永岡 崇/著 -- ナガオカ,タカシ -- 名古屋大学出版会 -- 2020.10 -- 178.9

※所蔵欄の「帯出区分」が「貸出禁止」のものや、「状態」が「在架」のものは予約できません。

※奄美図書館からの取り寄せは、システムの関係上、来館しての手続きが必要です。

所蔵

所蔵は 1 件です。現在の予約件数は 0 件です。

所蔵館 所蔵場所 請求記号 資料コード 資料区分 帯出区分 状態
県図一般 2階閲覧室 178.9/ナ020 0116011420 一般図書   在架

館別所蔵

館名 所蔵数 貸出中数 貸出可能数
県図一般 1 0 1

資料詳細

タイトル 宗教文化は誰のものか
書名カナ シュウキョウ ブンカ ワ ダレ ノ モノ カ
副書名 大本弾圧事件と戦後日本
著者 永岡 崇 /著  
著者カナ ナガオカ,タカシ
出版地 名古屋
出版者 名古屋大学出版会
出版者カナ ナゴヤ ダイガク シュッパンカイ
出版年 2020.10
ページ数 6,337,7p
大きさ 22cm
一般件名 大本教
内容紹介 近代日本最大の宗教弾圧、大本事件の記憶は戦後、いかに読み直され、何を生み出してきたのか。教団による平和運動を導くとともに、「邪宗門」言説の現代史から、多様な主体が交差する新たな宗教文化の捉え方を提示する。
NDC分類(9版) 178.9
ISBN 4-8158-1005-4
ISBN13桁 978-4-8158-1005-4
定価 ¥5400

目次

序章 大本弾圧事件の戦後
  一 事件の残骸
  二 <事件>が切りひらく世界
  三 読みの運動と解釈共同体
  四 協働表象が生じる場
  五 結節点としての大本七十年史編纂会
  六 本書の構成
  七 戦前期大本の歩み
第1章 戦後大本と「いまを積み込んだ過去」
  はじめに
  一 大本の平和運動をとらえるためのふたつのスケール
  二 七王も八王も王が世界に在れば…
  三 出口伊佐男の世界連邦主義
  四 人類愛善-世界連邦運動の展開
  五 人類愛善-原水禁運動のはじまり
  六 出口榮二の平和思想
  七 人類愛善運動とアジア主義
  八 平和運動の軋み
第2章 <事件>をめぐる対話
  はじめに
  一 「神さまの摂理」としての<事件>
  二 大本邪教説の再構成
  三 予備調査へ
  四 <事件>をめぐる対話
  おわりに
第3章 宗教文化は誰のものか
  はじめに
  一 大本七十年史編纂会の形成
  二 “民衆宗教”という表象
  三 教祖の人間化
  四 戦争と平和
  五 <事件>は誰のものか
  六 『大本七十年史』とその後
  おわりに
第4章 “民衆”の原像
  はじめに
  一 アイヌへのまなざし
  二 “土”の文化と縄文
  三 「万教同根」とアジア主義
  四 読みの運動のなかの『出口なお』
  五 無意識としての神
  六 筆先の「改編」
  七 “民衆”の原像
  おわりに
第5章 “民衆宗教”の物語の起源
  はじめに
  一 新宗教研究と複数の経路
  二 単層的な教祖像
  三 深層への遡行
  おわりに
第6章 反倫理的協働の可能性
  はじめに
  一 高橋和巳の衝動とひのもと救霊会
  二 ひのもと救霊会の構造
  三 <事件>の変奏
  四 協働の反倫理性
  おわりに
終章 批判的宗教文化への視角
  一 “いま”を生きる大本
  二 苦闘の軌跡へ
  三 捻じれた連続性
  四 “本質”をめぐる解釈闘争
  五 戦後社会のなかの“民衆宗教”
  六 分析的介入の課題