高艸 賢/著 -- タカクサ ケン -- 晃洋書房 -- 2023.3 -- 361.253

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所蔵館 所蔵場所 請求記号 資料コード 資料区分 帯出区分 状態
県図一般 2階閲覧室 361.2/タ023 0116188665 一般図書   在架

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館名 所蔵数 貸出中数 貸出可能数
県図一般 1 0 1

資料詳細

タイトル シュッツの社会科学認識論
書名カナ シュッツ ノ シャカイ カガク ニンシキロン
副書名 社会の探究が生まれるところ
著者 高艸 賢 /著  
著者カナ タカクサ ケン
出版地 京都
出版者 晃洋書房
出版者カナ コウヨウ ショボウ
出版年 2023.3
ページ数 12,261,28p
大きさ 22cm
内容紹介 社会科学が知を生み出すことは、いかにして可能か。ベルクソン、フッサール、ウェーバーの3人を知的源泉とするシュッツの科学論の問題設定を「生と認識の問題」として把握し、これに沿ってシュッツの思考の展開過程を追う。
NDC分類(9版) 361.253
ISBN 4-7710-3694-9
ISBN13桁 978-4-7710-3694-9
定価 ¥6500

目次

第1章 序論-生と認識の問題
  第1節 社会科学認識論という主題
  第2節 生と認識の問題
  第3節 社会の探究が生まれるところ
  本書の構成
第2章 先行研究の検討
  第1節 前科学的な生は社会科学の理論構成の基準なのか
  第2節 日常と科学の連続性と断絶-科学する生という問題
  第3節 シュッツの思考の歩みと社会科学認識論
  本章のまとめ
第3章 シュッツ科学論の思想史的位置
  第1節 「統一科学」批判から見るシュッツ
  第2節 「方法論争」の文脈から見るシュッツ
  第3節 生と認識の問題から見るシュッツ
  本章のまとめ
第4章 前科学的な生の次元へ-シュッツのベルクソン受容
  第1節 前科学的な生
  第2節 「生の形式と意味構造」における両極性
  第3節 「生の形式と意味構造」はなぜ放棄されたのか-「ベルクソン期」をめぐって
  本章のまとめ
第5章 体験からの疎隔としての社会科学-『社会的世界の意味構築』を読む
  第1節 初期草稿における意味概念
  第2節 意味の構成とは何か
  第3節 他者の主観的意味の理解とは何か
  第4節 主観的意味と客観的意味の両極対立
  第5節 体験からの疎隔としての社会科学
  本章のまとめ
  補説 シュッツ=グールヴィッチの「ニヒリズム問題」
第6章 生世界概念の導入-生成から世界への内属へ
  第1節 シュッツとフッサール-直接の交流から
  第2節 未公刊資料から見るシュッツのベルクソン読解
  第3節 世界への内属と所与としての間主観性
  第4節 自然的態度の世界の構造
  本章のまとめ
第7章 多元的現実と意味領域
  第1節 意味領域、認知様式、多元的現実
  第2節 科学社会学からのシュッツ批判
  第3節 認知様式論の限界
  第4節 関心の変様としての科学
  第5節 意味領域の社会的次元
  本章のまとめ
第8章 間主観的探究としての社会科学-レリヴァンス、相対主義、価値自由
  第1節 社会科学的探究のレリヴァンス構造と間主観性
  第2節 価値自由の擁護-フェーゲリンとシュッツ
  本章のまとめ
第9章 理解社会学の論理-事例研究とは何か
  第1節 社会科学におけるモデル構成の諸公準
  第2節 理解社会学と事例研究
  本章のまとめ
第10章 結論
  第1節 全体のまとめ
  第2節 シュッツ理論の意義と可能性