渡辺 尚志/著 -- ワタナベ,タカシ -- 勉誠出版 -- 2021.7 -- 210.5

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所蔵館 所蔵場所 請求記号 資料コード 資料区分 帯出区分 状態
県図一般 2階閲覧室 210.5/ワ021 0116011354 一般図書   在架

館別所蔵

館名 所蔵数 貸出中数 貸出可能数
県図一般 1 0 1

資料詳細

タイトル 近世の村と百姓
書名カナ キンセイ ノ ムラ ト ヒャクショウ
著者 渡辺 尚志 /著  
著者カナ ワタナベ,タカシ
出版地 東京
出版者 勉誠出版
出版者カナ ベンセイ シュッパン
出版年 2021.7
ページ数 9,359,10p
大きさ 22cm
一般件名 日本-歴史-江戸時代 , 村落-歴史 , 農民-歴史
内容紹介 近世社会において、百姓たちは領主や他の諸身分、周辺の地域社会とどのように関わり、折衝を行ってきたのか。各所に伝わる史料を丁寧に読み込むことで、近世日本社会を生き抜いてきた村と百姓の底力を照射する。
NDC分類(9版) 210.5
ISBN 4-585-32002-9
ISBN13桁 978-4-585-32002-9
定価 ¥9800

目次

序章
  一 本書の目指すもの
  二 出羽国村山郡の地域特性
  三 両総の地域特性
  四 本書の前提となる私の研究について
  五 本書各章の概要
第一部 出羽国村山郡の村と百姓
第一章 郡中議定からみた村と地域社会
  はじめに
  一 郡中議定をめぐる研究史
  二 郡中議定の諸特徴
  三 村の土地問題と解決のための取組み
  おわりに-地域自治の到達点と課題
第二章 年貢納入をめぐる村と領主
  はじめに
  一 万延・文久期の酒田買替米
  二 元治元年と慶応元年の酒田買替米
  三 酒田買替米をめぐるトラブル
  四 村方騒動の決着
  五 慶応二年分以降の酒田買替米
  おわりに
第二部 両総地域(上総・下総両国)における村と百姓
第三章 両総における旗本知行所と相給村落
  はじめに
  一 川村優氏の旗本領研究の成果と課題
  二 川村優氏の旗本領研究の継承・発展を目指して
  おわりに
第四章 備荒貯蓄にみる百姓・領主関係
  はじめに
  一 研究史の整理
  二 河野知行所における積石の開始と中止
  三 嘉永七年の「積石一件」
  おわりに
第五章 無年季的質地請戻し慣行を再考する
  はじめに
  一 質地請戻し慣行をめぐる論点
  二 幸谷村とはどういう村か
  三 幸谷村における無年季的質地請戻し慣行の実態
  四 庄右衛門・庄兵衛両家の事例からわかること
  五 無年季的質地請戻し慣行をめぐる論点について
  おわりに
第六章 幸谷村にみる相給村落の特質
  はじめに
  一 村掟の世界
  二 村の財産と施設
  三 村の寺と神社
  四 村内の争いの解決法
  五 江戸川・坂川の普請をめぐる幸谷村内の対立
  おわりに
第三部 近世の村と百姓
第七章 土地と日本人
  はじめに
  一 村の耕地は交換されるもの-割地
  二 所有欲と割地の両立
  三 質流れになった土地でも取り戻せる-無年季的質地請戻し慣行
  四 村の土地は誰のものか?-近世の土地所有の特質
  五 慣行にはらまれた矛盾
  六 土地所有における明治維新-高抜地という問題
  七 慣行同士のせめぎあい
  おわりに
第八章 土地問題をめぐる百姓の意識
  はじめに
  一 武蔵国の事例
  二 下総国千葉郡南生実村の事例
  三 出羽国村山郡の事例
  四 肥後国天草郡の事例と先行研究との関連
  おわりに
終章
  一 小松賢司氏の批判に答える
  二 本書の基礎にある研究スタイル