高阪 章/著 -- コウサカ,アキラ -- 日経BP日本経済新聞出版本部 -- 2020.6 -- 333.7

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所蔵館 所蔵場所 請求記号 資料コード 資料区分 帯出区分 状態
県図一般 2階閲覧室 333.7/タ020 0115857096 一般図書   在架

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資料詳細

タイトル グローバル経済統合と地域集積
書名カナ グローバル ケイザイ トウゴウ ト チイキ シュウセキ
副書名 循環、成長、格差のメカニズム
著者 高阪 章 /著  
著者カナ コウサカ,アキラ
出版地 [東京]
出版者 日経BP日本経済新聞出版本部
出版者カナ ニッケイ ビーピー ニホン ケイザイ シンブン シュッパン ホンブ
出版年 2020.6
ページ数 334p
大きさ 22cm
一般件名 経済統合
内容紹介 何が一国の成長と発展をもたらすのか。金融統合と景気循環、貿易統合下の生産性成長と発展戦略、地域集積と格差を分析し、主流派経済政策論の通説を覆し、グローバル化の真実を解き明かす。
NDC分類(9版) 333.7
ISBN 4-532-13504-1
ISBN13桁 978-4-532-13504-1
定価 ¥4800

目次

序章 グローバル経済統合と地域集積
  高まる新興市場国の存在感
  経済統合化と所得収束
  本書の視角
  本書の構成
  金融統合と景気循環(第1、2、3章)
  貿易統合下の生産性成長と発展戦略(第4、5、6、7章)
  地域集積と格差(第8、9、10章)
第1部 金融統合と景気循環
第1章 金融統合とマクロ経済安定化
  1.はじめに:金融循環と新興市場国のレジリエンス
  2.金融統合と金融政策レジーム:資本フローのボラティリティ
  3.国際分散投資の地域集積
  4.金融統合と成長ファイナンス:重要な国内貯蓄
  5.マクロ経済安定化:不完全な国際資本市場とどう付き合うか
第2章 東アジアの金融循環
  1.はじめに:金融ショックか実物ショックか
  2.推計方法:FCI(金融状況指数)で金融ショックを測る
  3.推計結果:金融ショックに対する成長率のインパルス反応
  4.国内金融ショックと景気循環
  5.グローバルショックと景気循環
  6.頑健性チェック
  7.おわりに:アジア通貨危機とグローバル金融危機
第3章 新興市場国への資本フロー・ダイナミックス
  1.はじめに:国際資本フローは「ローラーコースター」
  2.新興市場国における資本流入と流出:驚くべき多様性
  3.対外資産と対外負債:宴のあと
  4.資本フロー決定要因の実証分析:国内要因かグローバル要因か
  5.国内経済構造と政策枠組み:じゃじゃ馬馴らし
  6.おわりに:選択と集中が生む地域集積
第2部 貿易統合下の生産性成長と発展戦略
第4章 生産性と賃金から見る経済発展と産業構造変化
  1.はじめに:経済発展は生産性成長
  2.生産性、賃金と経済発展
  3.国間の賃金格差は生産性格差を表している
  4.同一労働も国間の賃金格差を反映する
  5.産業構造変化と国間の生産性格差
  6.産業構造変化と国内賃金格差
  7.おわりに:変化が発展を促す
第5章 産業構造変化と発展戦略:工業化と脱工業化
  1.はじめに:発展をもたらす産業構造変化のパターン
  2.マクロ生産性収束と産業部門別生産性
  3.産業構造変化と工業化戦略:東アジアとラテンアメリカ
  4.産業構造変化と脱工業化戦略:日本と米国
  5.産業部門別生産性収束:OECD
  6.おわりに:工業化は発展の必要条件か
第6章 東アジアの産業生産性収束
  1.はじめに:産業部門生産性収束と東アジアの工業化
  2.労働生産性成長と産業構造変化
  3.マクロ生産性成長の分解:部門内生産性成長と部門間再配分
  4.産業構造変化:部門内生産性成長と部門間再配分のパターン
  5.部門内生産性成長:マクロ生産性成長の主役
  6.生産性収束:マクロおよび産業部門別
  7.東アジアの生産性成長と産業構造変化
  8.おわりに
  付論 生産性成長と産業構造変化:先進国と発展途上国
第7章 発展戦略とグローバル・バリューチェーン
  1.はじめに:GVCは輸出工業化に代わる発展戦略となるか
  2.「条件付き」だった成長収束
  3.産業政策と輸出工業化
  4.「サプライチェーン」の「輸出」:GVC
  5.GVCの担い手は「グローバル企業」
  6.容易になった「工業化」?
  7.おわりに:発展戦略の再構築
第3部 地域集積と格差
第8章 経済発展の政治経済学
  1.はじめに:政策選択で経済は変わる
  2.貿易政策の政治経済学
  3.政治主体と政策選択
  4.非効率な政策選択と政治的革新
  5.経済も政治を変える
  6.おわりに:インセンティブ構造を知る
第9章 発展と格差と:「セカンド・マシン・エイジ」のGDP
  1.はじめに:デジタル革命と経済発展
  2.発展と幸福度:されどGDP
  3.19-20世紀の発展:GDPを超えて
  4.21世紀の発展:GDPはどこへ
  5.「セカンド・マシン・エイジ」の発展と格差
  6.おわりに:発展と格差のアンビバレンス
第10章 生産性から豊かさまで:グローバル経済統合のとらえ方
  1.はじめに:システムとしてとらえる
  2.経済成長の源泉:生産性か投資か
  3.国際比較:成長のエンジンは投資
  4.部門別生産勘定:産業の交代
  5.産業連関:乗数効果と生産性格差
  6.国際産業連関:グローバル・バリューチェーン
  7.資本蓄積・集積と要素所得分配
  8.階層間所得分配:生産と分配をつなぐWID.World
  9.社会厚生:資本蓄積のもたらすのは「奇跡」か「神話」か
終章 統合化の行方:政治と技術のレース
  グローバル経済統合:産業革命、輸出工業化、GVC
  グローバル化は格差を拡大するか:国間格差と国内格差
  グローバル化のかたち:政治リスクと技術進歩と
  グローバル化の行方:政治と技術のレース
  おわりに:「4匹の虎」の今