重見 泰/著 -- シゲミ,ヤスシ -- 吉川弘文館 -- 2020.11 -- 210.33

※所蔵欄の「帯出区分」が「貸出禁止」のものや、「状態」が「在架」のものは予約できません。

※奄美図書館からの取り寄せは、システムの関係上、来館しての手続きが必要です。

所蔵

所蔵は 1 件です。現在の予約件数は 0 件です。

所蔵館 所蔵場所 請求記号 資料コード 資料区分 帯出区分 状態
県図一般 2階閲覧室 210.3/シ020 0115908170 一般図書   在架

館別所蔵

館名 所蔵数 貸出中数 貸出可能数
県図一般 1 0 1

資料詳細

タイトル 日本古代都城の形成と王権
書名カナ ニホン コダイ トジョウ ノ ケイセイ ト オウケン
著者 重見 泰 /著  
著者カナ シゲミ,ヤスシ
出版地 東京
出版者 吉川弘文館
出版者カナ ヨシカワ コウブンカン
出版年 2020.11
ページ数 9,354,9p
大きさ 22cm
一般件名 飛鳥宮 , 遺跡・遺物-明日香村(奈良県) , 日本-歴史-大和時代
内容紹介 天皇の支配体系を顕示する舞台装置であった古代の王宮。飛鳥の諸宮を難波宮などと比較し、殿舎の成立時期と機能を探り、藤原京に至る都城の造営計画等を考察。天皇が抱いた王権の構想と律令制都城の形成を新たな視点で描く。
NDC分類(9版) 210.33
ISBN 4-642-04659-6
ISBN13桁 978-4-642-04659-6
定価 ¥11000

目次

序章 古代史研究と考古学
  一 古代王権と考古学
  二 都城と古代王権
  三 飛鳥王宮の再評価
  四 考古学的手法の限界
  五 本書の構成
  六 宮都、都城について
第Ⅰ部 飛鳥宮の構造
第一章 飛鳥宮跡の変遷
  はじめに
  一 従来の飛鳥宮跡の遺構変遷と王宮比定
  二 飛鳥・藤原地域の土器編年
  三 飛鳥宮跡の遺構変遷と造営年代の再検討
  四 東南地区の復原
  五 飛鳥宮跡の変遷
  おわりに
第二章 後飛鳥岡本宮の構造と飛鳥浄御原宮の成立
  はじめに
  一 飛鳥宮の変遷と構造
  二 後飛鳥岡本宮と飛鳥浄御原宮の殿舎比定
  三 飛鳥浄御原宮の二つの正殿
  おわりに
第三章 難波長柄豊碕宮から後飛鳥岡本宮へ
  はじめに
  一 後飛鳥岡本宮と飛鳥浄御原宮の構造
  二 難波長柄豊碕宮の構造復原
  三 後飛鳥岡本宮への継承
  おわりに-天武朝の都城造営と難波宮-
第Ⅱ部 律令制都城の形成
第一章 新城の造営計画と藤原京の造営
  はじめに
  一 京と新城、新益京
  二 新城の発掘事例
  三 都と京師
  四 「宮室」は何を意味するのか
  五 藤原京の造営過程
  おわりに-新城と飛鳥浄御原宮-
第二章 王宮の変遷と律令制都城の形成
  はじめに
  一 難波長柄豊碕宮の構造と飛鳥宮
  二 内裏の門
  三 小墾田宮から難波長柄豊碕宮へ
  四 宮の構造と三朝制
  五 飛鳥への還都
  六 天武朝の都城構想
  おわりに-藤原宮から平城宮へ-
第三章 古代王権の正統性
  はじめに
  一 王宮構造と王権
  二 天武朝の社会的背景
  三 天武の正統性と神武陵
  おわりに-天武の神格化-
第Ⅲ部 王権と王陵・空間構造
第一章 飛鳥の神名火と「飛鳥」
  はじめに-「飛鳥」の範囲は正しいか-
  一 万葉歌の神名火山
  二 神名火山「ミハ山」説
  三 「神名火山」候補地の検討
  四 飛鳥浄御原宮の構造と神名火
  五 古墳群の分布にみる聖域
  六 飛鳥坐神社
  七 出雲国造神賀詞の「飛鳥乃神奈備」
  八 「飛鳥」と「橘」「桃原」
附論 飛鳥と古代王権
  一 飛鳥と嶋宮
  二 飛鳥の朝廷
  三 飛鳥と天皇
第二章 王権の正統性と飛鳥の陵墓群
  はじめに-中尾山古墳と謎の土器群-
  一 中尾山古墳と地名
  二 「中尾山」出土土器群の検討
  三 中尾山における特殊行為と陵墓の関係性
  四 皇統の正統化と陵墓の築造
  五 殯儀礼と土器群
  おわりに
第三章 『日本書紀』の用語の一貫性
  はじめに
  一 『日本書紀』の「殯」使用例の検討
  二 『日本書紀』における用語の使用法
  三 殯宮と葬地について
  おわりに
終章 都城・王権研究と考古学
  一 土器編年の問題
  二 律令制都城の形成と古代王権-本書のまとめ-