木土 博成/著 -- キド ヒロナリ -- 名古屋大学出版会 -- 2023.12 -- 219.9

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所蔵

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所蔵館 所蔵場所 請求記号 資料コード 資料区分 帯出区分 状態
県図一般 2階閲覧室 219.9/キ023 0116215435 一般図書   貸出中
奄美一般 郷土資料コーナー K275/キ023 0230310229 郷土資料   在架
奄美一般 書庫2層 K275/キ023 0230313074 郷土資料 貸出禁止 在架

館別所蔵

館名 所蔵数 貸出中数 貸出可能数
県図一般 1 1 0
奄美一般 2 0 1

資料詳細

タイトル 近世日琉関係の形成
書名カナ キンセイ ニチリュウ カンケイ ノ ケイセイ
副書名 附庸と異国のはざまで
著者 木土 博成 /著  
著者カナ キド ヒロナリ
出版地 名古屋
出版者 名古屋大学出版会
出版者カナ ナゴヤ ダイガク シュッパンカイ
出版年 2023.12
ページ数 9,421,9p
大きさ 22cm
一般件名 琉球 , 日本-歴史-江戸時代 , 鹿児島藩
内容紹介 近世日本の外部にして島津氏の属国-。琉球王国の両義的地位がいかに確立したのかを、薩摩を主軸として把握。琉球使節の実態や海禁・華夷秩序との関係に光をあて、朝鮮との比較も視野に日琉関係の全体像を鮮やかに一新する。
NDC分類(9版) 219.9
ISBN 4-8158-1142-6
ISBN13桁 978-4-8158-1142-6
定価 ¥6300

目次

序章 幕府・薩摩藩・琉球が織りなす日琉関係
  一 古琉球から近世琉球へ
  二 研究史
  三 本書の立場
  四 本書の課題
  五 本書の二つの分析視角
  六 本書の構成
第Ⅰ部 琉球使節の実相
第1章 琉球使節の成立
  はじめに
  一 「附庸」の確定
  二 寛永二一年の江戸上りに向けた先例調査
  三 「異国」の確定
  おわりに
第2章 後水尾上皇・明正天皇の前で奏楽した琉球人
  はじめに
  一 先行学説の検証
  二 寛永一三年の御前奏楽
  おわりに
第3章 琉球使節にかかわる大名課役
  はじめに
  一 課役大名の復元と分析
  二 課役の実現過程
  三 おわりに
第4章 天保三年琉球使節の淀川通航
  はじめに
  一 「江戸立」の意味合い
  二 大坂の蔵屋敷に至るまで
  三 淀川の遡上
  おわりに
第Ⅱ部 近世日本からみた琉球の地位
第5章 唐船の薩摩着岸禁止
  はじめに
  一 慶長一一~元和二年の薩摩における唐船貿易
  二 家光政権期の唐船警戒
  三 寛永一一年五月二九日付島津家久宛老中奉書の背景
  おわりに
第6章 海禁政策は琉球を対象とするか
  はじめに
  一 琉球へ波及したキリシタン禁制
  二 薩摩と琉球を往来する人々
  三 琉球を通じた物資の出入り
  おわりに
第7章 朝鮮国・琉球国の相対的地位の変遷と確定
  はじめに
  一 室町~江戸初期の中央政権による朝鮮国・琉球国の位置づけ
  二 寛永末年に確定した朝鮮国と琉球国の序列
  おわりに
第8章 朝鮮・琉球の使節をみつめた藩士
  はじめに
  一 渡辺善右衛門が目にした朝鮮信使
  二 琉球使節との比べ見
  おわりに
第Ⅲ部 薩摩藩政の中の琉球
第9章 伊勢貞昌の政治と学問
  はじめに
  一 島津家の親族として
  二 天道・仁道にもとづく当主指南
  三 琉球高の披露にみる政治手腕
  おわりに
第10章 「附庸」の語感
  はじめに
  一 「嘉吉附庸」説
  二 二つの語感
  おわりに
第11章 幕薩琉関係における泡盛
  はじめに
  一 献上における初出
  二 諸史料にみる「泡盛」
  三 「泡盛」の由来
  四 「焼酎」「琉球酒」から「泡盛」へ
  五 島津氏が泡盛を献上した意図
  おわりに
第12章 島津氏の参勤に対する大坂「船除」
  はじめに
  一 島津氏の参勤
  二 「船除」再開一件
  三 与力が語る「船除」再開の経緯・意義
  おわりに
第13章 宝永・正徳期の幕薩琉関係
  はじめに
  一 宝永・正徳期に至る道程
  二 宝永七年の琉球使節にみる薩摩藩の論理
  三 正徳期の中山王と薩摩藩
  おわりに
終章 「附庸」と「異国」の時代
  一 近世琉球の地位の確定
  二 江戸幕府の対外政策と琉球支配
  三 「附庸」と「異国」の総体的把握
  四 朝鮮と比べたときの琉球の地位
  五 「日本型華夷意識/秩序」と琉球
  六 前後の時期との連続・断絶