榎原 雅治/著 -- エバラ,マサハル -- 吉川弘文館 -- 2021.4 -- 210.4

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所蔵

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所蔵館 所蔵場所 請求記号 資料コード 資料区分 帯出区分 状態
県図一般 2階閲覧室 210.4/エ021 0115931180 一般図書   在架

館別所蔵

館名 所蔵数 貸出中数 貸出可能数
県図一般 1 0 1

資料詳細

タイトル 地図で考える中世
書名カナ チズ デ カンガエル チュウセイ
副書名 交通と社会
著者 榎原 雅治 /著  
著者カナ エバラ,マサハル
出版地 東京
出版者 吉川弘文館
出版者カナ ヨシカワ コウブンカン
出版年 2021.4
ページ数 14,375,9p
大きさ 22cm
一般件名 日本-歴史-中世 , 交通-日本 , 宿駅
内容紹介 地形図・絵図・航空写真などから、13〜16世紀の陸上交通のあり方を分析。宿町の構造と機能、交通整備に関わる幕府や宗教者の役割を考察し、中世日本社会を読み解き、東海道沿道地域の開発と災害の歴史をも見通す。
NDC分類(9版) 210.4
ISBN 4-642-02969-8
ISBN13桁 978-4-642-02969-8
定価 ¥4800

目次

序章 中世陸上交通研究の視角と方法
  一 文献と考古資料による解明
  二 本書での研究視角
  三 検討対象の工夫
  四 「連釈之大事」
  五 「宿立図」
  六 本書の構成
第一部 宿の空間構成
第一章 東海道の宿の空間構成
  はじめに
  一 東海道の宿の阿弥陀と薬師
  二 渡である宿の空間構成
  おわりに
第二章 鎌倉街道上道の宿の空間構成
  はじめに
  一 鎌倉街道上道に関する基本的史料
  二 鎌倉街道上道の宿の阿弥陀と薬師
  おわりに-いつ、誰がつくったか-
第三章 中世の宿の大きさ
  はじめに
  一 三河国山中宿の大きさ
  二 中世の宿町の標準的な大きさの推定
  三 現存する宿の地割の検討
  四 宿の庭
  おわりに
第二部 宿と中世社会
第一章 時衆の交通路構築
  はじめに
  一 『遊行上人縁起絵』に見る交通路の構築
  二 「小栗判官」伝承と時衆の旅
  三 時衆による旅館の経営
  四 時衆と地域の武士
  おわりに-再び、いつ、誰がつくったか-
第二章 宿と地域社会
  はじめに
  一 三河念仏の始まりと矢作宿
  二 上宮寺末寺と本證寺門徒の地域的分布
  三 中世後期の矢作川下流の流路と真宗信徒の分布
  四 矢作川水系と和田氏
  おわりに
第三章 中世の旅館と伝馬・宿送
  はじめに
  一 旅館
  二 旅館主たちのネットワーク
  三 伝馬の配備と営業
  四 宿送
  五 領主支配の拠点としての旅館
  おわりに
補論一 室町将軍の旅
  一 将軍の旅
  二 富士見物の参加者
  三 旅程
  四 播磨下向
  五 義教と満祐
  おわりに-室町幕府の最盛期-
補論二 山陽道摂津の宿
  はじめに
  一 摂津の宿
  二 芥川宿に関する一史料の検討
  おわりに-摂津の宿と山岳寺院-
第三部 旦過のある町
第一章 旦過と湯屋
  はじめに
  一 文献史料に現れた中世地方都市の空間構成-瑞渓周鳳の記した摂津国湯山-
  二 地名に生きる中世地方都市の空間
  おわりに
第二章 都市空間の宗教性
  はじめに
  一 香具師の自己認識
  二 売薬商人と修験
  三 都市空間の結界の表象
  おわりに-「修験は親、連釈は子、眷属は兄弟」、そして「啖呵を切る」-
第四部 災害・開発と地形の変容
第一章 中世東海地方の海岸平野と生業
  はじめに-中遠平野、二つの低地-
  一 中世の中遠平野の景観と開発
  二 ラグーンでのなりわい
  三 ラグーンの縮小と延宝の水害
  四 その後の中遠平野
  おわりに
第二章 連鎖する開発と災害
  はじめに
  一 浮島ケ原の耕地開発と沼の消滅
  二 浅羽低地で続く水問題
  おわりに