池谷 和信/著 -- イケヤ カズノブ -- 明石書店 -- 2022.3 -- 382.292

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所蔵館 所蔵場所 請求記号 資料コード 資料区分 帯出区分 状態
県図一般 2階閲覧室 382.2/イ022 0116087727 一般図書   在架

館別所蔵

館名 所蔵数 貸出中数 貸出可能数
県図一般 1 0 1

資料詳細

タイトル トナカイの大地、クジラの海の民族誌
書名カナ トナカイ ノ ダイチ クジラ ノ ウミ ノ ミンゾクシ
副書名 ツンドラに生きるロシアの先住民チュクチ
著者 池谷 和信 /著  
著者カナ イケヤ カズノブ
出版地 東京
出版者 明石書店
出版者カナ アカシ ショテン
出版年 2022.3
ページ数 199p
大きさ 22cm
一般件名 チュクチ族
内容紹介 大部分がツンドラだが、世界で最も海獣資源の豊かな地域の1つであるロシアのチュコトカに、著者が滞在したさいの生活の記録。内陸のトナカイ飼育に従事する村や、ベーリング海峡西側の海岸部の村などを紹介する。
NDC分類(9版) 382.292
ISBN 4-7503-5397-5
ISBN13桁 978-4-7503-5397-5
定価 ¥3800

目次

序論 チュクチの調査に向けて
  0.1 チュコトカという地域
  0.2 北方地域の生態人類学とチュクチ
  0.3 研究の枠組みと現地調査の過程
第1章 日本からロシアのツンドラへ
  1.1 成田空港からモスクワへ、そしてチュコトカへ
  1.2 調査地の村へ
  1.3 中心村落の生活
  1.4 村の形成史
第2章 ツンドラの“陸の世界”
  2.1 トナカイキャンプへ:衣食住
  2.2 農場経営からみたトナカイ牧畜
  2.3 放牧テリトリーの変化とチュクチの主体的対応
  2.4 ソビエト崩壊後のチュクチのトナカイ牧畜
  2.5 村からペベックに戻る
第3章 トナカイの民のエスノヒストリー
  3.1 1900年ごろの“トナカイチュクチ”の地域集団
  3.2 チュクチの毛皮交易
  3.3 アメリカ人と“トナカイチュクチ”の交易:チャウン地区の事例
  3.4 20世紀前半におけるアメリカ人とチュクチとの交易
  3.5 20世紀前半におけるチュコトカ・カムチャッカ地域
第4章 変わりつつあるトナカイの村
  4.1 近年の政治経済の動向
  4.2 チュコトカ自治管区におけるトナカイ牧畜の変化(1927~2001年)
  4.3 チュコトカ自治管区内の地区別の変化
  4.4 社会主義体制崩壊後にトナカイ飼育が衰退する村:トナカイ飼育からサケ漁業へ
第5章 ツンドラの“海の世界”
  5.1 ベーリング海峡の海獣猟の村へ
  5.2 意外に容易なクジラ猟
  5.3 クジラの解体と捕獲した肉の分配
  5.4 狩猟キャンプへ:セイウチと人
  5.5 村のなかでのクジラ狩猟:世界でもっとも肉のある村
第6章 変わりつつあるクジラの村
  6.1 “海岸チュクチ”のエスノヒストリー
  6.2 集落別の海獣類の地域性
  6.3 クジラ捕獲制限頭数の割り当てとチュクチ:村における2つの事業体
  6.4 近年の政治動向の変化と海岸の村
第7章 陸と海を越えて
  7.1 旧石器時代(3万~2万年前)と遊動狩猟民:マンモス・野生トナカイ・人
  7.2 新石器時代以降(2万年前~17世紀)のフロンティア空間:海獣資源とアラース
  7.3 帝政ロシア期(1721~1917年)のトナカイ牧畜の導入と多頭飼育化:陸域と海域の地域生態系
  7.4 ソビエト時代からロシア時代へ(20世紀):トナカイ牧畜と海獣狩猟の地域性
  7.5 移動性・回遊性のある生き物の資源管理
第8章 日本でのチュクチの紹介
  8.1 国立民族学博物館でチュクチ文化を展示
  8.2 トナカイ飼育者のその後:映画『ツンドラブック』の民博での上映