川口 雄一/著 -- カワグチ ユウイチ -- 北海道大学出版会 -- 2024.3 -- 311.1

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所蔵館 所蔵場所 請求記号 資料コード 資料区分 帯出区分 状態
県図一般 2階閲覧室 311.1/カ024 0116261587 一般図書   在架

館別所蔵

館名 所蔵数 貸出中数 貸出可能数
県図一般 1 0 1

資料詳細

タイトル 南原繁「戦争」経験の政治学
書名カナ ナンバラ シゲル センソウ ケイケン ノ セイジガク
著者 川口 雄一 /著  
著者カナ カワグチ ユウイチ
出版地 札幌
出版者 北海道大学出版会
出版者カナ ホッカイドウ ダイガク シュッパンカイ
出版年 2024.3
ページ数 7,322,23p
大きさ 21cm
一般件名 政治哲学
内容紹介 南原繁の政治思想を、彼の「戦争」経験を重視しつつ内在的に把握し、その思想史的意義を解明。南原の学問・思想が、日本政治思想史上、どのように位置づけられるかを問う。
NDC分類(9版) 311.1
ISBN 4-8329-6896-7
ISBN13桁 978-4-8329-6896-7
定価 ¥8000

目次

序章 問題の所在と方法
  Ⅰ 南原繁の生涯とその時代-対象の概観
  Ⅱ 問題の所在-南原を対象とした諸研究から
  Ⅲ 本書の方法-二つの視角と手続き
第一章 「価値並行論」および「理想主義的社会主義」
  Ⅰ 問題の所在-南原の政治哲学の「中核」をめぐって
  Ⅱ 「価値並行論」の成立・展開・変容-南原の言説追跡
  Ⅲ 南原の「大正デモクラシー」経験-左右田喜一郎と蠟山政道の「文化価値」論
  Ⅳ 「理想主義的社会王義」の成立-南原の「戦争」経験と政治哲学
  Ⅴ 結びにかえて-戦後における「価値」論とその行方
  付録 講義プリント×『政治哲学序説』対照表
第二章 「世界秩序」構想と「立憲」主義
  Ⅰ 問題の所在-「世界秩序」・「立憲」主義と「正義」価値
  Ⅱ 戦前における「世界聯邦国家」と「純粋共和政」-「世界の公民的憲法」の構想
  Ⅲ 戦時期における「全体的協同主義」と「純粋立憲政」-国際経済の「組織的計画」の構想
  Ⅳ 戦後における「世界連邦」構想と日本国憲法-「永久平和」-「正義」の理念の帰結
  Ⅴ 結びにかえて-「永久平和」-「正義」とその担い手としての「共同体」
第三章 「共同体」主義の制度構想と学問的方法
  Ⅰ 問題の所在-南原の「戦争」経験の契機とその内容をめぐって
  Ⅱ 「政治上の合理主義」と「共同体」-戦前におけるリベラル・デモクラシー批判の展開
  Ⅲ 戦時下の「政治上の合理主義」論とその対極-ゲオルゲ・クライス=「國體明徴」批判の展開
  Ⅳ 「政治上の合理主義」の制度構想と学問的条件-戦後の理論的帰結
  Ⅴ 結びにかえて-「戦争」経験の契機と「政治上の合理主義」
第四章 「共同体」主義と宗教・人格・國體
  Ⅰ 問題の所在-「共同体」主義と「神政政治思想」とをめぐって
  Ⅱ 南原の政治哲学における「共同体」の位相-「政治」と「宗教」との間
  Ⅲ 和辻の倫理学における「共同体」原理-「宗教」と「芸術」との間
  Ⅳ 結びにかえて-南原の「神政政治思想」批判の思想史的意義
第五章 「国家と宗教」論とその射程
  Ⅰ 問題の所在-「国家」と「宗教」との間の論理をめぐって
  Ⅱ 南原のナチズム批判-戦前と戦中との間
  Ⅲ 南原の田邊哲学=「日本神学」批判-「批判主義」と「日本的キリスト教」との論理
  Ⅳ 南原における「国家と宗教」の論理-戦中と戦後との間
  Ⅴ 結びにかえて-二重革命としての戦後「人間革命」論
終章 南原における「戦争」経験の政治学