右崎 正博/著 -- ウザキ マサヒロ -- 日本評論社 -- 2022.12 -- 316.1

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所蔵館 所蔵場所 請求記号 資料コード 資料区分 帯出区分 状態
県図一般 2階閲覧室 316.1/ウ022 0116162561 一般図書   在架

館別所蔵

館名 所蔵数 貸出中数 貸出可能数
県図一般 1 0 1

資料詳細

タイトル 表現の自由の現代的展開
書名カナ ヒョウゲン ノ ジユウ ノ ゲンダイテキ テンカイ
著者 右崎 正博 /著  
著者カナ ウザキ マサヒロ
出版地 東京
出版者 日本評論社
出版者カナ ニホン ヒョウロンシャ
出版年 2022.12
ページ数 11,237p
大きさ 22cm
一般件名 表現の自由
内容紹介 著者のこれまでの諸論稿のなかから、表現の自由の現代的な側面に着目したものを集成。あらたな課題に直面する「表現の自由」理論の再構成を通じて、「自由」の意味を問い直す。
NDC分類(9版) 316.1
ISBN 4-535-52676-1
ISBN13桁 978-4-535-52676-1
定価 ¥5200

目次

序章 表現の自由の現代的展開
  1 はじめに
  2 表現の自由の伝統的理解と筆者の問題意識
  3 表現の自由の現代的問題状況と諸課題
  4 表現の自由への国家のアファーマティブな関与への批判
  5 アファーマティブな国家関与の限界
第1部 表現の自由理論の現代的展開
第1章 二重の課題に直面する表現の自由
  1 「優越的地位」の自由-その保障の意義
  2 国家からの自由に加え-受け手の権利の保障も
  3 相次ぐ公権力の介入-危機的状況つづく
  4 国家が情報の発信者に-時には援助や調整的介入も
  5 「消極的自由」の確立-「積極的自由」の展望
第2章 保障されるべきは「情報受領の自由」
  1 表現の自由の古典的観念
  2 国家機能の変容と知る権利
  3 マスメディアと「情報受領の自由」
  4 「アクセス権」と「情報流通の自由」
第3章 国家と人権
  1 はじめに-問題の所在と課題の限定
  2 近代国家における言論・表現の自由
  3 現代国家における言論・表現の自由
  4 むすびに代えて
第4章 現代国家と自由
  1 はじめに
  2 言論の自由をめぐる現代的状況-いくつかの問題群
  3 「自由市場」変容の諸要因
  4 哲学的背景-「二つの自由」論争
  5 「積極的自由」への憲法学の関心-アメリカの場合
  6 「積極的自由」論への日本の憲法学の対応
  7 「積極的自由」を生かすための条件
第5章 表現の自由をめぐる現代的問題状況と課題
  1 近代憲法における表現の自由の理論
  2 「市場」の構造変化と表現の自由理論の転換の必要性
  3 表現の自由の現代的諸要素
  4 現代メディアと表現の自由の課題
第6章 憲法における情報に対する権利
  1 はじめに
  2 現代国家における「表現の自由」の法構造
  3 「知る権利」と情報公開
  4 「知る権利」と報道・取材の自由に対する規制
  5 「知る権利」と国家秘密の保護
  6 むすびに代えて
第7章 憲法21条と「知る権利」
  1 はじめに
  2 「要綱案」と「考え方」の特徴-「知る権利」の不在
  3 「知る権利」の理論
  4 情報公開法と「知る権利」
  5 むすびに代えて
補論 <判例研究>「知る権利」の法的構造
  1 事実の概要
  2 判旨
  3 研究
第8章 日本国憲法施行70年と「表現の自由」理論の展開
  1 はじめに
  2 「表現の自由」についての理論の展開
  3 「表現の自由」の伝統的理論とその変容要因
  4 「表現の自由」の現代的局面
  5 「表現の自由」の現代的局面への憲法学の対応
  6 「表現の自由」理論の現代的展開
  7 むすびに代えて
第2部 表現の自由の現代的諸課題
第9章 メディアへの市民のアクセス
  1 現代メディアとアクセス権
  2 アクセス権とメディアの自由
  3 反論権
  4 その他のアクセスの諸形態
第10章 反論権考
  1 はじめに-問題の所在
  2 アクセス権と反論権
  3 反論権・アクセス権への批判
  4 憲法21条の現代的構造
  5 むすびに代えて-反論権制度化への方向性
第11章 名誉毀損と反論権
  1 はじめに
  2 本件反論権訴訟の事実の概要と訴訟経過
  3 言論・表現の現代的問題状況-反論権顕在化の背景
  4 言論・表現の現代的問題状況の伝統的憲法論へのインパクト
  5 言論・表現の自由の現代的諸側面とその展開
  6 憲法21条と反論権
  7 名誉毀損の救済手段としての反論権についての判例の動向
  8 名誉毀損の救済手段としての反論権についての学説の動向
  9 反論権の救済手段としての優位性
補論 <判例研究>名誉毀損と反論権
  1 事実の概要と訴訟経過
  2 最高裁判決要旨
  3 研究
第12章 九条俳句訴訟と掲載請求権
  1 はじめに
  2 本件事案の概要
  3 「表現の自由」の法理
  4 表現の自由の実質的保障の原理と「公の施設」の法理
  5 本件俳句不掲載をめぐる法的問題
  6 本件俳句不掲載に対する救済のあり方-掲載請求の必要性・妥当性・不可欠性
  7 第一審判決及びその後の経過
第13章 「表現の不自由展・その後」展示中止事件と表現の自由
  1 はじめに-本章の課題
  2 事実の経過と問題の所在
  3 政治からの干渉・介入と「検閲」該当性
  4 展示中止決定と敵対的聴衆の法理
  5 文化・芸術活動への公的な援助・助成と表現の自由
  6 文化・芸術活動への公的な援助・助成のあり方
  7 むすびに代えて-残された課題
  <追記>「表現の不自由展・その後」をめぐる動き