高橋 亮一/著 -- タカハシ リョウイチ -- 日本経済評論社 -- 2024.2 -- 664.9

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所蔵館 所蔵場所 請求記号 資料コード 資料区分 帯出区分 状態
県図一般 2階閲覧室 664.9/タ024 0116242983 一般図書   在架

館別所蔵

館名 所蔵数 貸出中数 貸出可能数
県図一般 1 0 1

資料詳細

タイトル 北方海域をめぐる国際政治史
書名カナ ホッポウ カイイキ オ メグル コクサイ セイジシ
副書名 明治期日本の海獣猟業
著者 高橋 亮一 /著  
著者カナ タカハシ リョウイチ
出版地 東京
出版者 日本経済評論社
出版者カナ ニホン ケイザイ ヒョウロンシャ
出版年 2024.2
ページ数 14,286p
大きさ 22cm
一般件名 らっこ , オットセイ , 日本-対外関係-歴史
内容紹介 近代国家としての自立を急ぐ明治期の日本は、海洋生物資源をめぐる国際関係に直面した-。現代に連なる生物保護に向けた国際的な取り組みのはじまりを、当時の緊迫した北方海域の内外事情と国際政治過程から読みとく。
NDC分類(9版) 664.9
ISBN 4-8188-2649-6
ISBN13桁 978-4-8188-2649-6
定価 ¥5700

目次

序章 明治期日本における海洋進出とラッコ・オットセイ猟業
  一 日本における海へのまなざし
  二 海洋資源管理の歴史に関する研究動向
  三 「危機感」へのアプローチ
  四 分析手法の設定1 北方海域に注目する意義
  五 分析手法の設定2 ラッコ・オットセイの毛皮
  六 分析手法の設定3 史料について
  七 本書の構成
第一章 北方海域世界の再編と日本の密猟対策
  はじめに
  一 北方海域における日露米関係
  二 明治初期の北方政策における海洋の位置づけ
  三 日本における密猟対策の形成
  四 密猟対策の行きづまり
  五 樺太千島交換条約締結後における北方海域
  おわりに
第二章 日本における海獣保護構想の受容と「密猟」問題
  はじめに
  一 一八八〇年代前半の日本における密猟対策
  二 日本における密猟対策法の運用
  三 日本の密猟対策と海獣保護をめぐる国際関係
  おわりに
第三章 一八九三年パリ仲裁裁判と日本の海洋進出
  はじめに
  一 英米猟業紛争と日本
  二 パリ仲裁裁判
  三 一八九〇年代初頭の日本における密猟対策
  四 日本における海獣保護の国際的枠組みへの「加盟」交渉
  五 日本における「加盟」構想の応用
  六 遠洋漁業奨励法と日本の海洋進出
  七 ワシントン会議の挫折
  おわりに
第四章 日露漁業・猟業紛争の展開と日露戦争
  はじめに
  一 日露漁業紛争のはじまり
  二 日露漁業紛争の展開
  三 日露戦中における日本の海洋進出
  四 ポーツマス条約と北方海域における漁業権
  おわりに
第五章 日露戦争期における日本のラッコ・オットセイ猟業政策とその展開
  はじめに
  一 日露戦争と海獣保護
  二 日本における海獣猟業とサハリン島占領作戦
  三 サハリン島占領作戦における海獣保護活動
  四 露領チュレーニー島から日本領海豹島へ
  おわりに
第六章 日露戦後の北方海域における日露米猟業紛争
  はじめに
  一 日米猟業紛争の発生
  二 日露猟業紛争の再燃
  三 遠洋漁業奨励法の改正
  おわりに
第七章 一九一一年オットセイ保護条約の締結
  はじめに
  一 オットセイ保護条約会議への道程
  二 オットセイ保護条約会議
  三 日本における海獣猟業の停止
  おわりに
補章 北方海域における海獣猟業と先住民
  はじめに
  一 先住民と海獣猟業
  二 一八八〇年代以降における先住民と海獣猟業
  おわりに
終章 日本にとって北方海域とは何だったのか
  一 本書のまとめ
  二 結論と評価
  三 今後の課題