三浦 篤/著 -- ミウラ,アツシ -- 名古屋大学出版会 -- 2021.2 -- 702.35

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所蔵

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所蔵館 所蔵場所 請求記号 資料コード 資料区分 帯出区分 状態
県図一般 2階閲覧室 702.3/ミ021 0116094921 一般図書   在架

館別所蔵

館名 所蔵数 貸出中数 貸出可能数
県図一般 1 0 1

資料詳細

タイトル 移り棲む美術
書名カナ ウツリスム ビジュツ
副書名 ジャポニスム、コラン、日本近代洋画
著者 三浦 篤 /著  
著者カナ ミウラ,アツシ
出版地 名古屋
出版者 名古屋大学出版会
出版者カナ ナゴヤ ダイガク シュッパンカイ
出版年 2021.2
ページ数 8,460,100p
大きさ 22cm
一般件名 フランス美術-歴史 , ジャポニスム , 絵画-日本
内容紹介 日本から西洋へ、西洋から日本へと海を越えた芸術の種子はどのように移動・変容・開花したのか。ジャポニスムの多面的展開から近代洋画の創出まで、フランスを中心に一望し、選択的な交雑による新たな芸術史を描きだす。
NDC分類(9版) 702.35
ISBN 4-8158-1016-0
ISBN13桁 978-4-8158-1016-0
定価 ¥5800

目次

序章 移り棲む美術
第Ⅰ部 ジャポニスムの群生
第1章 十九世紀後半のフランスにおける日本趣味
  1 幕末の日仏関係
  2 美術工芸品の移動
  3 一八六七年のパリ万国博覧会をめぐって
  4 一八七〇年代以降のジャポニスムの広がりと深化
  5 エルネスト・シェノー「パリの日本」とジャポニスム
第2章 サロン絵画における主題としての日本
  1 サロンにおける日本主題の流行
  2 ジャポニスム絵画の主要作例
  3 美術史から文化史への射程
第3章 フィルマン=ジラールとジャポニスム
  1 画家としての経歴
  2 《日傘をさす日本の女》と《小川の辺の日本の女たち》
  3 《日本の化粧》
  4 一八七三年のサロンにおける批評
  5 フィルマン=ジラールのジャポニスム、あるいは風俗主題の変奏
第4章 変容する<アジア>
  1 寓意図像としての「アジア」
  2 中国、そして日本へ
  3 「ムスメ」の席巻
第5章 「マネ・印象派のジャポニスム」再考
  1 影響・受容論から選択・摂取論へ
  2 初期のジャポニザン
  3 マネとジャポニスム
  4 マネの海景画と広重の《六十余州名所図絵》
  5 印象派とジャポニスム
  6 ドガと浮世絵版画
  7 モネと日本趣味
第6章 絵の中の文字
  1 画中に表された文字
  2 造形的要素としての署名
  3 ジャポニスム
  4 ファン・ゴッホと広重
  5 作品タイトルなどその他の文字
第7章 フランスにおける陶磁器のジャポニスム
  1 装飾美術とジャポニスム
  2 ブラックモンと陶芸
  3 装飾的陶磁器から簡素な茶陶へ
  4 陶磁器と絵画・彫刻
第Ⅱ部 蘇るラファエル・コラン
第8章 ラファエル・コラン
  1 自己形成
  2 裸婦と外光
  3 壁画と肖像画
  4 人物画から象徴主義へ
  5 絵皿と挿絵
  6 晩年のコラン
第9章 コランと日本
  1 極東美術コレクション
  2 共鳴のジャポニスム
  3 日本近代洋画の父
第Ⅲ部 日本近代洋画の開花
第10章 西洋留学と明治洋画
  1 明治期に留学した洋画家たち
  2 留学期の西洋絵画受容
  3 ジャポニスムと洋画家たち
第11章 山本芳翠の裸婦像
  1 《天女》
  2 《裸婦》
  3 近代洋画における裸婦の系譜
第12章 山本芳翠の肖像画
  1 鮫島尚信と山本芳翠
  2 作品制作とその行方
  3 肖像画としての特質
第13章 明治洋画とレアリスムの系譜
  1 フランス留学以前の五姓田義松
  2 義松とレオン・ボナ
  3 滞仏期の作品について
  4 帰国後の義松
第14章 黒田清輝と西洋美術教育
  1 留学時代の黒田清輝と美術教育
  2 帰国後の黒田清輝と美術教育
第15章 黒田清輝とフランス絵画
  1 コランとアカデミスム
  2 ミレーと田園生活
  3 バスティアン=ルパージュと自然主義
  4 ピュヴィス・ド・シャヴァンヌと壁画様式
  5 印象派
  6 先駆者としての黒田清輝
第16章 ラファエル・コランと日本人画家たち
  1 帰国後の黒田清輝とコラン
  2 黒田の弟子たちとコラン
  3 往還の軌跡
終章 芸術の移動と変容