清水 展/著 -- シミズ,ヒロム -- 九州大学出版会 -- 2021.7 -- 382.2481

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所蔵

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所蔵館 所蔵場所 請求記号 資料コード 資料区分 帯出区分 状態
県図一般 2階閲覧室 382.2/シ021 0116011271 一般図書   在架

館別所蔵

館名 所蔵数 貸出中数 貸出可能数
県図一般 1 0 1

資料詳細

タイトル 噴火のこだま
書名カナ フンカ ノ コダマ
副書名 ピナトゥボ・アエタの被災と新生をめぐる文化・開発・NGO
著者 清水 展 /著  
著者カナ シミズ,ヒロム
出版地 福岡
出版者 九州大学出版会
出版者カナ キュウシュウ ダイガク シュッパンカイ
出版年 2021.7
ページ数 369,4p 図版12p
大きさ 21cm
一般件名 フィリピン , 噴火災害
内容紹介 1991年6月のフィリピン・ピナトゥボ火山の大噴火は先住民アエタに大きな被害と影響をもたらした。噴火直後から今日に至るまでの彼らの生活再建の歩みをたどり、被災地の人々や社会・文化に寄り添った真の復興を考える。
NDC分類(9版) 382.2481
ISBN 4-7985-0312-7
ISBN13桁 978-4-7985-0312-7
定価 ¥4800

目次

第一章 序論
第二章 ピナトゥボ大噴火とアエタ民族の危機
  一 噴火の意味づけ
  二 「民族存亡の危機」を言う背景
  三 「民族の存亡」とは何か
  四 文化の保持のための支援
第三章 他者を表象すること
  一 未開ユートピアの捏造?
  二 文化批判の隘路
  三 均質な文化という問題
  四 民族誌あるいは文化を書くこと
  五 「伝統の創造」論の陥穽あるいは反駁するネイティブ
第四章 噴火と想起
  一 山に戻って噴火で死んだ老人
  二 避難の下山を拒み、洞窟で焼け死んだ一〇三人の村人
  三 洞窟で生き残った男
  四 噴火の原因と避難生活
  五 噴火とアエタの自覚
  六 アエタと結婚した平地民女性の想い出と被災体験
  七 アエタの歴史意識
第五章 開発介入の理念と歴史
  一 開発主義の歴史と現在
  二 人類学と開発
  三 開発への巻き込まれ・抵抗と先住民の主体形成
  四 「石器時代人」タサダイのジレンマ
  五 ピナトゥボ・アエタにおける開発の受容
第六章 被災の苦難を超えて
  一 彼(女)らの選択
  二 マニラで物乞いをするアエタたち
  三 南西麓アエタの再生と自立への模索
  四 西麓における組織化の推進
  五 「文化」の自覚とエンパワーメント
第七章 自立の模索・先住民の自覚
  一 アエタ開発協会(ADA)委員長の生い立ちと想起
  二 アエタの自覚と自立への歩み
  三 村に留まり自主再建したアエタ・グループ
  四 ジャングル生存訓練教官のアエタ意識と誇り
  五 中部ルソン・アエタ連盟の設立とエンパワーメント
  六 鉱山法(一九九五)と先住民権利法(一九九七)、そして脱植民地化の闘い
第八章 結論