土屋 由香/著 -- ツチヤ,ユカ -- 京都大学学術出版会 -- 2021.2 -- 319.5302

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所蔵館 所蔵場所 請求記号 資料コード 資料区分 帯出区分 状態
県図一般 2階閲覧室 319.5/ツ021 0115965758 一般図書   在架

館別所蔵

館名 所蔵数 貸出中数 貸出可能数
県図一般 1 0 1

資料詳細

タイトル 文化冷戦と科学技術
書名カナ ブンカ レイセン ト カガク ギジュツ
副書名 アメリカの対外情報プログラムとアジア
著者 土屋 由香 /著  
著者カナ ツチヤ,ユカ
出版地 京都
出版者 京都大学学術出版会
出版者カナ キョウト ダイガク ガクジュツ シュッパンカイ
出版年 2021.2
ページ数 7,341p
大きさ 22cm
一般件名 アメリカ合衆国-対外関係-アジア , 技術-アメリカ合衆国 , 原子力 , 科学技術政策
内容紹介 原子力、月着陸、先進医療…。20世紀、人びとは科学技術に心躍らせた。しかしそれらは、冷戦時代の東西陣営による「世界の心を勝ち取る戦い」として科学が利用された結果だった。文化冷戦の実態に鋭く迫る。
NDC分類(9版) 319.5302
ISBN 4-8140-0324-2
ISBN13桁 978-4-8140-0324-2
定価 ¥3200

目次

序章
  1 科学技術と文化冷戦
  2 広報外交・情報政策などの概念整理と担当機関
  3 「フォーリン・アトムズ・フォー・ピース」
  4 本書の構成と各章の内容
第Ⅰ部 文化冷戦と核・原子力
第1章 文化冷戦と原子科学者たち
  1 シカゴの科学者たちと『原子科学者会報』の創刊
  2 文化自由会議との出会い
  3 ラビノウィッチ、シルズ、文化自由会議、『原子科学者会報』をつなぐ共通項
  4 『原子科学者会報』における「科学者の役割」と「科学の自由」
第2章 「フォーリン・アトムズ・フォー・ピース」と研究用原子炉の輸出
  1 原子力技術援助の背景
  2 南ヴェトナム
  3 日本
  4 ビルマ
第3章 原子力の留学生たち
  1 アルゴンヌ国際原子力科学技術学校(ISNSE)の設立
  2 原子力の「留学生」たちの経験
  3 留学生を題材とした対外情報プログラム
第4章 太平洋の核実験をめぐる逆説の対外情報プログラム
  1 レッドウィング作戦の開始と補償問題
  2 「クリーン・ボム」(きれいな爆弾)をめぐる対外情報プログラムとその挫折
  3 ハードタック作戦と「拓洋」「さつま」被ばく事件
  4 核実験禁止要求と賠償請求との関係
  5 抗議船に関する情報統制
第Ⅱ部 新たな対外情報プログラムの展開
第5章 「アトムズ・フォー・ピース」から「サイエンス・フォー・ピース」へ
  1 スプートニク・ショック後の科学技術政策に関する政府機構改革
  2 対外情報プログラムにおける科学技術の新たな重要性
  3 変革期の対外情報プログラム
第6章 「ホープ計画」に見る医療援助政策
  1 文化冷戦の舞台としての医療援助-マラリア撲滅キャンペーンを事例として
  2 医療援助・対外情報プログラム・民間ボランティア活動をめぐる議論
  3 ホープ計画の実施内容
  4 ホープ号のインドネシア訪問
  5 ホープ号の南ヴェトナム訪問
第7章 新たな対外情報プログラムとしての宇宙開発
  1 宇宙開発と情報政策
  2 NASAとUSIAの協力
  3 USIS映画と展示会