山本 孝文/著 -- ヤマモト タカフミ -- ミネルヴァ書房 -- 2022.4 -- 202.5

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所蔵

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所蔵館 所蔵場所 請求記号 資料コード 資料区分 帯出区分 状態
県図一般 2階閲覧室 202.5/ヤ022 0116104068 一般図書   在架

館別所蔵

館名 所蔵数 貸出中数 貸出可能数
県図一般 1 0 1

資料詳細

タイトル 考古学概論
書名カナ コウコガク ガイロン
副書名 初学者のための基礎理論
著者 山本 孝文 /著, 青木 敬 /著, 城倉 正祥 /著, 寺前 直人 /著, 浜田 晋介 /著  
著者カナ ヤマモト タカフミ
出版地 京都
出版者 ミネルヴァ書房
出版者カナ ミネルヴァ ショボウ
出版年 2022.4
ページ数 11,320p
大きさ 21cm
一般件名 考古学
内容紹介 発掘はどのように行われるのか、考古資料はどのように年代や用途が解釈されるのか。研究の歴史から、基礎理論、フィールド調査、資料の解釈、報告書刊行まで、考古学の理論と実践をわかりやすくまとめた入門書。
NDC分類(9版) 202.5
ISBN 4-623-09245-1
ISBN13桁 978-4-623-09245-1
定価 ¥3500

目次

序章 はじめての考古学学習
  1 考古学の理論と方法論
  2 考古学の学問的な位置付け
  3 学習者に求められる姿勢
第Ⅰ部 考古学とはどのような学問か
第1章 考古学とは何か
  1 考古学のイメージ
  2 考古学は総合科学としての「遺跡学」
  3 「発見の学」としての考古学
  4 遺跡には何が残されているか
  5 考古学の守備範囲と限界
  6 「類推」と「脈絡」の学問
  7 広がる研究の対象・方法と考古学の可能性
第2章 考古学の研究素材
  1 考古学の範囲と研究素材
  2 目に見えるモノ資料
  3 目に見えないモノ資料
  4 考古資料の特性
  5 資料の重要度
  コラム1 実験考古学・使用痕分析
第3章 考古学研究の始まりと展開
  1 学史・研究史を学ぶ意味
  2 過去への関心-考古学成立への前史
  3 「考古学的調査研究」誕生の背景
  4 発掘の歴史と研究の歴史
  5 日本における考古学の成立
第4章 考古学調査のプロセス
  1 考古学調査の内容と意義
  2 考古学調査の種類と進め方
  3 調査計画の立案と調査準備
  4 分布調査(踏査)と測量・GPR(地中レーダー探査)調査
  5 発掘調査
  6 室内整理作業
  7 報告書の刊行
  コラム2 民族考古学
第Ⅱ部 考古学による年代決定
第5章 考古学による時代区分
  1 考古学の最初期の役割
  2 何をもって時代区分の基準とすべきか
  3 世界史における考古学的時代区分の諸相
  4 時代区分ができあがる過程
  5 時代区分の功罪
第6章 考古資料の分類と型式学
  1 考古資料の特徴-遺構と遺物
  2 分類の視点
  3 モノから時間を知る
  4 モノから空間を知る
  5 型式学の運用-名称の決定とわかりやすさ
  コラム3 環境考古学
第7章 考古学における二つの年代
  1 様々な時間
  2 相対年代と暦年代
  3 異なる遺物や遺構を組み合わせる相対年代
  4 年号を有する考古資料を利用した暦年代
  5 理化学的分析により暦年代が与えられた実例
  6 モノから年代を知る重要性とその限界
第8章 考古学で検証する年代の順序
  1 層位とは何か
  2 土層の区別(分層)はどのように行うのか
  3 層序を利用した時間とは
  4 遺構の重なりは新旧を確定する手段
  コラム4 災害考古学
第9章 自然科学的方法による年代決定
  1 数値年代を特定する方法
  2 放射性炭素年代測定法(炭素14年代法)
  3 年輪年代法
  4 酸素同位体比年輪年代法
  5 年縞の利用
  6 考古地磁気年代法
第10章 考古学における年代論争
  1 縄文時代の年代論-縄文時代の始まりと「本ノ木論争」
  2 弥生時代の年代観
  3 古墳時代の暦年代
  4 古代の年代論
  5 年代論の今後
  コラム5 認知考古学
第Ⅲ部 考古学研究でわかること
第11章 考古学と文献史学
  1 考古学と史料
  2 木簡の調査と研究
  3 漆紙文書・墨書土器・刻書土器
  4 金石文と墨書
  5 文書行政と硯
  6 考古学と文献史学との関わり
第12章 考古資料の解釈(1)
  1 考古資料の分布とは-資料の空間的位置
  2 分布の対象と類型
  3 遺跡内分布と遺構内分布-遺構配置と遺物の原位置
  4 「無分布」の意味
  5 資料分布は何を表すか
  コラム6 求められる遺物・遺跡の保存・活用とは
第13章 考古資料の解釈(2)
  1 遺構を解釈する基本
  2 墓をめぐる解釈
  3 建物をめぐる解釈
  4 出土遺物をめぐる解釈
  5 遺構の解釈のまとめ
第14章 考古資料の解釈(3)
  1 考古学で理解できる人と社会
  2 考古資料の集合体から人間・文化集団を復元する
  3 個人を語る
  4 物質文化と格差
  5 年齢と性別
  6 考古資料と家族
  コラム7 考古学者として働く道