吉岡 亮/[著] -- ヨシオカ リョウ -- 文学通信 -- 2024.2 -- 280.7

※所蔵欄の「帯出区分」が「貸出禁止」のものや、「状態」が「在架」のものは予約できません。

※奄美図書館からの取り寄せは、システムの関係上、来館しての手続きが必要です。

所蔵

所蔵は 1 件です。現在の予約件数は 0 件です。

所蔵館 所蔵場所 請求記号 資料コード 資料区分 帯出区分 状態
県図一般 2階閲覧室 280.7/ヨ024 0116263112 一般図書   在架

館別所蔵

館名 所蔵数 貸出中数 貸出可能数
県図一般 1 0 1

資料詳細

タイトル 文明論と伝記の近代
書名カナ ブンメイロン ト デンキ ノ キンダイ
副書名 明治前半期の歴史と文学
著者 吉岡 亮 /[著]  
著者カナ ヨシオカ リョウ
出版地 東京
出版者 文学通信
出版者カナ ブンガク ツウシン
出版年 2024.2
ページ数 302p
大きさ 22cm
一般件名 伝記
内容紹介 明治前半期において、文明論の影響下で近代的な伝記はどのようなプロセスを経て成立したのか。同時代における歴史と文学の言説との関連から、その様相を具体的に検討する。
NDC分類(9版) 280.7
ISBN 4-86766-031-7
ISBN13桁 978-4-86766-031-7
定価 ¥6000

目次

はじめに
  一 歴史の漢文からの離脱
  二 先行研究と本書の方法論
  三 本書の概要と構成
第一部 文明論から改良論へ
第一章 儒教主義・文明論・愛国
  一 はじめに
  二 明治一〇年代における教科としての歴史
  三 儒教主義の言説
  四 文明論の言説
  五 <徳>と文明論
第二章 福沢諭吉『文明論之概略』再考
  一 はじめに
  二 文明概念の受容
  三 文明化を可能にするもの
第三章 田口卯吉と改良論
  一 はじめに
  二 田口卯吉『日本開化小史』
  三 社会改良論
  四 歴史改良論
第二部 文明論を前提とした人物表象と伝記
第一章 文明社会の義民
  一 はじめに
  二 「平民」のシンボルとしての義民
  三 「民権家」としての義民
  四 「民権家」と「民情家」
  五 小室信介『東洋民権百家伝』
  六 義民をめぐる議論の交錯
第二章 島田三郎『開国始末井伊掃部頭直弼伝』
  一 はじめに
  二 『開国始末』と歴史改良論
  三 『開国始末』の実践
  四 実伝と小説
  五 伝記としての『開国始末』
第三章 明治二〇年前後の歴史と小説
  一 はじめに
  二 『経世偉勲』と小説
  三 「ノベル」としての『雪中梅』
  四 坪内逍遙の実伝/小説
第三部 評伝の誕生と民友社
第一章 徳富蘇峰『人物管見』論
  一 はじめに
  二 同時代評から見た『人物管見』と徳富蘇峰
  三 山路愛山「明治文学史」と『人物管見』
  四 伝記と小説
第二章 山路愛山における歴史と文学
  一 はじめに
  二 歴史と文学
  三 歴史学への批判
  四 文学との関連
第三章 評伝の誕生
  一 はじめに
  二 『人物管見』再考
  三 評伝としての『吉田松陰』
  四 人物評論を内在化した個人史
  五 『吉田松陰』と中江兆民『革命前法朗西二世紀事』
第四章 方法としての人物評論と頼山陽
  一 はじめに
  二 文学上の歴史
  三 徳富蘇峰「熱海たより」
  四 山路愛山「頼襄を論ず」
おわりに
  一 文明論から改良論へ
  二 文明論を前提とした人物表象と伝記
  三 評伝の誕生と民友社
  四 歴史と文学
  五 今後の課題