高橋 傑/著 -- タカハシ スグル -- 吉川弘文館 -- 2022.12 -- 210.4

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所蔵

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所蔵館 所蔵場所 請求記号 資料コード 資料区分 帯出区分 状態
県図一般 2階閲覧室 210.4/タ022 0116154253 一般図書   在架

館別所蔵

館名 所蔵数 貸出中数 貸出可能数
県図一般 1 0 1

資料詳細

タイトル 中世荘園の検注と景観
書名カナ チュウセイ ショウエン ノ ケンチュウ ト ケイカン
著者 高橋 傑 /著  
著者カナ タカハシ スグル
出版地 東京
出版者 吉川弘文館
出版者カナ ヨシカワ コウブンカン
出版年 2022.12
ページ数 6,382,10p
大きさ 22cm
一般件名 日本-歴史-中世 , 荘園 , 検地
内容紹介 耕地面積や税の減免を記す重要な帳簿であった検注帳。その分析や検注使接待の様相などから中世の荘園制の展開に迫る。また、備中国新見荘などを例にGIS(地理情報システム)を活用した新しい景観復原の方法を提示する。
NDC分類(9版) 210.4
ISBN 4-642-02977-3
ISBN13桁 978-4-642-02977-3
定価 ¥11000

目次

序章 検注をめぐる研究史と本書の視角
  はじめに
  第一節 検注をめぐる研究史の動向
  第二節 本書の視角・構成
第一部 検注と荘園制
第一章 中世荘園における検注の展開
  はじめに
  第一節 検注事例の抽出と検注帳の残存状況
  第二節 平安・鎌倉期の検注
  第三節 南北朝・室町期の検注
  おわりに
第二章 中世検注帳の様式と機能
  はじめに
  第一節 標準的な検注帳の様式・文言とその変化
  第二節 内帳の成立
  おわりに
第三章 下地中分再論
  はじめに
  第一節 下地中分の年代的・地域的傾向
  第二節 荘園領主にとっての地頭請所と下地中分
  おわりに
第四章 周防国美和荘兼行方の年貢収取
  はじめに
  第一節 美和荘兼行方の年貢収納と兵庫
  第二節 東寺の年貢収取活動
  おわりに
付論 伊予国における東寺領荘園の終焉
  はじめに
  第一節 東寺における永尊快照
  第二節 永尊快照と伊予
  第三節 伊予における永尊快照の活動とその終焉
  おわりに
第二部 荘園現地における検注と文書管理
第一章 中世後期荘園における検注と検注使
  はじめに
  第一節 粉川寺領における検注
  第二節 検注使の下向と接待
  第三節 村落における検注
  おわりに
付論 惣村文書の料紙
  はじめに
  第一節 王子神社文書の料紙について
  第二節 帳簿にみる村人の料紙意識
  おわりに
第二章 鎌倉期の内検注と損免要求
  はじめに
  第一節 帳簿にみる損免の認定過程
  第二節 村落による損免要求
  おわりに
第三章 鎌倉期公文の文書管理
  はじめに
  第一節 文書管理者としての公文
  第二節 弓削島荘の公文
  おわりに
第三部 検注帳と景観復原
第一章 備中国新見荘の下地中分と空間構成
  はじめに
  第一節 新見荘における検注地名とその意味
  第二節 正中二年段階における領家方と地頭方
  おわりに
付論 文永期の備中国新見荘検注関連帳簿
  はじめに
  第一節 1~5文永八年取帳
  第二節 6文永八年目録
  第三節 7文永一〇年五分一田畠漆等分帳
  第四節 文永一〇年目録
  おわりに
第二章 美濃国大井荘における景観の変遷
  はじめに
  第一節 復原の手法
  第二節 三塚村耕地図の世界
  第三節 三塚と大井荘
  おわりに
第三章 上野国新田荘の水田景観と新田氏
  はじめに
  第一節 新田荘地域の自然環境と近代村
  第二節 近代村と中世村落
  第三節 新田一族の新田荘分割状況
  おわりに
終章 検注・検注帳研究の展望
  第一節 荘園制論のなかの検注論
  第二節 収取論・地下文書論と検注論
  第三節 検注帳を利用した研究