伊藤 智樹/著 -- イトウ,トモキ -- 晃洋書房 -- 2021.1 -- 493.64

※所蔵欄の「帯出区分」が「貸出禁止」のものや、「状態」が「在架」のものは予約できません。

※奄美図書館からの取り寄せは、システムの関係上、来館しての手続きが必要です。

所蔵

所蔵は 1 件です。現在の予約件数は 0 件です。

所蔵館 所蔵場所 請求記号 資料コード 資料区分 帯出区分 状態
県図一般 2階閲覧室 493.6/イ021 0116022161 一般図書   在架

館別所蔵

館名 所蔵数 貸出中数 貸出可能数
県図一般 1 0 1

資料詳細

タイトル 開かれた身体との対話
書名カナ ヒラカレタ シンタイ トノ タイワ
副書名 ALSと自己物語の社会学
著者 伊藤 智樹 /著  
著者カナ イトウ,トモキ
出版地 京都
出版者 晃洋書房
出版者カナ コウヨウ ショボウ
出版年 2021.1
ページ数 9,184p
大きさ 22cm
一般件名 筋萎縮性側索硬化症
内容紹介 日本ALS協会富山県支部の初代支部長を務めた清水忠彦さんが語る体験を自己物語としてとらえ、その変化を分析。難病とともに生きなくてはならない混沌とした現実を「物語」へおとしこんでとらえる。
NDC分類(9版) 493.64
ISBN 4-7710-3427-3
ISBN13桁 978-4-7710-3427-3
定価 ¥2300

目次

第1章 ALSをめぐる情況
  1 ALS=終末期?-揺らぎの時代-
  2 ALSの経験がもつ「喪失」の側面
  3 ALSの経験がもつ規範的な側面-生存と自己決定-
  4 研究方法としてのナラティヴ・アプローチ
  5 まとめ-ふたつの問い-
  コラム1 社会学および関連領域における物語論的研究
  コラム2 アーサー・フランク
  コラム3 筋とキャラクター
第2章 中断された自己物語,物語の混沌
  1 発病のプロセスについて
  2 中断される物語-2006年9月研修会にて-
  3 中間考察-物語の混沌を許容すること-
第3章 生きることへの問いかけ
  1 診察の前に
  2 人工呼吸器装着をめぐるやりとり
  3 頑健な物語の模索に向けて
  コラム4 神経難病とセカンド・オピニオン
  コラム5 患者の「自己管理」がもつ意味
  コラム6 時間設定と会話のきっかけ
  コラム7 語りにおける動機の語彙と物語の声,モチーフ
第4章 物語における家族
  1 忠彦さんから広子さんへの性格づけ
  2 今井医師から広子さんへの性格づけ
  3 中間考察-家族の性格づけ,キャラクター変容の提言-
第5章 前向きな変化を語る
  1 忠彦さんとピアとの交流-日本ALS協会富山県支部設立-
  2 村上達是さんとの交流(2007年4月25日)
  3 体験発表がもつ意味-今井医師との2回目の診察でのやりとり-
  4 介護を家族に頼らないこと,広子さんの変化
  5 胃ろう造設
  6 コミュニケーション・エイドを使うようになる
  7 講演の内容とその変化
  8 中間考察-物語の筋,キャラクターの変化-
  コラム8 コミュニケーション・エイド
第6章 自己物語の軋み
  1 モチーフとしての一枚の写真
  2 症状の進行と人工呼吸器に関する思い
  3 キャラクター変容の要請と埋まらない溝-今井医師との3回目の診察でのやりとり-
  4 変わる家族の性格づけ-広子さんとの関係について-
  5 居場所づくりの苦労
  6 難病合同相談会にて
  7 事前指示書
  8 春の雪-別れの日々-
  9 中間考察
第7章 考察と結論
  1 自己物語の模索と聞き手たち
  2 規範的な亀裂と自己物語のキャラクター
  コラム12 病いによるピアの聞き手としての多様性-伊藤(2009)との比較-
  コラム13 家族療法との類似と相違