高鳥 廉/著 -- タカトリ レン -- 吉川弘文館 -- 2022.11 -- 210.46

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所蔵

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所蔵館 所蔵場所 請求記号 資料コード 資料区分 帯出区分 状態
県図一般 2階閲覧室 210.4/タ022 0116142084 一般図書   在架

館別所蔵

館名 所蔵数 貸出中数 貸出可能数
県図一般 1 0 1

資料詳細

タイトル 足利将軍家の政治秩序と寺院
書名カナ アシカガ ショウグンケ ノ セイジ チツジョ ト ジイン
著者 高鳥 廉 /著  
著者カナ タカトリ レン
出版地 東京
出版者 吉川弘文館
出版者カナ ヨシカワ コウブンカン
出版年 2022.11
ページ数 9,347,14p
大きさ 22cm
一般件名 日本-歴史-室町時代 , 寺院-日本 , 足利氏
内容紹介 足利将軍家を頂点とする政治秩序はいかに形成されたのか。公家・寺院社会における将軍家の地位を分析し、公武の祈禱を素材に室町殿の立場や朝廷政務との関わりを解明。蔭凉職の人事を通し、将軍家の求心性等も明らかにする。
NDC分類(9版) 210.46
ISBN 4-642-02976-6
ISBN13桁 978-4-642-02976-6
定価 ¥9000

目次

序章 本書の課題と構成
  一 本書の問題関心
  二 本書の内容と構成
第一部 足利将軍家の地位と親族
第一章 室町前期における足利将軍家出身僧の身分と役割
  はじめに
  一 将軍家御連枝の尊貴性
  二 将軍家出身僧に対する儀礼待遇の変容
  三 庶流の儀礼待遇と秩序化の様相
  四 足利将軍家出身僧の立場と役割
  おわりに
第二章 足利将軍家子弟・室町殿猶子の寺院入室とその意義
  はじめに
  一 室町期における「貴種」の払底
  二 公家側による申請と室町殿の関与
  三 義政期以降の展開
  おわりに
第三章 室町前期における足利満詮流の政治的地位
  はじめに
  一 足利満詮とその子息
  二 書札礼にみる満詮子息の立場
  三 武家護持僧としての満詮子息
  四 満詮子息への准后宣下
  おわりに
第四章 足利将軍家の親族認識について
  はじめに
  一 供養対象と円照院殿の位置づけ
  二 足利義嗣とその周辺
  三 梶井義堯の位置づけ
  四 道号「山」字にみる親族認識
  おわりに
第二部 足利将軍家と天皇家・朝廷
第一章 室町期の臨時祈禱と公武関係
  はじめに
  一 祈禱にみる義持期の公武関係
  二 伊勢神宮における公武の祈禱
  三 義教期における公武の祈禱と伝奏
  おわりに
第二章 室町前期における比丘尼御所の附弟選定とその背景
  はじめに
  一 足利義持の基本姿勢
  二 足利義教の基本姿勢
  三 かかこの義教猶子化計画の再検討
  四 伏見宮家姫宮と足利満詮息女
  おわりに
第三章 出家後の足利義満と朝廷政務
  はじめに
  一 義満の出家と後小松の委任
  二 「北山殿」義満と祈禱・祭祀
  三 朝廷人事への関与
  おわりに
補論 足利義満と天変祈禱
  はじめに
  一 北山第大法と天変地異
  二 応永九年二月の天変祈禱と北山第大法
  おわりに
第三部 足利将軍家と禅宗寺院
第一章 嵯峨宝篋院の成立と泰甫恵通の動向
  はじめに
  一 嵯峨宝篋院の成立
  二 嵯峨宝篋院住持の泰甫恵通
  三 泰甫恵通の動向が嵯峨宝篋院に与えた影響
  おわりに
第二章 等持寺住持職の歴史的展開
  はじめに
  一 等持寺の概要と官寺化の様相
  二 等持寺歴代住持の特徴
  三 室町期における等持寺の機能
  四 戦国期における等持寺住持職の展開
  おわりに
第三章 戦国期の蔭凉職と幕府政治
  はじめに
  一 葦洲等縁の蔭凉職就任とその意義
  二 東叔等元の動向と細川京兆家
  三 足利義晴期における蔭凉職の変質
  おわりに
終章 本書の総括と今後の展望
  一 足利将軍家の地位と親族
  二 足利将軍家と天皇家・朝廷
  三 足利将軍家と禅宗寺院
  四 今後の展望