ソコロワ山下聖美/編著 -- ソコロワ・ヤマシタ キヨミ -- 鳥影社 -- 2022.11 -- 910.268

※所蔵欄の「帯出区分」が「貸出禁止」のものや、「状態」が「在架」のものは予約できません。

※奄美図書館からの取り寄せは、システムの関係上、来館しての手続きが必要です。

所蔵

所蔵は 1 件です。現在の予約件数は 0 件です。

所蔵館 所蔵場所 請求記号 資料コード 資料区分 帯出区分 状態
県図一般 2階閲覧室 910.2/ハ022 0116153875 一般図書   在架

館別所蔵

館名 所蔵数 貸出中数 貸出可能数
県図一般 1 0 1

資料詳細

タイトル 林芙美子とインドネシア
書名カナ ハヤシ フミコ ト インドネシア
副書名 作品と研究
著者 ソコロワ山下聖美 /編著  
著者カナ ソコロワ・ヤマシタ キヨミ
出版地 東京
出版者 鳥影社
出版者カナ チョウエイシャ
出版年 2022.11
ページ数 474p
大きさ 21cm
一般件名 文学地理-インドネシア
内容紹介 戦時中、陸軍省報道部より派遣され、南方の日本軍占領地へ赴いた林芙美子。インドネシアのボルネオ、ジャワ等における彼女の足跡を資料と現地調査の成果をもとに解明し、その地域を描いた作品を解読。インドネシア作品集付き。
NDC分類(9版) 910.268
ISBN 4-86265-967-5
ISBN13桁 978-4-86265-967-5
定価 ¥3200

目次

第一章 ボルネオ滞在と「ボルネオ ダイヤ」
  1 インドネシア体験のスタート地点としてのボルネオ
  2 ボルネオにおける足跡-「ボルネオ新聞」を中心に
  3 布袋草(イロンイロン)の思想
  4 浮草と浮雲
  5 ダイヤモンドと失った子供
  6 五感の文学
  7 <内地>にかえりたい
  8 球江という女
  9 「仕方がない」(アパボレボアット)の思想
第二章 ジャワ・トラワスにおけるホームステイ体験と「南の田園」
  1 トラワスでの足跡
  2 トラワス(TRAWAS)という地域について
  3 村長・スプノウ(SOEPENO)氏
  4 楽園としてのトラワス
  5 スプノウ氏居住跡
  6 「南の田園(一)トドンの挿話」に描かれるトラワス
  7 「南の田園(二)水田祭」に描かれるトラワス
  8 五感を駆使した描写
  9 体感的な時間感覚
第三章 スマトラ縦断と「スマトラ-西風の島-」「荒野の虹」「郷愁」
  1 謎の多い林芙美子のスマトラ縦断
  2 宝庫としてのスマトラ
  3 「スマトラ-西風の島-」-パレンバンからジャンビーまで
  4 「スマトラ(続)-西風の島-」-ジャンビーからパダンへ向けて
  5 「荒野の虹」-パレンバン、ブキティンギ、パダンを舞台とした恋物語
  6 「郷愁」-思い出のブキティンギ
  7 郁達夫との再会はあったのか
第四章 日本軍政下インドネシアの日本語教育とパレンバンの瑞穂学園
  1 先行研究について
  2 インドネシア(おもにジャワ)における日本語教育
  3 ジャワのトラワスにおける日本語教育現場
  4 林芙美子とインドネシア語
  5 パレンバンの瑞穂学園
  6 国語か、日本語か
  7 日本語教育の現場で芙美子が得たもの
第五章 ジャカルタ滞在と文化工作
  1 一九四二年十二月のジャカルタ滞在
  2 一九四三年二月のジャカルタ滞在
  3 女性たちへの文化工作
  4 「文化工作」という名のコミュニケーション
第六章 林芙美子とマレーの四行詩パントゥン
  1 詩人・林芙美子
  2 「南の田園」に描かれるパントゥン
  3 パントゥンとは
  4 「作家の手帳」に描かれるパントゥン
  5 パントゥンとの出会いの重要性
第七章 林芙美子が滞在した南方の宿
  1 <我が家>としての旅の宿
  2 イースタン&オリエンタルホテル(マレーシア・ペナン)
  3 ホテル・マジャパヒト・スラバヤ(インドネシア・スラバヤ)
  4 イナ・ガルーダ・ホテル(インドネシア・ジョグジャカルタ)
  5 ホテル・スヴァルナ・ドゥヴィパ(インドネシア・パレンバン)
  6 グランド・イナ・ムアラ(インドネシア・パダン)
第八章 「古い風新しい風」
  1 地を描き、人間を描く
  2 テキストについて
  3 「退屈な」ボルネオ
  4 ボルネオの子・南美子
  5 金山という男
  6 名前のない赤ん坊
  7 南への希求
第九章 『うき草』
  1 イロンイロンから『うき草』へ
  2 さえと蝶子-浮遊する二人
  3 暗示されるさえの死
  4 飛べない蝶子
  5 林芙美子文学における「浮」
第十章 インドネシアからベトナム・ダラットへ
付録 林芙美子インドネシア作品集