洲崎 圭子/著 -- スサキ,ケイコ -- 世織書房 -- 2021.6 -- 960.2

※所蔵欄の「帯出区分」が「貸出禁止」のものや、「状態」が「在架」のものは予約できません。

※奄美図書館からの取り寄せは、システムの関係上、来館しての手続きが必要です。

所蔵

所蔵は 1 件です。現在の予約件数は 0 件です。

所蔵館 所蔵場所 請求記号 資料コード 資料区分 帯出区分 状態
県図一般 2階閲覧室 960.2/カ021 0116017757 一般図書   在架

館別所蔵

館名 所蔵数 貸出中数 貸出可能数
県図一般 1 0 1

資料詳細

タイトル 《産まない女》に夜明けはこない
書名カナ ウマナイ オンナ ニ ヨアケ ワ コナイ
副書名 ロサリオ・カステリャノス研究
著者 洲崎 圭子 /著  
著者カナ スサキ,ケイコ
出版地 横浜
出版者 世織書房
出版者カナ セオリ ショボウ
出版年 2021.6
ページ数 7,286,3p
大きさ 22cm
内容紹介 メキシコで知識人の女性作家として活動したカステリャノスは、種々の表現手法をもって、先住民世界や女性を扱った小説作品を出版した。彼女が女性にとって生き難い社会にどのように抗してきたかを明らかにする。
NDC分類(9版) 960.2
ISBN 4-86686-018-3
ISBN13桁 978-4-86686-018-3
定価 ¥3800

目次

序章 第三世界の知識人女性とは
  1.研究目的
  2.カステリャノスの作品と生涯
  3.問題の所在
  4.先行研究の整理
  5.本書の構成
第Ⅰ部
第1章 知識人として書くこと
  1.はじめに
  2.政権に近い知識人
  3.トラテロルコの「虐殺」
  4.語られない弾圧
  5.オクタビオ・パスのインド大使辞任の顚末
  6.カステリャノスの態度
  7.女性政策を批判する
  8.おわりに
第2章 向こう岸を語ること
  1.はじめに
  2.カステリャノスのインディオ観
  3.埋められない溝
  4.大統領を称賛する
  5.女性たちのあいだにあるもの
  6.おわりに
第3章 女性の生き方にこだわる
  1.はじめに
  2.マニフェストとしての修士論文
  3.女性の生き方をテーマに
  4.「再び、ソル・フアナ」
  5.おわりに
第Ⅱ部
第4章 第三世界発のフェミニズム
  1.はじめに
  2.ラテンアメリカ特有の男女の役割意識
  3.第三世界で女性を論じることの意味
  4.循環する抑圧構造
  5.交代可能な役割
  6.支配する道具
  7.別の地点からはじめるために
  8.おわりに
第5章 マチスモ言説の語られ方
  1.はじめに
  2.マチョの正体
  3.農園主としての振る舞い方
  4.女性の視線が補完すること
  5.娘の見た父親像
  6.おわりに
第6章 農園主一族の不名誉な独身女性
  1.はじめに
  2.「独身女性」とは誰か
  3.居場所がない「独身女性」
  4.家名を守るための共犯
  5.裁かれた「独身女性」
  6.おわりに
第7章 もう一人の「独身女性」
  1.はじめに
  2.閉じ込められる存在
  3.「独身女性」という役割
  4.祝祭と解放
  5.階層間の断絶
  6.おわりに
第8章 産めない女性と産まない女性
  1.はじめに
  2.急がれた近代国家の形成
  3.制度としての母性にこだわる
  4.実母との葛藤
  5.不妊ゆえの疎外感
  6.「母の日」と母性賛美
  7.出産機械になれなかった女性
  8.産まないという選択
  9.おわりに
終章 輝きを放つ文学の効用
  1.結論にかえて
  2.今後の課題と展望