坂本 忠久/著 -- サカモト,タダヒサ -- 塙書房 -- 2021.2 -- 322.15

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所蔵

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所蔵館 所蔵場所 請求記号 資料コード 資料区分 帯出区分 状態
県図一般 2階閲覧室 322.1/サ021 0116095431 一般図書   在架

館別所蔵

館名 所蔵数 貸出中数 貸出可能数
県図一般 1 0 1

資料詳細

タイトル 近世江戸の行政と法の世界
書名カナ キンセイ エド ノ ギョウセイ ト ホウ ノ セカイ
著者 坂本 忠久 /著  
著者カナ サカモト,タダヒサ
出版地 東京
出版者 塙書房
出版者カナ ハナワ ショボウ
出版年 2021.2
ページ数 8,457,12p
大きさ 22cm
一般件名 法制史-日本 , 東京都-歴史
内容紹介 近世中期以降の江戸を対象に、町方を中心とする都市社会において日常的に発生し得る欠落、久離、捨子、捨物等をめぐる行政上の手続きと、それへの幕府・行政側の対応について分析。近世法の運用の実態も追究する。
NDC分類(9版) 322.15
ISBN 4-8273-1318-5
ISBN13桁 978-4-8273-1318-5
定価 ¥11000

目次

序章 本書の課題と主として活用する史料
  はじめに
  一 日常的な「行政」をめぐる研究
  二 近世法の運用に関する研究
  三 実務役人・与力の機能をめぐる研究
  四 主として活用する史料
第一編 都市の行政とその手続きの確立
第一章 江戸の行政とその手続きの確立
  はじめに
  第一節 「記事条例」の史料上の特質と問題点
  第二節 江戸町方の「欠落者言上帳付」と「欠落者言上帳消」の手続き
  第三節 その後の「欠落者言上帳付」に関する手続きの変遷
  第四節 武家方関係の「欠落」「久離」等の手続きとその意義
  おわりに
補論一 「言上帳」における幕府役人・諸大名等の「追放刑」の報告記録とその理由
  はじめに
  一 幕府の役人や諸大名等からの報告の内容
  二 「追放刑」等の報告の理由について
  おわりに
第二章 近世中・後期の江戸における捨子と迷子をめぐる法制度の展開
  はじめに
  第一節 「捨子訴」に関する手続きとその特徴
  第二節 「迷子訴」に関する手続きとその特色
  第三節 「記事条例」第六三巻「記事条例追加捨子迷子之部」の内容とその意義
  おわりに
第三章 江戸における「遺失物法制」の再検討
  はじめに
  第一節 江戸における「捨物」に関する行政手続き
  第二節 「拾物」に関する行政手続き
  第三節 「武家方捨物」に関する行政手続き
  おわりに
補論二 江戸の「紛失物訴」と「盗賊訴」をめぐる行政手続きの意義
  はじめに
  第一節 「紛失物訴」と「盗賊訴」をめぐる手続きの内容とその特色
  第二節 武家方の「紛失盗賊届」の存在と「言上帳」記載の目的
  おわりに
第二編 刑事事件の発生と法の運用
第四章 江戸の消防と「失火罪」に対する刑罰の運用
  はじめに
  第一節 公事方御定書下巻第六十九条の内容とその成立過程
  第二節 「出火訴」や「怪鋪火之訴」等をめぐる手続きの特色
  第三節 その後の「出火訴」等をめぐる手続きの変遷
  おわりに
第五章 近世江戸の「検使」手続きの確立とその機能
  はじめに
  第一節 「検使」手続きの内容とその確立
  第二節 「例書」に見る「検使」手続きの存在とその特色
  おわりに
第六章 江戸の傷害、変死事件と捜査権・処分権・刑罰権
  はじめに
  第一節 武家方奉公人に対する無礼討と「家法の仕置」の存在
  第二節 水死、傷害、変死事件に関する手続き
  第三節 具体的事例に見る行政手続きの特徴
  第四節 近世後期の傷害、変死事件に関する手続きの確認作業
  おわりに
付論 東叡山領(上野領)における行政手続きの確立
  はじめに
  一 目代・田村からの伺書と寺社奉行・大岡越前守の回答
  二 「東叡山領之者諸訴并諸願定書」の内容
  おわりに
終章 近世中・後期の江戸における行政と法の特質
  一 都市における行政と法の関係
  二 近世都市における法の運用の局面
  三 実務役人・与力の機能について