朴 炳道/著 -- パク,ビョンド -- 吉川弘文館 -- 2021.3 -- 162.1

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所蔵

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所蔵館 所蔵場所 請求記号 資料コード 資料区分 帯出区分 状態
県図一般 2階閲覧室 162.1/ハ021 0115922320 一般図書   在架

館別所蔵

館名 所蔵数 貸出中数 貸出可能数
県図一般 1 0 1

資料詳細

タイトル 近世日本の災害と宗教
書名カナ キンセイ ニホン ノ サイガイ ト シュウキョウ
副書名 呪術・終末・慰霊・象徴
著者 朴 炳道 /著  
著者カナ パク,ビョンド
出版地 東京
出版者 吉川弘文館
出版者カナ ヨシカワ コウブンカン
出版年 2021.3
ページ数 9,325,5p
大きさ 22cm
一般件名 宗教-日本 , 民間信仰 , 災害-歴史 , 日本-歴史-江戸時代
内容紹介 近世社会を生きた人々は、地震・飢饉・大火・疫病などの災害にどう対処してきたのか。呪術・終末・慰霊・象徴をキーワードに人々の認識と実践を追究。宗教学の視点から、生存の危機や対処の過程を「災害文化」として捉え直す。
NDC分類(9版) 162.1
ISBN 4-642-04336-6
ISBN13桁 978-4-642-04336-6
定価 ¥12000

目次

序章 「災害と宗教」研究序説
  一 非日常的な危機事態に向き合う人間
  二 「災害」とは何か
  三 「災害」をめぐる宗教学的理解の歴史
  四 本書の構成
第一章 「災害見聞記」からみる呪術と終末
  一 「災害見聞記」と中世日本における災害の記録
  二 寛文二年の近江・若狭地震の「災害見聞記」
  三 『かなめいし』に表れている災害除けの呪術と信仰
  四 『かなめいし』の終末論
  五 日本民俗・民衆宗教史における「災害」の意味
第二章 近世火災における死・埋葬・慰霊
  一 近世災害における大量の死者
  二 明暦の大火と回向院
  三 「諸宗山無縁寺回向院」再考
  四 近世における「回向院」の性格
  五 近世における回向院の位置付け
  六 トラウマの空間からユートピアの空間へ
第三章 近世飢饉における死・埋葬・慰霊
  一 近世日本の飢饉災害と飢饉死者
  二 享保の飢饉の概要と死者の発生
  三 飢饉死者の埋葬と慰霊
  四 『飢饉地蔵物語』にみる享保の飢饉の死者慰霊
  五 享保の飢饉における飢人地蔵信仰の背景と飢饉死者の性格
第四章 近世災害死者をめぐる認識と実践
  一 災害死者の特徴
  二 「無縁」概念の展開と死者としての「無縁」
  三 無縁死者への認識とその歴史
  四 災害供養塔からみる近世災害死者への認識
  五 近世における災害の「無縁死者」と「無縁生者」の動態的関係
  六 トラウマと「無縁」
第五章 近世疫病における災害の象徴化
  一 災害文化と災害象徴
  二 日本における疫病の歴史
  三 文久二年の麻疹大流行と「はしか絵」の登場
  四 「はしか絵」の災害象徴1
  五 「はしか絵」の災害象徴2
  六 麻疹大流行における「はしか絵」の意味
第六章 幕末災害の象徴化と「災害錦絵」
  一 災害象徴と「災害錦絵」
  二 幕末の災害と「災害錦絵」の登場
  三 災害を起こす存在と災害を防ぐ存在
  四 「災害錦絵」における風刺と死
  五 「災害錦絵」の呪術性と複合的実用性
  六 カテゴリーとしての「災害錦絵」
終章 まとめと展望
  一 本書のまとめと意義
  二 今後の課題と展望