中村 友香/著 -- ナカムラ ユカ -- 京都大学学術出版会 -- 2022.2 -- 493.123

※所蔵欄の「帯出区分」が「貸出禁止」のものや、「状態」が「在架」のものは予約できません。

※奄美図書館からの取り寄せは、システムの関係上、来館しての手続きが必要です。

所蔵

所蔵は 1 件です。現在の予約件数は 0 件です。

所蔵館 所蔵場所 請求記号 資料コード 資料区分 帯出区分 状態
県図一般 2階閲覧室 493.1/ナ022 0116087271 一般図書   在架

館別所蔵

館名 所蔵数 貸出中数 貸出可能数
県図一般 1 0 1

資料詳細

タイトル 病いの会話
書名カナ ヤマイ ノ カイワ
副書名 ネパールで糖尿病を共に生きる
著者 中村 友香 /著  
著者カナ ナカムラ ユカ
出版地 京都
出版者 京都大学学術出版会
出版者カナ キョウト ダイガク ガクジュツ シュッパンカイ
出版年 2022.2
ページ数 8,383p
大きさ 22cm
一般件名 糖尿病 , 医療-ネパール
内容紹介 阿鼻叫喚とカオスのように見えるネパールの医療現場。そこには身体経験を患者と他者が共有することで不安を解く<不器用な>生活実践があった。二型糖尿病患者たちに焦点を当て、病いの会話とそこにある関係性を明らかにする。
NDC分類(9版) 493.123
ISBN 4-8140-0394-5
ISBN13桁 978-4-8140-0394-5
定価 ¥4300

目次

序章 ネパールの糖尿病患者をめぐる問い
  1 ある老婆の言葉
  2 ネパールの糖尿病と不確かさ
  3 「村人」言説と糖尿病の経験
  4 病いの会話-「病いの語り」からの跳躍
  5 調査概要と構成
第1章 「壊れている(bigreko)」とは何を意味するか
  1 ネパールにおける生物医療の略史
  2 生物医療をめぐる制度
第2章 病院・薬局での「すれ違い」
  1 トゥルシプール市と医療
  2 トゥルシプール市における生物医療施設と患者の経験
  3 生物医療従事者/施設側の事情
  4 私立薬局の状況と糖尿病薬
  5 薬局での交渉と移動
  6 日常の経験を構成する一要素としての生物医療
第3章 食事と薬をめぐる身体感覚と実践
  1 ネパールにおける糖尿病の現状と専門家の説明
  2 食べ物と病気
  3 薬剤の捉え方
  4 経験によりつくられる糖尿病
第4章 病いの不確かさへの対峙と、他者とのかかわり
  1 第三者の介在の中で形作られるインタビュー
  2 断片的なもの
  3 他者の語りと病いの経験の構築
  4 断片をつなぎ合わせる-事例分析
  5 不確かさや偶発性への対処、そして会話
第5章 身体をめぐる交渉
  1 内分泌科専門クリニックの患者たち
  2 待合室でのやりとり
  3 診察室でのコミュニケーションの実際
  4 医療従事者の反応と解釈
  5 身体をめぐる会話と交渉
終章 病いの会話と「共に生きる」こと
  1 ネパールの二型糖尿病をめぐる不確かさの様相
  2 <不器用な>配慮と意思の問題
  3 病いの会話-不確かな世界を「共に生きる」希望
  4 おわりに-病いと不安の闇の中、そしてその先