橋田 慈子/著 -- ハシダ ナリコ -- 明石書店 -- 2024.2 -- 378.6

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所蔵館 所蔵場所 請求記号 資料コード 資料区分 帯出区分 状態
県図一般 2階閲覧室 378.6/ハ024 0116228172 一般図書   在架

館別所蔵

館名 所蔵数 貸出中数 貸出可能数
県図一般 1 0 1

資料詳細

タイトル 障害の問題への「当事者性」を獲得する学び
書名カナ ショウガイ ノ モンダイ エノ トウジシャセイ オ カクトク スル マナビ
副書名 日英の教育改革運動の展開から
著者 橋田 慈子 /著  
著者カナ ハシダ ナリコ
出版地 東京
出版者 明石書店
出版者カナ アカシ ショテン
出版年 2024.2
ページ数 291p
大きさ 22cm
一般件名 知的障害 , 知的障害者福祉
内容紹介 健常者が知的障害児者の問題を自らの問題として認識し、引き受ける際の基盤となる「当事者性」という意識のあり方に着目。日英の知的障害児者に関わった人々が経験した、「当事者性」を獲得する学びの内実を考察する。
NDC分類(9版) 378.6
ISBN 4-7503-5696-9
ISBN13桁 978-4-7503-5696-9
定価 ¥4500

目次

序章 本書の問題設定と目的、課題
  第1節 問題の所在
  第2節 本書の目的と方法
  第3節 本書の構成と検討課題
第1章 障害の問題をめぐる研究上のアプローチ
  本章の目的
  第1節 障害児をめぐる教育学研究の到達点と課題
  第2節 障害者をめぐる社会教育・継続教育研究の到達点と課題
  第3節 障害学研究の到達点と課題
  第4節 本書に課せられた課題
  第5節 本書の特色と学術的意義
第Ⅰ部 学校教育を通した排除問題に対する「当事者性」の獲得
第2章 近現代日本における知的障害児の教育問題に対する「当事者性」の獲得と問題提起
  本章の目的
  第1節 教育制度の対象外となる知的障害児とその処遇
  第2節 施設における「白痴」教育の進展
  第3節 社会教育行政における「白痴」児童の疎外と変容
  第4節 戦後教育改革が取り残した知的障害児の問題
  第5節 本章の結果と次章への課題
第3章 知的障害児の教育問題をめぐる「当事者性」の獲得と権利保障に向かう運動
  本章の目的
  第1節 特殊教育の振興過程に見る母親集団の組織化
  第2節 親の会参加者による不就学問題の提起
  第3節 親の会参加者と教員による共同の運動とその成果
  第4節 養護学校教育の義務制実施と反対闘争
  第5節 本章の結果と次章への課題
第4章 障害児をめぐる隔離・排除に抗う親たちの「当事者性」の獲得と教育改革
  本章の目的
  第1節 英国における特殊教育の制度化と当事者運動の批判
  第2節 統合教育を求める親の運動の活性化
  第3節 親と当事者の参画を基盤にしたニューアム地区の教育改革
  第4節 英国の障害児教育の変容-インクルーシブ教育の進展-
  第5節 本章の結果
  第Ⅰ部のまとめ
  第Ⅱ部への課題
第Ⅱ部 学校卒業後の自立の問題に対する「当事者性」の獲得
第5章 障害者の自立の問題に対する「当事者性」の獲得と教育実践の創出
  本章の目的
  第1節 知的障害者の職場開拓に向かう親の運動と課題
  第2節 知的障害のある仲間の問題に向き合う青年集団の形成
  第3節 仲間の暮らしを改善する連帯感の醸成
  第4節 調査後の青年たちの活動の変化
  第5節 社会教育実践の目標としての「自立」、親との葛藤
  第6節 本章の結果と次章への課題
第6章 知的障害者の自立の問題に対する「当事者性」の獲得と支援アプローチの変化
  本章の目的
  第1節 英国の継続教育政策に見る自立支援の方向性と課題
  第2節 「自立した考え方」を尊重する教育実践
  第3節 親子関係の問題に取り組む職員集団の形成
  第4節 継続教育における自立支援アプローチの変化
  第5節 本章の結果
  第Ⅱ部のまとめ
  第Ⅲ部への課題
第Ⅲ部 総合的考察
第7章 障害の問題に対する「当事者性」を獲得する学びと運動の理論
  本章の目的
  第1節 障害の問題に対する「当事者性」を獲得する学び
  第2節 運動の展開過程における対立・葛藤の克服
  第3節 障害をめぐる問題状況の変化
  第4節 「当事者性」の獲得を促す、社会教育実践・職員の可能性
  第5節 本章の結果と次章への課題
補章 当事者と連帯するアライを育てる学び
  本章の目的
  第1節 当事者とアライの運動体の立ち上げ
  第2節 教員や生徒をアライに変えるための学習機会の提供
  第3節 当事者とアライによる運動の発展、今日的課題
  第4節 本章の結果
終章 本書の結果と課題、今後の展望
  第1節 本書の要旨
  第2節 本書の成果と課題、今後の展望