関口 博巨/著 -- セキグチ,ヒロオ -- 吉川弘文館 -- 2021.3 -- 210.5

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所蔵

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所蔵館 所蔵場所 請求記号 資料コード 資料区分 帯出区分 状態
県図一般 2階閲覧室 210.5/セ021 0115922353 一般図書   在架

館別所蔵

館名 所蔵数 貸出中数 貸出可能数
県図一般 1 0 1

資料詳細

タイトル 近世村落の領域と身分
書名カナ キンセイ ソンラク ノ リョウイキ ト ミブン
シリーズ名 神奈川大学人文学研究叢書
著者 関口 博巨 /著  
著者カナ セキグチ,ヒロオ
出版地 東京
出版者 吉川弘文館
出版者カナ ヨシカワ コウブンカン
出版年 2021.3
ページ数 8,377,8p
大きさ 22cm
シリーズ名 神奈川大学人文学研究叢書
シリーズ名カナ カナガワ ダイガク ジンブンガク ケンキュウ ソウショ
叢書巻次 45
一般件名 日本-歴史-江戸時代 , 村落-歴史 , 身分
内容紹介 近世における村の領域や社会空間、身分はどのように仕切られていたのか。全国各地の村々やそこに暮らす百姓・従属民らを事例に追究。芸能民などの越境者にも光を当て、近世社会の境界とその透過性について考察する。
NDC分類(9版) 210.5
ISBN 4-642-04339-7
ISBN13桁 978-4-642-04339-7
定価 ¥11000

目次

序章 問題の所在と本書の構成
  一 研究史に学ぶ
  二 本書の視角
  三 本書の構成
第一部 村の構造と「村」領域
第一章 関東の「村」と百姓土地所持
  はじめに
  一 「村」と土地の継承
  二 百姓土地所持の実態-地押以前
  三 「村」の地押と土地所持
  おわりに
第二章 関東の「村」と村運営
  はじめに
  一 村の成立と「村」
  二 「村」と村運営
  三 「村」の訴訟と領主
  おわりに
補論 賤民の「村」と弾左衛門支配
第三章 土地慣行にみる「ムラの自力」
  はじめに-第一部第一章の要点と課題
  一 批判に応えて
  二 維新期地主制について
  三 近代につづく土地慣行
  四 「ムラの自力」の生命力-結びにかえて
第二部 百姓と従属民
第一章 奥能登における「下人」化の諸契機
  はじめに
  一 人身売買
  二 違約と犯罪-近世の「身曳」
  三 流浪民の定着と志願
  おわりに
第二章 奥能登における「下人」の職能と生活
  はじめに
  一 時国家と「下人」の概況
  二 時国家の経営と「下人」の職能
  三 「下人」の生活世界
  おわりに
第三章 甲州山村の家抱とその「自立」
  はじめに
  一 福士村の佐野家と家抱の概況
  二 佐野家の経営と家抱の生活
  三 家抱の「自立」・減少をめぐって
  おわりに
第三部 身分社会の越境者
第一章 ムラと越境者の近世史・素描
  はじめに
  一 「流動」から「定着」へ
  二 「定着」時代の越境者と湯の宿
  三 越境者がムラに持ち込んだもの-「気随気儘」
  おわりに
補論 寛政三年の陰陽道騒動
  はじめに
  一 陰陽師竹内長門の騒動
  二 諸国の陰陽道騒動
  おわりに-陰陽師への視線
第二章 屋敷墓・持仏堂・道心者
  はじめに
  一 屋敷墓と持仏堂の存在形態
  二 屋敷墓・持仏堂をめぐる地域のうごき-明和期地蔵堂一件の語ること
  おわりに
第三章 江戸地廻り経済の展開と近江商人
  はじめに
  一 近江から吉川へ
  二 幾久屋の経営-東武での苦闘の足跡
  三 「関東兵衛」のネットワークと行動
  おわりに
終章 本書の総括と展望