石田 俊/著 -- イシダ シュン -- 吉川弘文館 -- 2021.12 -- 210.5

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所蔵

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所蔵館 所蔵場所 請求記号 資料コード 資料区分 帯出区分 状態
県図一般 2階閲覧室 210.5/イ021 0116022344 一般図書   在架

館別所蔵

館名 所蔵数 貸出中数 貸出可能数
県図一般 1 0 1

資料詳細

タイトル 近世公武の奥向構造
書名カナ キンセイ コウブ ノ オクムキ コウゾウ
著者 石田 俊 /著  
著者カナ イシダ シュン
出版地 東京
出版者 吉川弘文館
出版者カナ ヨシカワ コウブンカン
出版年 2021.12
ページ数 5,261,11p
大きさ 22cm
一般件名 日本-歴史-江戸時代 , 公家 , 武士 , 女性-歴史
内容紹介 世継ぎの出産・養育や朝廷の意思決定への関与、それらを支える組織・制度化の過程などを分析。膨大な公家史料の博捜と読解から江戸時代中期を中心に、公家・武家社会の奥向の具体像を明らかにする。
NDC分類(9版) 210.5
ISBN 4-642-04344-1
ISBN13桁 978-4-642-04344-1
定価 ¥9500

目次

序章 研究史と本書の構成
  一 近世の天皇・朝廷と奥向研究
  二 近世武家社会と奥向研究
  三 本書の課題と構成
第一部 近世の朝廷運営と奥向
第一章 霊元天皇の奥と東福門院
  はじめに
  一 寛文三年~七年における朝廷運営と奥
  二 禁闕騒動と奥の統制
  三 延宝~貞享期の奥
  おわりに
第二章 元禄期の朝幕関係と綱吉政権
  はじめに
  一 霊元三院院政の変質
  二 内々の儀における准后の「執権」
  三 中御門資熈の「執権」
  四 綱吉政権の対応
  おわりに
第三章 近世中期の朝廷運営と外戚
  はじめに
  一 中御門天皇幼少期の櫛笥隆賀
  二 中御門天皇成人後の櫛笥隆賀
  三 昭仁親王(桜町天皇)と櫛笥家
  四 櫛笥隆賀と幕府
  おわりに
第四章 近世中期の禁裏女中と「伊予日記」
  はじめに
  一 「伊予日記」の検討
  二 桜町・桃園付女中の構成と変遷
  おわりに
第五章 近世朝廷における意思決定の構造と展開
  はじめに
  一 霊元天皇幼少期における表・奥の統制
  二 霊元~中御門期における奥の肥大化
  三 桜町天皇の改革
  四 宝暦期の諸事件と儲君(幼帝)養育
  おわりに
第二部 近世武家社会における奥向
第一章 綱吉政権期の江戸城大奥
  はじめに
  一 公家出身年寄の招聘過程
  二 公家出身女中の職制と昇進ルート
  おわりに
第二章 桂昌院と寺院
  一 桂昌院の信仰と綱吉政権
  二 長命寺穀屋と尼僧
  三 穀屋尼僧の語る由緒
  四 安養尼による祈禱札献上と桂昌院
  五 穀屋の由緒と桂昌院
第三章 松江藩松平家の奥向と奥女中
  はじめに
  一 近世前・中期における松江藩奥向
  二 近世後期における松江藩奥向
  三 幕末における松江藩松平家の奥向
  四 松江藩の縁組・相続戦略
  おわりに
第四章 松平宣維室天岳院の立場と役割
  はじめに
  一 岩宮の婚姻と江戸下向
  二 幸千代幼少時における天岳院の立場と役割
  おわりに
終章 課題と展望
  一 禁裏御所の奥向と摂家
  二 武家社会の奥向の通時的把握
  三 奥向の総体的把握にむけて