帯谷 知可/著 -- オビヤ チカ -- 東京大学出版会 -- 2022.1 -- 229.64

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所蔵館 所蔵場所 請求記号 資料コード 資料区分 帯出区分 状態
県図一般 2階閲覧室 229.6/オ022 0116070178 一般図書   在架

館別所蔵

館名 所蔵数 貸出中数 貸出可能数
県図一般 1 0 1

資料詳細

タイトル ヴェールのなかのモダニティ
書名カナ ヴェール ノ ナカ ノ モダニティ
副書名 ポスト社会主義国ウズベキスタンの経験
著者 帯谷 知可 /著  
著者カナ オビヤ チカ
出版地 東京
出版者 東京大学出版会
出版者カナ トウキョウ ダイガク シュッパンカイ
出版年 2022.1
ページ数 5,255,27p
大きさ 22cm
一般件名 ウズベキスタン-歴史 , 宗教と政治 , イスラム教 , 女性問題-歴史
内容紹介 近現代ウズベキスタンにおいてムスリム女性が着用するヴェールは、いかなる社会の変容を映し出してきたのか。「ヴェールのない社会」の構築がもたらした社会の亀裂の背景を解き明かし、新たなモダニティのあり方を模索する。
NDC分類(9版) 229.64
ISBN 4-13-026171-5
ISBN13桁 978-4-13-026171-5
定価 ¥6200

目次

序章 ポスト社会主義国のヴェール/スカーフ問題への視座
第一部 モダニティの追求の磁場としてのウズベキスタン
第一章 ウズベキスタンの成立
  第一節 中央アジアにおける行政単位の変遷と民族
  第二節 中央アジア民族・共和国境界画定をめぐる評価と背景
  第三節 アクター、プロセス、オルターナティヴ
  第四節 現在の中央アジア諸国の原型の完成
第二章 独立後のウズベキスタンのナショナリズムの光と影
  第一節 「民族独立理念」のもとでの「高邁な精神」と「啓蒙」
  第二節 歴史の見直し
  第三節 アミール・ティムールの復権
第三章 宗教とモダニティの相剋
  第一節 「伝統」をめぐるパラダイムの転換
  第二節 よいイスラーム/悪いイスラームの二分法
  第三節 二人のカリスマ
  第四節 ポスト・カリモフ時代のイスラームと政治の展望
第二部 イスラーム・ヴェール問題の歴史的展開
第四章 中央アジアにおける女性の装いとヴェール
  第一節 一九世紀末から二〇世紀初頭の中央アジア・ムスリム定住民女性の装いとヴェール
  第二節 帝政ロシアの中央アジア定住民女性への眼差し
第五章 帝政ロシアの「ムスリム女性」と「ヴェール」をめぐる言説
  第一節 「ムスリム女性問題」とその背景
  第二節 イスラーム的男女平等論(一)
  第三節 イスラーム的男女平等論(二)
  第四節 「イスラーム的男女平等論」のコネクティヴィティ
  第五節 「イスラーム的男女平等論」の否定
第六章 ソ連期ウズベキスタンの「女性」と「ヴェール」をめぐる言説と表象
  第一節 フジュムの展開
  第二節 女性解放の理想と現実
  第三節 「女性」と「ヴェール」をめぐる言説と表象
第三部 現代ウズベキスタンの「ヴェールの政治学」
第七章 権威主義体制とイスラーム過激主義問題
  第一節 イスラームの政治化から国内テロ事件の発生へ
  第二節 「九・一一事件」と「国際テロとの正義の戦争」
  第三節 「カラー革命」から「アンディジャン事件」へ
  第四節 中東イスラーム地域情勢および移民問題
第八章 「女性」と「ヴェール」をめぐるポスト社会主義時代の語り
  第一節 歴史と民族文化の見直しの中のフジュム
  第二節 「女性」と「ヴェール」をめぐる語り
  第三節 マルフア・トフタホジャエヴァの挑戦
第九章 新たなヴェール、新たな言説
  第一節 新しいヴェールの出現
  第二節 ヒジョブ問題
  第三節 女性たちはなぜヒジョブを着けるのか
  第四節 よいスカーフ/悪いスカーフ
終章 モダニティの長い道程は再び開かれるのか