河島 一仁/著 -- カワシマ,カズヒト -- 古今書院 -- 2021.3 -- 384.38

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所蔵

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所蔵館 所蔵場所 請求記号 資料コード 資料区分 帯出区分 状態
県図一般 2階閲覧室 384.3/カ021 0116090614 一般図書   在架

館別所蔵

館名 所蔵数 貸出中数 貸出可能数
県図一般 1 0 1

資料詳細

タイトル 職人集団の歴史地理
書名カナ ショクニン シュウダン ノ レキシ チリ
副書名 出稼ぎ鍛冶の地域的展開
著者 河島 一仁 /著  
著者カナ カワシマ,カズヒト
出版地 東京
出版者 古今書院
出版者カナ ココン ショイン
出版年 2021.3
ページ数 13,583p
大きさ 22cm
一般件名 鍛造 , 職人
内容紹介 近隣地域に出かけて農具の製造・修理を行った「野鍛冶」は、近世以降、どのような集団として機能したのか。大野鍛冶、紀州鍛冶を対象とし、フィールド調査をもとに解明。アイルランドにおける鍛冶と鋤の研究史も取り上げる。
NDC分類(9版) 384.38
ISBN 4-7722-4221-9
ISBN13桁 978-4-7722-4221-9
定価 ¥12000

目次

序章
  1.歴史地理学における職人の研究
  2.山村研究における木地屋
  3.伝統工業と職人
  4.出稼ぎ研究における職人
  5.職人と職人集団
  6.本書の構成
第1部 研究史
第1章 辞典の記述を通してみた日本における鍛冶に関する研究の蓄積
  1.目的と方法
  2.地理学
  3.日本民俗学
  4.日本史学
  5.小括
第2章 日本における鋳物師と鍛冶に関する研究の進展
  1.目的と方法
  2.鋳物師に関する研究
  3.鍛冶の居住と集落形成
  4.鍛冶の移動
  5.関連する諸学問における研究の進展
  6.出稼ぎの鍛冶と鍛冶仲間
  7.鍬と野鍛冶
  8.出稼ぎ鍛冶
  9.小括
第3章 アイルランドにおける鍛冶と鋤の研究史
  1.目的と方法
  2.フォークロア研究とフォークライフ研究
  3.フォークライフ研究と地理学
  4.北アイルランドにおける鍛冶の研究史
  5.鋤の研究史
  6.アイルランドの鍛冶
  7.小括
第2部 東海地方における大野鍛冶の地域的展開
第4章 三河と尾張における鍛冶集団
  1.目的と方法
  2.『百姓伝記』の鍬と鎌
  3.吉田鍛冶と大野鍛冶の競合
  4.大野鍛冶に関する研究の進展
  5.「江州辻村」の鍛冶
  6.小括
第5章 大野鍛冶と「江州辻村」の鋳物師と鍛冶
  1.目的と方法
  2.辻村の地理的実態
  3.辻鋳物師と西三河
  4.小括
第6章 19世紀以降の大野村とその周辺地域における鍛冶
  1.目的と方法
  2.知多郡と大野村における鍛冶の分布
  3.大野における金物問屋
  4.「大野近郷」の鍛冶
  5.小括
第7章 東春日井郡における大野鍛冶の地域的展開
  1.目的と方法
  2.1931年頃の野鍛冶業
  3.高度経済成長期の野鍛冶業
  4.東春日井郡における大野鍛冶
  5.小括
  6.第2部の総括
第3部 近畿地方における紀州鍛冶の地域的展開
第8章 『農具便利論』の「農具鍛冶」と「其処の鍛冶」
  1.目的と方法
  2.大蔵永常の生涯と『農具便利論』
  3.『農具便利論』の記載
  4.堺の鍛冶と株仲間
  5.「其処の鍛冶」と紀州鍛冶
  6.小括
第9章 京都府における野鍛冶の地域的構成
  1.目的と方法
  2.「物産表」にみる摂河泉と「其外近国」における鍬の生産
  3.「職工」の地域的構成
  4.「鍛工」の地域的構成
  5.1940年代の野鍛冶
  6.野鍛冶の分布
  7.紀州鍛冶の出身地
  8.小括
第10章 船井郡における紀州鍛冶
  1.目的と方法
  2.野鍛冶の分布とその変化
  3.野鍛冶の商圏・サービスエリアとその変化
  4.小括
第11章 京都府の山城における紀州鍛冶
  1.目的と方法
  2.京都市における紀州鍛冶
  3.山城南部における紀州鍛冶
  4.乙訓郡における紀州鍛冶
  5.山城南部への紀州鍛冶の「来住」
  6.野鍛冶業の変容
  7.京都府における紀州鍛冶の分布と出身地
  8.小括
第12章 奈良県における紀州鍛冶
  1.目的と方法
  2.19世紀末以降の野鍛冶
  3.野鍛冶の分布
  4.野鍛冶業の変容
  5.小括
  6.第3部の総括
第4部 紀州鍛冶の集団構造と輩出地域の構成
第13章 文政期以降の南部川流域における紀州鍛冶
  1.紀州鍛冶の受容地域と輩出地域
  2.目的と方法
  3.埴田の紀州鍛冶
  4.南部川村の紀州鍛冶
  5.南部川流域における刃物鍛冶
  6.小括
第14章 安政期の山城とその周辺における紀州鍛冶の分布
  1.目的
  2.方法と史料
  3.紀州鍛冶と「他国出稼之鍛冶共」
  4.山城国綴喜郡における稼ぎ場所争論
  5.「国越」をめぐる鍛冶組織の対立
  6.小括
第15章 紀州鍛冶に関わる受容地域の構成
  1.目的と方法
  2.対象地域の地理的性格
  3.紀州鍛冶の輩出地域
  4.小括
第16章 田辺領における鍛冶仲間と「出張稼」
  1.目的と方法
  2.鍛冶の地域的構成
  3.東本庄村への「出張鍛冶」
  4.「出張稼」に対する営業規制
  5.農民と鍛冶
  6.小括
第17章 田辺領における本役鍛冶の稼ぎ場地域
  1.目的と方法
  2.稼ぎ場地域の構成
  3.稼ぎ場地城における営業規制
  4.稼ぎ場地域における農民と鍛冶
  5.小括
第18章 新宮領における野鍛冶と紀州鍛冶
  1.目的と方法
  2.鍛冶仲間による営業規制
  3.鍛冶仲間に属さない野鍛冶のライフヒストリー
  4.小括
  5.第4部の総括
終章
  1.17世紀から19世紀前半までの野鍛冶
  2.18・19世紀における大野鍛冶
  3.18・19世紀における紀州鍛冶
  4.20世紀における野鍛冶
  5.鋤と鍬
  6.今後の諸課題