永吉 雅夫/著 -- ナガヨシ,マサオ -- 青弓社 -- 2020.10 -- 910.263

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所蔵

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所蔵館 所蔵場所 請求記号 資料コード 資料区分 帯出区分 状態
県図一般 2階閲覧室 910.2/ナ020 0115917387 一般図書   在架

館別所蔵

館名 所蔵数 貸出中数 貸出可能数
県図一般 1 0 1

資料詳細

タイトル 「戦時昭和」の作家たち
書名カナ センジ ショウワ ノ サッカタチ
副書名 芥川賞と十五年戦争
著者 永吉 雅夫 /著  
著者カナ ナガヨシ,マサオ
出版地 東京
出版者 青弓社
出版者カナ セイキュウシャ
出版年 2020.10
ページ数 514p
大きさ 21cm
一般件名 日本文学-歴史-昭和時代 , 文学賞
内容紹介 芥川賞受賞作を銃後 外地 皇民化の視点から読み解く。「戦時昭和」期の国内の作品や外地の文学がどう受け止められたのか、作家たちの人間模様も緻密に考察して、文学と社会の相互浸透を解明する。
NDC分類(9版) 910.263
ISBN 4-7872-9256-8
ISBN13桁 978-4-7872-9256-8
定価 ¥4000

目次

序章 三つの死
  1 芥川龍之介の死
  2 小林多喜二の死
  3 北一輝の死
第1章 文芸懇話会と芥川賞の出発
  1 文芸懇話会の発足
  2 直木とは何だったのか
  3 第一回文芸懇話会賞
  4 中野重治の苛立ち
  5 「新日本文化の会」発足
  6 林達夫の「絶望」
第2章 室生犀星の一九三〇年代後半(昭和十二年前後)
  1 時代を映す「流行唄」
  2 文学と戦争のあいだ
  3 「大陸の琴」の世界
  4 外縁から日本の中心へ
  5 膨張延伸する最前線へ
第3章 芥川賞と時代1:銃後の生活
  1 出征と恋情
  2 英霊と戦争未亡人
  3 統制経済の整備
  4 不敬作品狩り
  5 戦時に暮らす外国人
第4章 芥川賞と時代2:「外地」の日本人
  1 作者は出征中
  2 小林と戦争
  3 現地女性との交渉
  4 「現地文学」の出現
  5 植民地支配者
  6 「現地」の不可解を超えて
  7 民族の問題をながめる日本人
第5章 芥川賞と時代3:「皇民化」の諸相
  1 朝鮮人中学生の苦悩
  2 どの方向に生きるか
  3 内地の朝鮮人
  4 軍事動員へ向けて
  5 徴兵制の実施
  6 李光洙の涙
第6章 佐藤春夫の奇妙な友情
  1 一九四五、年頭
  2 一九四五、「玉音」後
  3 短篇集『風雲』の世界:1
  4 短篇集『風雲』の世界:2
  5 郁達夫と郭沫若の怒り
  6 一九四五、年末
第7章 書くこと/読まれること
  1 太宰の冒険
  2 日露戦争と現在
  3 引用された魯迅と作家の使命
  4 幻灯事件と仙台の「先代萩」
  5 竹内説と小説化
  6 新たな強制力のなかで
終章 「惨敗」日本と「惨勝」中国の戦後スタート
  1 戦後初の映画『そよかぜ』主題歌
  2 歌声の落差
  3 中国、勝利の現実
  4 「終戦」からのスタート