藤井 貴志/著 -- フジイ タカシ -- 国書刊行会 -- 2023.2 -- 910.264

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所蔵館 所蔵場所 請求記号 資料コード 資料区分 帯出区分 状態
県図一般 2階閲覧室 910.2/フ023 0116131111 一般図書   在架

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館名 所蔵数 貸出中数 貸出可能数
県図一般 1 0 1

資料詳細

タイトル <ポストヒューマン>の文学
書名カナ ポストヒューマン ノ ブンガク
副書名 埴谷雄高、花田清輝、安部公房、そして澁澤龍彦
著者 藤井 貴志 /著  
著者カナ フジイ タカシ
出版地 東京
出版者 国書刊行会
出版者カナ コクショ カンコウカイ
出版年 2023.2
ページ数 504p
大きさ 22cm
一般件名 日本文学-歴史-昭和時代(1945年以後)
内容紹介 人間の“後”には、何が来るのか? 人間中心主義の超克を画策する埴谷雄高・花田清輝・安部公房・澁澤龍彦らの文学を共振させ、来るべきポストヒューマンのヴィジョンへと架橋する論考。
NDC分類(9版) 910.264
ISBN 4-336-07455-3
ISBN13桁 978-4-336-07455-3
定価 ¥4000

目次

序章 《ポストヒューマン》のY字路-安部公房『第四間氷期』をめぐる交響-
Ⅰ <存在の革命>-埴谷雄高から安部公房へ-
第1章 埴谷雄高「虚空」と花田清輝-ポオ『メールストロームの渦』をめぐる軋轢と共振-
第2章 <魂>のフロッタージュと<物>のコラージュ-埴谷雄高「一枚のエルンストの絵に」-
第3章 シュペルヴィエルの影-埴谷雄高と安部公房「壁-S・カルマ氏の犯罪」-
Ⅱ <オブジェ>の思想-安部公房と花田清輝-
第4章 安部公房『壁』の中の<ダリ>-<偏執狂的批判的方法>と<異形の身体>表象-
第5章 <オブジェ>達の革命-花田清輝と安部公房「壁-S・カルマ氏の犯罪」-
第6章 <人形>のレジスタンス-花田清輝の<鉱物中心主義>的モティーフと<革命>のヴィジョン-
Ⅲ 『死霊』と<反出生主義>-埴谷雄高から澁澤龍彦へ-
第7章 <子供>を生むこと-埴谷雄高『死霊』の中の<反出生主義>-
第8章 <私小説>としての『死霊』-<反出生主義>をめぐる埴谷雄高の<芸術>と<実生活>-
第9章 <単性生殖>のユートピア-埴谷雄高と澁澤龍彦の<反出生主義>-
Ⅳ 《ポストヒューマン》の地平-澁澤龍彦と<人形愛>-
第10章 <生きた人形>あるいは<犬>のような少女-川端康成「片腕」を読む澁澤龍彦-
第11章 <独身者の機械>と<異形の身体>表象-「他人の顔」「片腕」「人形塚」の同時代性-
第12章 ハンス・ベルメールの反時代的身体-四谷シモンが<球体関節人形>と澁澤龍彦に出逢う時-
第13章 <マネキン人形>の詩学-安部公房と澁澤龍彦の<人形愛>-
終章 <人新世>の埴谷雄高-『死霊』とポスト<人間中心主義>-