西川 広平/著 -- ニシカワ コウヘイ -- 吉川弘文館 -- 2023.11 -- 210.4

※所蔵欄の「帯出区分」が「貸出禁止」のものや、「状態」が「在架」のものは予約できません。

※奄美図書館からの取り寄せは、システムの関係上、来館しての手続きが必要です。

所蔵

所蔵は 1 件です。現在の予約件数は 0 件です。

所蔵館 所蔵場所 請求記号 資料コード 資料区分 帯出区分 状態
県図一般 2階閲覧室 210.4/ニ023 0116199449 一般図書   在架

館別所蔵

館名 所蔵数 貸出中数 貸出可能数
県図一般 1 0 1

資料詳細

タイトル 中近世の資源と災害
書名カナ チュウキンセイ ノ シゲン ト サイガイ
著者 西川 広平 /著  
著者カナ ニシカワ コウヘイ
出版地 東京
出版者 吉川弘文館
出版者カナ ヨシカワ コウブンカン
出版年 2023.11
ページ数 8,343,14p
大きさ 22cm
一般件名 日本-歴史-中世 , 日本-歴史-近世 , 水資源 , 森林資源 , 自然災害-歴史
内容紹介 中近世移行期の山野は、豊富な資源をもたらす一方、地震・水害が頻発した。甲斐国の事例を中心に、資源の調達・利用や災害への対応を追究し、現代にも通じる自然環境と人間との関係を再考する。
NDC分類(9版) 210.4
ISBN 4-642-02981-0
ISBN13桁 978-4-642-02981-0
定価 ¥9000

目次

序章 環境史・災害史研究の軌跡と本書の構成
  はじめに
  一 環境史・災害史研究の軌跡
  二 本書のねらいと構成
第一部 水資源と災害
第一章 室町期甲斐国における井堰の築造
  はじめに
  一 大善寺による井堰の築造
  二 守護・国人による大善寺への寺領寄進
  三 大善寺周辺における灌漑の状況
  おわりに
第二章 戦国期の地域寺社における井堰築造と景観
  はじめに
  一 『王代記』に見る「一ノセキ」(一ノ堰)の築造
  二 窪八幡神社境内古絵図に見る水路
  三 井堰の築造と地域社会の変化
  おわりに
第三章 戦国期東国の地域社会と水資源
  はじめに
  一 水資源の保全・利用と災害
  二 村落と水資源
  三 領主権力と水資源
  おわりに
第四章 近世御勅使川流域における川除普請
  はじめに
  一 有野堤の機能
  二 承応年間における有野堤復旧の普請
  おわりにかえて
第二部 山野における資源の調達
第一章 中近世移行期の土豪と地域社会
  はじめに
  一 薬袋郷における佐野家の地位
  二 早川入における佐野家の地位
  三 一七世紀における薬袋佐野家の経営
  おわりに
第二章 戦国期における竹木資源の保全と調達
  はじめに
  一 甲斐国における竹木資源の調達体制
  二 武田家領国における竹木資源の保全と調達
  三 竹木資源と災害・環境
  おわりに
第三章 山地領有の由緒と文書
  はじめに
  一 山地の領有をめぐる村落間相論と文書
  二 山地の領有と文書の所蔵
  三 絵図の作成と文書
  おわりに
第四章 丹波国山国・黒田地域における鮎漁の展開
  はじめに
  一 一七世紀前半以前における鮎漁と名主職
  二 一七世紀後半における鮎漁をめぐる相論
  三 鮎漁をめぐる由緒の形成
  おわりに
第三部 災害史料の成立と継承
第一章 甲斐国湖水伝説の成立
  はじめに
  一 苗敷山の仏像と湖水伝説
  二 国母稲積地蔵と湖水伝説
  三 結びつく二つの湖水伝説
  おわりに
第二章 室町・戦国期の列島内陸部における地震災害
  はじめに
  一 災害に関する史料の抽出
  二 災害に関する史料の分析
  三 地震災害の状況と影響
  おわりに
第三章 戦国期上野国赤城山における富士浅間神の勧請
  はじめに
  一 「赤城神社年代記」の確認
  二 富士山東泉院の越後国往来
  三 上野国衆由良成繁の役割
  おわりに
第四章 富士山宝永噴火に関する史料の記録化
  はじめに
  一 史料に見える噴火災害の状況
  二 噴火災害に関する記録化の広がり
  おわりに
終章 中近世の資源と災害
  はじめに
  一 水資源と災害
  二 山野における資源の調達
  三 災害史料の成立と継承
  おわりに