野口 英佑/著 -- ノグチ エイスケ -- ゆまに書房 -- 2023.3 -- 521.817

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所蔵

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所蔵館 所蔵場所 請求記号 資料コード 資料区分 帯出区分 状態
県図一般 2階閲覧室 521.8/ノ023 0116125386 一般図書   在架

館別所蔵

館名 所蔵数 貸出中数 貸出可能数
県図一般 1 0 1

資料詳細

タイトル 台湾における「日本」の過去と現在
書名カナ タイワン ニ オケル ニホン ノ カコ ト ゲンザイ
副書名 糖業移民村を視座として
著者 野口 英佑 /著  
著者カナ ノグチ エイスケ
出版地 東京
出版者 ゆまに書房
出版者カナ ユマニ ショボウ
出版年 2023.3
ページ数 200p
大きさ 22cm
一般件名 神社建築 , 建築-台湾 , 建築物-保存・修復 , 台湾-歴史-日本統治時代 , 台湾-対外関係-日本
内容紹介 現代台湾社会において「日本」はどのように位置づけられ、どのような意味を有しているのか。日本統治時代に造られ、かつての糖業移民村に残された神社の再建を通して、重層的な台湾社会について論じる。
NDC分類(9版) 521.817
ISBN 4-8433-6482-6
ISBN13桁 978-4-8433-6482-6
定価 ¥2700

目次

序章 現代台湾における「日本」を再考する
  1 「親日台湾」イメージの由来
  2 「親日台湾」言説の限界
  3 台湾における「日本」の過去、そして現在
第1章 台湾東部の歴史的条件としての糖業移民史
  1 はじめに
  2 台湾に住む人々、台湾東部に住む人々
  3 台湾東部の歴史的特殊性と移民事業
  4 旧日本人移民村における前提条件としての糖業移民史
  5 戦後における糖業移民史の連続性
  6 「台湾の縮図」
第2章 地方政府と民間組織による日本統治時代の神社再建計画
  1 日本統治時代の神社の再利用についての先行研究
  2 調査の概要
  3 鹿野村社の歴史
  4 戦後最初の鹿野村社再建計画
  5 民間組織による龍田文物館の設置
第3章 中央政府による日本統治時代の神社再建計画
  1 二〇〇〇年代の鹿野村社再建計画のその後
  2 龍田村の住民コミュニティと鹿野村社再建に対するスタンス
  3 再建計画主導者・陳崇賢の原点
  4 鹿野村社再建の礎-主導者の戦略-
  5 まとめ
第4章 地元住民にとっての日本統治時代の神社
  1 はじめに
  2 着工直前に行われた政策的調整
  3 着工直後の地元住民による抗議活動
  4 地元住民との和解、そして鹿野村社の再建完了へ
  5 地元住民の鹿野村社再建をめぐる言動の裏側
  6 まとめ
第5章 「よそ者」にとっての日本統治時代の建築物
  1 トップダウン型の歴史的建築物保存活動が主流な訳
  2 鹿野区役場跡地が「空白」となった経緯
  3 ボトムアップ型による鹿野区役場の修復と新移民コミュニティ
  4 まとめ
終章 「空白の場所」における日本統治時代の建築物の再利用が映し出すもの
  1 はじめに
  2 日本統治時代の建築物再建から見えてくるもの
  3 おわりに
補論 再建後の鹿野村社をめぐる政治過程
  1 はじめに
  2 地方政府(鹿野郷公所)の取り組み
  3 民主進歩党の国会議員(劉櫂豪立法委員)の取り組み
  4 地元住民(龍田社区発展協会)の取り組み
  5 まとめ