黄 霄龍/著 -- コウ ショウリュウ -- 吉川弘文館 -- 2024.1 -- 182.14

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所蔵

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所蔵館 所蔵場所 請求記号 資料コード 資料区分 帯出区分 状態
県図一般 2階閲覧室 182.1/コ024 0116213547 一般図書   在架

館別所蔵

館名 所蔵数 貸出中数 貸出可能数
県図一般 1 0 1

資料詳細

タイトル 日本中世の地方社会と仏教寺院
書名カナ ニホン チュウセイ ノ チホウ シャカイ ト ブッキョウ ジイン
著者 黄 霄龍 /著  
著者カナ コウ ショウリュウ
出版地 東京
出版者 吉川弘文館
出版者カナ ヨシカワ コウブンカン
出版年 2024.1
ページ数 5,245,13p
大きさ 22cm
一般件名 仏教-日本 , 寺院-日本 , 北陸地方-歴史 , 日本-歴史-中世
内容紹介 越前・若狭・加賀の仏教寺院を通して、中世の地方社会の特質を検討。中央権力が当地の寺院に及ぼした影響を解明する一方、中央の影響を受けず地域が自律性を見せた面にも着目し、中世地域社会論などに新たな視座を提供する。
NDC分類(9版) 182.14
ISBN 4-642-02982-7
ISBN13桁 978-4-642-02982-7
定価 ¥8500

目次

序章 研究史と問題の所在
  一 日本中世の地方社会の研究視角の軌跡
  二 視角1 越前・若狭・加賀地域
  三 視角2 仏教寺院
  四 本書の課題・視角・構成
第一部 越前の寺院の存立と中央の動向
第一章 室町期地方寺院の動向と都鄙諸関係
  はじめに
  一 応永年間における西福寺寺僧の私領寄進と子院(領)の形成
  二 将軍家祈願寺認定における西福寺の動向と浄華院
  三 西福寺における経典(活動)の展開
  おわりに
第二章 室町期越前国における時衆道場の展開と中央権力
  はじめに
  一 地域における称念寺・光明院の実態
  二 応永年間における光明院倉の管理問題と藤沢・遊行上人
  三 長禄期における諸道場の将軍祈願寺(所)認定とその背景
  四 諸道場の展開と遊行上人
  おわりに
第三章 権威と競争
  はじめに
  一 越前国における真言宗諸寺院の社会経済的・宗教的環境
  二 一四世紀における聖教の生成と滝谷寺の成立
  三 一五世紀における滝谷寺の門徒寺院
  四 一六世紀における滝谷寺とその門徒寺院の変容
  五 滝谷寺とほかの真言宗寺院の競合
  六 朝倉氏と醍醐寺からの支持と保護
  おわりに
第四章 中世地方寺院の再生と地域の武家・宗教領主
  はじめに
  一 大谷寺と千秋氏
  二 大谷寺の寺院構造の変化
  三 大谷寺と平泉寺
  四 寺院構造の再編と延暦寺の末寺化
  おわりに
第二部 北陸地域の宗教社会構造
第一章 文安年間の東寺修造勧進と越前国の諸寺院
  はじめに
  一 勧進指南の要請される背景
  二 東寺の勧進への奉加からみた諸寺院の相互関係
  三 奉加しなかった寺院
  おわりに
第二章 中世から近世初頭における本末関係の変容
  はじめに
  一 中世明通寺の天台と真言
  二 中世羽賀寺の天台と真言
  三 中近世移行期における若狭の真言勢力秩序
  四 近世初期明通寺・羽賀寺の末寺化
  おわりに
第三章 中世後期越前・加賀国境地域における真言・時衆勢力
  はじめに
  一 越前三国湊の宗教社会構造
  二 越前金津の宗教社会構造
  三 南加賀の真言・時衆勢力と越前
  おわりに
終章 世界史のなかの日本中世地方社会と地域的宗教秩序
  一 本書のまとめ
  二 日本中世史研究における本書の位置づけ
  三 世界史のなかの日本中世の地方社会
  四 世界史のなかの地域的宗教秩序研究