNPOの連関
  3 平時からの/平時における地域社会とNPOの連関
  4 結論
第11章 自治体病院再編をめぐる「批判」と地域社会
  1 緒論
  2 「上からの」再編計画の策定と住民の批判的意識の形成
  3 自治体財政,病院会計,医師不足の窮状
  4 再編前後の医療体制の変化
  5 住民の批判的意識の検討
結論