林 凌/著 -- ハヤシ リョウ -- 以文社 -- 2023.5 -- 365.021

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所蔵

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所蔵館 所蔵場所 請求記号 資料コード 資料区分 帯出区分 状態
県図一般 2階閲覧室 365.0/ハ023 0116217241 一般図書   在架

館別所蔵

館名 所蔵数 貸出中数 貸出可能数
県図一般 1 0 1

資料詳細

タイトル <消費者>の誕生
書名カナ ショウヒシャ ノ タンジョウ
副書名 近代日本における消費者主権の系譜と新自由主義
著者 林 凌 /著  
著者カナ ハヤシ リョウ
出版地 東京
出版者 以文社
出版者カナ イブンシャ
出版年 2023.5
ページ数 497p
大きさ 20cm
一般件名 消費者-歴史
内容紹介 戦後の生活協同組合を支える論理を生み出した賀川豊彦、流通行政の礎を築いた向井鹿松らの戦前・戦中期の思想=活動に肉薄。近代日本に通底する社会改良主体/庇護対象としての<消費者像>を掘り起こす。
NDC分類(9版) 365.021
ISBN 4-7531-0375-1
ISBN13桁 978-4-7531-0375-1
定価 ¥4600

目次

序論
  一 問題の所在
  二 先行研究の検討
  三 本書の意義
第一章 <消費者>言説の分析の方法
  一 英語圏における消費者主権の系譜
  二 近代日本における消費者主権の系譜の同定
  三 消費者概念とほかの概念との結びつきを捉えること
  四 本書の構成と分析資料体の設定
第二章 近代日本における消費者概念の受容過程
  一 近世日本における<消費者>の不在
  二 消費の社会問題化-近代日本における経済学の受容過程
  三 自覚した主体としての消費者像の登場
  四 人びとが<消費者>を語るとき-「自利」と「社会」の協調可能性
第三章 社会改良主体としての<消費者>
  一 日本における消費組合運動の形成過程
  二 社会改良の担い手としての<消費者>-市民消費組合の存立可能性
  三 社会政策学に基づく消費組合運動の定式化-企業に対置される<消費者>
  四 婦人運動と消費組合運動の接合
  五 <資本家>でもなく<労働者>でもない主体の意義
第四章 庇護対象としての<消費者>
  一 ポスト大恐慌期における商業学と統制経済論の接続
  二 国民と<消費者>が結びつくとき
  三 経済政策提言における<消費者>保護的視点の拡大
  四 <消費者>が国家の庇護対象とみなされるとき
第五章 <消費者>としての国民の「自覚」
  一 戦時期日本における消費をめぐる問題
  二 戦時期日本における統制経済論と消費組合運動の展開
  三 戦時期婦人運動における<消費者>の居場所
  四 戦時期日本における「消費者志向」の形成過程
  五 国家のための<消費者>/<消費者>のための国家
結論
  一 本書の知見整理とその考察
  二 本書の知見を踏まえた先行研究への応答と今後の展望