田村 文/著 -- タムラ アヤ -- 河出書房新社 -- 2023.3 -- 019.5

※所蔵欄の「帯出区分」が「貸出禁止」のものや、「状態」が「在架」のものは予約できません。

※奄美図書館からの取り寄せは、システムの関係上、来館しての手続きが必要です。

所蔵

所蔵は 2 件です。現在の予約件数は 0 件です。

所蔵館 所蔵場所 請求記号 資料コード 資料区分 帯出区分 状態
県図児童 児童新書コーナー 01/タ023 0121586671 児童図書   在架
奄美一般 YAコーナー 019.5/タ023 0211793906 一般図書   在架

館別所蔵

館名 所蔵数 貸出中数 貸出可能数
県図児童 1 0 1
奄美一般 1 0 1

資料詳細

タイトル いつか君に出会ってほしい本
書名カナ イツカ キミ ニ デアッテ ホシイ ホン
副書名 何度でも読み返したい158冊
シリーズ名 14歳の世渡り術
著者 田村 文 /著  
著者カナ タムラ アヤ
出版地 東京
出版者 河出書房新社
出版者カナ カワデ ショボウ シンシャ
出版年 2023.3
ページ数 270p
大きさ 19cm
シリーズ名 14歳の世渡り術
シリーズ名カナ ジュウヨンサイ ノ ヨワタリジュツ
一般件名 読書
児童内容紹介 一冊の本との出会いが、人生を変えることがある。短いフレーズから、力をもらうこともある。本を開いたそのときから、あなたは著者と一対一で向き合うだろう。ひっそりと言葉を交わすこともあるだろう。本の世界にようこそ。豊かで楽しい時間がそこにある-。中学生のあなたに向けて、おススメの本158冊を紹介する。
内容紹介 一冊の本との出会いが、人生を変えることがある。短いフレーズから、力をもらうこともある。中学生に向けて、おススメの本158冊を紹介する。共同通信社文芸記者による連載「本の世界へようこそ」を書籍化。
NDC分類(9版) 019.5
ISBN 4-309-61749-7
ISBN13桁 978-4-309-61749-7
定価 ¥1420

目次

はじめに-本には読むべき「とき」がある
第1章|この世界を生きのびろ いつか君に出会ってほしい本
  1|異端者の孤独な魂-『金閣寺』三島由紀夫
  2|魂の声を聞き、刻む-『苦海浄土』石牟礼道子
  3|3653日のうちの1日-『イワン・デニーソヴィチの一日』ソルジェニーツィン、木村浩訳
  4|自由を求めるすべての人に-『ハックルベリー・フィンの冒険』マーク・トウェイン、土屋京子訳
  5|差別の根深さ-『青い眼がほしい』トニ・モリスン、大社淑子訳
  6|青春の本質を刻印-『ライ麦畑でつかまえて』J・D・サリンジャー、野崎孝訳
  7|故郷捨てて逃げた負い目-『朝鮮と日本に生きる』金時鐘
  8|二つの国と言葉のはざまで-『由煕 ナビ・タリョン』李良枝
  9|一緒にいたいという願い-『やさしい猫』中島京子
第2章|私らしい「性」と「生」 いつか君に出会ってほしい本
  1|虐げられた人の側に立つ-『君は永遠にそいつらより若い』津村記久子
  2|嫌いな自分との決別-『しろいろの街の、その骨の体温の』村田沙耶香
  3|自分を縛る魔法からの解放-『本屋さんのダイアナ』柚木麻子
  4|自由奔放な女の子-『長くつ下のピッピ』アストリッド・リンドグレーン、大塚勇三訳
  5|故郷の清流に安堵する-『仁淀川』宮尾登美子
  6|新たな道を切りひらく-『花埋み』渡辺淳一
  7|沈黙の背後にあるもの-『夜の谷を行く』桐野夏生
  8|自分を損ない続ける痛み-『生皮』井上荒野
  9|差別の本質をあぶりだす-『彼女は頭が悪いから』姫野カオルコ
第3章|今があり明日がある いつか君に出会ってほしい本
  1|想像という翼で-『野川』長野まゆみ
  2|かけがえのない時を生きる-『しずかな日々』椰月美智子
  3|魅力の源泉は想像力-『赤毛のアン』モンゴメリ、村岡花子訳
  4|大人になることの苦さ-『幕が上がる』平田オリザ
  5|命の重さに向き合う-『いとの森の家』東直子
  6|「君は、いい子なんだよ」-『窓ぎわのトットちゃん』黒柳徹子
  7|挫折を乗り越え飛躍する-『向かい風で飛べ!』乾ルカ
  8|YESと言って手助けする-『横道世之介』吉田修一
  9|人を信じ力を寄せ合う-『あと少し、もう少し』瀬尾まいこ
第4章|孤独な魂を抱いて歩く いつか君に出会ってほしい本
  1|大人になることの痛み-『まく子』西加奈子
  2|決める力とやりとげる意志-『西の魔女が死んだ』梨木香歩
  3|勇気と賢さで乗りこえる-『飛ぶ教室』ケストナー、丘沢静也訳
  4|ヒリヒリした2人の関係-『火花』又吉直樹
  5|母の孤独と深い愛-『紙の動物園』ケン・リュウ、古沢嘉通編・訳
  6|なぜ屋上が好きなのか-『宇宙のみなしご』森絵都
  7|みんなのために一歩踏み出す-『かがみの孤城』辻村深月
  ●もっと読みたい
  『蹴りたい背中』綿矢りさ
第5章|生と死と愛、感動の物語 いつか君に出会ってほしい本
  1|大切な人の死に直面したら-『キッチン』吉本ばなな
  2|罪のない人間などいない-『塩狩峠』三浦綾子
  3|粉雪降りしきる駅に立つ-『鉄道員』浅田次郎
  4|今ここに生きて在ること-『悼む人』天童荒太
  5|過去と向き合い、前を向く-『錦繡』宮本輝
  6|「帰りたい」という思い-『長いお別れ』中島京子
  7|出会いは風とともに-『ミーのいない朝』稲葉真弓
  8|すべてを受け入れて流れる-『深い河』遠藤周作
  9|失った多くのもののこと-『ノルウェイの森』村上春樹
第6章|戦争という名の暴力 いつか君に出会ってほしい本
  1|死後もなお生きつづける-『アンネの日記』アンネ・フランク、深町眞理子訳
  2|悲しみの果てにある命-『太陽の子』灰谷健次郎
  3|兄と幼い妹の最後の日々-『火垂るの墓』野坂昭如
  4|静かで美しい原爆文学-『夏の花』原民喜
  5|飢えと孤独の極限状態-『野火』大岡昇平
  6|重苦しい土地の記憶-『爆心』青来有一
  7|人間とは何かを示す記録-『夜と霧』ヴィクトール・E・フランクル、池田香代子訳
  8|「運命の年明く」と元日に-『戦中派不戦日記』山田風太郎
  9|痛みに耳をすます-『戦争は女の顔をしていない』スヴェトラーナ・アレクシエーヴィチ、三浦みどり訳
第7章|災厄の中で いつか君に出会ってほしい本
  1|死者の声は開こえるか-『想像ラジオ』いとうせいこう
  2|自己犠牲の意味を問う-『グスコーブドリの伝記』宮沢賢治
  3|「今」と格闘する者たち-『クライマーズ・ハイ』横山秀夫
  4|「この絶望感を伝えたい」-『詩の礫』和合亮一
  5|生き残った者の使命-『そして、星の輝く夜がくる』真山仁
  6|命を思い、祈る-『光の山』玄侑宗久
  7|「答え」を求め海に潜る-『ムーンナイト・ダイバー』天童荒太
  8|唯一の方法は誠実であること-『ペスト』アルベール・カミュ、宮崎嶺雄訳
  9|「喪へばうしなふほどに」-『龍宮』照井翠
おわりに-本の話をしよう