町田 奈緒士/著 -- マチダ ナオト -- ミネルヴァ書房 -- 2022.3 -- 367.9

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所蔵

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所蔵館 所蔵場所 請求記号 資料コード 資料区分 帯出区分 状態
県図一般 2階閲覧室 367.9/マ022 0116089012 一般図書   在架

館別所蔵

館名 所蔵数 貸出中数 貸出可能数
県図一般 1 0 1

資料詳細

タイトル トランスジェンダーを生きる
書名カナ トランスジェンダー オ イキル
副書名 語り合いから描く体験の「質感」
著者 町田 奈緒士 /著  
著者カナ マチダ ナオト
出版地 京都
出版者 ミネルヴァ書房
出版者カナ ミネルヴァ ショボウ
出版年 2022.3
ページ数 16,324p
大きさ 22cm
一般件名 性同一性障害 , 性的マイノリティ
内容紹介 トランスジェンダーの人々が生きることに伴う「実感」とは。著者を含む当事者らが語り合い、それぞれの過去といまの体験世界を解くことで導き出された<雰囲気><擬態><器>の鍵概念からこの問いに迫る。
NDC分類(9版) 367.9
ISBN 4-623-09406-6
ISBN13桁 978-4-623-09406-6
定価 ¥3500

目次

第Ⅰ部 理論編
第1章 トランスジェンダーをめぐる歴史と今
  第1節 トランスジェンダーにまつわる用語の整理
  第2節 トランスジェンダーをめぐる歴史を辿る
  第3節 トランスジェンダーを取り巻く現代の医療・社会制度
  第4節 第1章のまとめ
第2章 性をめぐって語られてきたこと
  第1節 古代の哲学
  第2節 精神分析は性をどう捉えてきたか
  第3節 制度・権力に支配される性
  第4節 性を捉えるための現象学的視点の導入
  第5節 トランスジェンダー現象学
  第6節 第2章のまとめ
第3章 近年の実証的研究が明らかにしてきたこと
  第1節 「一般的・平均的」なトランスジェンダーのあり方を記述する数量的な調査研究
  第2節 トランスジェンダーを生きるという経験に注目した研究
  第3節 筆者が明らかにしたい「体験」とその「質感」
  第4節 第3章のまとめと本書の問題と目的
第4章 方法論
  第1節 体験をどう記述するか
  第2節 体験の記述をどう読んでもらうか
  第3節 「追体験」を求める記述がどのように学術的な知と言えるのか
第Ⅱ部 事例編
第5章 性を他者との関係性から捉え直す
  第1節 性は要素に分けて記述できるものなのか
  第2節 協力者とインタビューの概要
  第3節 口にせずともなぜか伝わってしまう
  第4節 性は他者から<雰囲気>として感じ取られる
第6章 トランスジェンダーを生きるという体験に伴われる実感
  第1節 トランスジェンダーを生きるという体験の「実感」
  第2節 協力者とインタビューの概要
  第3節 ビクビクと息をひそめる感じ,後ろめたさなどの実感
  第4節 トランスジェンダーを生きるという体験に伴われる実感とその背後にあるもの
第7章 トランスジェンダーの人々はどのように他者や社会とつながっていくのか
  第1節 トランスジェンダーの人々が安心して生きるためには
  第2節 協力者とインタビューの概要
  第3節 トランスジェンダーの人々が自然体でいられるために必要なこと
  第4節 「受け止め」としての言語的概念と他者の存在
第8章 最終考察
  第1節 トランスジェンダーを生きる体験の深部にある構造
  第2節 どうすれば他者はトランスジェンダーを生きる人の<器>になれるのか
  第3節 これまでの研究の問題点をどのように乗り越えたのか
  第4節 本書から導かれるトランスジェンダーの人々への「支援」のあり方
  第5節 体験をあぶり出すための「質感」的心理学
  第6節 今後の展望