川本 慎自/著 -- カワモト,シンジ -- 思文閣出版 -- 2021.1 -- 188.82

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所蔵

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所蔵館 所蔵場所 請求記号 資料コード 資料区分 帯出区分 状態
県図一般 2階閲覧室 188.8/カ021 0115920027 一般図書   在架

館別所蔵

館名 所蔵数 貸出中数 貸出可能数
県図一般 1 0 1

資料詳細

タイトル 中世禅宗の儒学学習と科学知識
書名カナ チュウセイ ゼンシュウ ノ ジュガク ガクシュウ ト カガク チシキ
著者 川本 慎自 /著  
著者カナ カワモト,シンジ
出版地 京都
出版者 思文閣出版
出版者カナ シブンカク シュッパン
出版年 2021.1
ページ数 6,290,20p
大きさ 22cm
一般件名 禅宗-歴史 , 儒学-歴史 , 学問-歴史
内容紹介 中世の禅僧がもっていた卓抜した経営手腕や知識・技術は何に由来するのか? 儒学に付随して農業や数学、医学などの実用的知識が学ばれていた禅宗寺院。経済活動と学問、中世禅宗の側面を架橋し、禅宗寺院の役割を解明する。
NDC分類(9版) 188.82
ISBN 4-7842-2000-7
ISBN13桁 978-4-7842-2000-7
定価 ¥5600

目次

序章 中世の禅宗と儒学をめぐる研究状況
  一 中世禅宗の二つのイメージ
  二 中世禅宗と儒学
  三 「興禅の方便」としての宋学
  四 儒学講義の展開と抄物史料
  五 本書の構成
第一部 禅僧の経済活動と知識形成
第一章 南北朝期における東班僧の転位と住持
  はじめに
  一 東谷圭照の転位と住持
  二 東西両班の人事交流と詩文応酬
  おわりに
第二章 室町期における東班衆の嗣法と継承
  はじめに
  一 東班僧の嗣法関係
  二 東班僧の継続性と追善供養
  三 東班僧の財産継承
  おわりに
第三章 禅僧の荘園経営をめぐる知識形成と儒学学習
  はじめに
  一 雲章一慶の百丈清規講と荘園経営知識の伝達
  二 儒学学習をめぐる禅僧と実務官人との交流
  三 禅僧・清原氏の荘園経営をめぐる協同
  おわりに
第二部 禅僧の儒学と足利学校
第一章 中世後期関東における儒学学習と禅宗
  はじめに
  一 資中の儒学講義と建長寺宝珠庵
  二 宝珠庵をめぐる儒学学習と「常陸儒檀」
  三 常陸における学問と足利学校
  おわりに
第二章 足利学校と伊豆の禅宗寺院
  はじめに
  一 永享期の足利学校
  二 宝珠庵門派と伊豆
  三 足利学校と伊豆
  おわりに
第三章 道庵曾顕の法系と関東禅林の学問
  はじめに-「顕」の法系をめぐって
  一 『千葉臼井家譜』について
  二 「道庵和尚伝」と臼井氏
  おわりに
第四章 足利学校の論語講義と連歌師
  はじめに
  一 『論語集解』と九華
  二 足利学校と猪苗代家
  三 大蟲宗岑と猪苗代家
  おわりに
第三部 儒学に付随する科学知識
第一章 江西龍派の農業知識
  はじめに-杜甫詩と大唐米
  一 『杜詩続翠抄』の農業知識
  二 江西龍派と歓喜寺・博士家
  三 農業知識と現地情報
  おわりに
第二章 月舟寿桂と東国の麦搗歌
  はじめに
  一 麦搗歌と鎌倉節
  二 月舟寿桂と鎌倉禅林
  三 月舟寿桂と足利学校周辺の人々
  四 月舟寿桂と麦搗歌
  おわりに
第三章 桃源瑞仙と武家故実の周縁
  はじめに
  一 『百衲襖』と経済上の知識
  二 騒乱記述と漢学講義
  三 武家の知識蓄積との共通性
  おわりに
第四章 禅僧の数学知識と経済活動
  はじめに
  一 中巌円月の数学学習
  二 数学知識の実用と発展
  三 数学知識の継受と経済活動
  おわりに
第五章 中世禅僧の数学認識
  はじめに
  一 算用状と起請
  二 桃源瑞仙の周易講義と数学認識
  三 数学認識と須弥山世界観
  おわりに
終章 室町の文化から江戸の科学へ