山崎 薫/著 -- ヤマサキ カオル -- 新典社 -- 2023.8 -- 913.34

※所蔵欄の「帯出区分」が「貸出禁止」のものや、「状態」が「在架」のものは予約できません。

※奄美図書館からの取り寄せは、システムの関係上、来館しての手続きが必要です。

所蔵

所蔵は 1 件です。現在の予約件数は 0 件です。

所蔵館 所蔵場所 請求記号 資料コード 資料区分 帯出区分 状態
県図一般 2階閲覧室 913.3/ヤ023 0116188459 一般図書   在架

館別所蔵

館名 所蔵数 貸出中数 貸出可能数
県図一般 1 0 1

資料詳細

タイトル 物語と催馬楽・風俗歌
書名カナ モノガタリ ト サイバラ フゾクウタ
副書名 うつほ物語から源氏物語へ
シリーズ名 新典社研究叢書
著者 山崎 薫 /著  
著者カナ ヤマサキ カオル
出版地 東京
出版者 新典社
出版者カナ シンテンシャ
出版年 2023.8
ページ数 286p
大きさ 22cm
シリーズ名 新典社研究叢書
シリーズ名カナ シンテンシャ ケンキュウ ソウショ
叢書巻次 367
一般件名 宇津保物語 , 源氏物語 , 催馬楽
内容紹介 平安時代の貴族に愛唱された催馬楽・風俗歌は、平安中期の文学にどのように取り込まれ、利用されているのか。「うつほ物語」「源氏物語」における催馬楽・風俗歌の引用表現を中心に考察する。
NDC分類(9版) 913.34
ISBN 4-7879-4367-5
ISBN13桁 978-4-7879-4367-5
定価 ¥9200

目次

序章 本書の目的と構成
第一部 『うつほ物語』における催馬楽・風俗歌
第一章 「祭の使」巻と「菊の宴」巻の催馬楽引用
  一、はじめに
  二、催馬楽の「声振り」
  三、「祭の使」巻における「声振り」
  四、「菊の宴」巻におけるやりとり
  五、結び
第二章 「内侍のかみ」巻における唱和歌と風俗歌「大鳥」
  一、はじめに
  二、風俗歌「大鳥」の詞章
  三、『うつほ物語』に見られる風俗歌「大鳥」を踏まえた表現
  四、恋の噂をめぐる唱和
第三章 「蔵開」巻における風俗歌「名取川」
  一、はじめに
  二、風俗歌「名取川」
  三、「蔵開」三巻と風俗歌「名取川」
  四、仲忠と「これこそ」のやりとり
  五、風俗歌「名取川」がほのめかすもの
  六、結び
第二部 『源氏物語』における催馬楽・風俗歌
第一章 催馬楽「山城」と「瓜」の和歌
  一、はじめに
  二、平安期の和歌における「瓜」と「たつ」
  三、平安中期における催馬楽「山城」の詞章の解釈
  四、結び
第二章 催馬楽「山城」と歌枕「こまのわたり」
  一、はじめに
  二、歌枕としての「こまのわたり」
  三、「こまのわたり」と木津川
  四、「こまのわたり」と「駒の渡」
  五、結び
第三章 「紅葉賀」巻の催馬楽引用
  一、はじめに
  二、「紅葉賀」巻における催馬楽
  三、詞章に共通する「こま」
  四、源典侍に慕い寄る「こま」
  五、「こま」に重ねられる光源氏
  六、結び
第四章 「賢木」巻における催馬楽「高砂」
  一、はじめに
  二、催馬楽「高砂」の詞章における寓意
  三、「時ならで今朝咲く花」
  四、「賢木」巻の贈答の政治性と「高砂」引用
  五、結び
第五章 『源氏物語』と風俗歌
  一、はじめに
  二、風俗歌の定義とテクストの変遷
  三、『源氏物語』における風俗歌引用
  四、「若紫」巻における風俗歌引用
  五、「真木柱」巻における風俗歌引用
  六、結び
第六章 『源氏物語』における唐楽「想夫恋」
  一、はじめに
  二、唐楽「想夫恋」と楽府「想夫憐」
  三、「想夫恋」と催馬楽引用
  四、結び
第七章 「藤裏葉」巻における催馬楽「葦垣」
  一、はじめに
  二、弁少将の「葦垣」歌唱
  三、内大臣の歌唱
  四、「年経にけるこの家の」の解釈
  五、結び
第八章 夕霧と雲居の雁の結婚と催馬楽引用
  一、はじめに
  二、「「河口の」とこそ、さし答へまほしかりつれ」
  三、催馬楽「河口」を引用した雲居の雁と夕霧の贈答
  四、「娘」を盗まれる光源氏
  五、結び
終章 本書のまとめと展望