岡安 裕介/著 -- オカヤス,ユウスケ -- 洛北出版 -- 2020.3 -- 380.1

※所蔵欄の「帯出区分」が「貸出禁止」のものや、「状態」が「在架」のものは予約できません。

※奄美図書館からの取り寄せは、システムの関係上、来館しての手続きが必要です。

所蔵

所蔵は 1 件です。現在の予約件数は 0 件です。

所蔵館 所蔵場所 請求記号 資料コード 資料区分 帯出区分 状態
県図一般 2階閲覧室 380.1/オ020 0115864621 一般図書   在架

館別所蔵

館名 所蔵数 貸出中数 貸出可能数
県図一般 1 0 1

資料詳細

タイトル 言語伝承と無意識
書名カナ ゲンゴ デンショウ ト ムイシキ
副書名 精神分析としての民俗学
著者 岡安 裕介 /著  
著者カナ オカヤス,ユウスケ
出版地 京都
出版者 洛北出版
出版者カナ ラクホク シュッパン
出版年 2020.3
ページ数 395p
大きさ 20cm
一般件名 民俗学 , 精神分析
内容紹介 心はいかに伝承されるのか。その世代間の伝達の仕組みとは-。柳田國男、折口信夫、フロイト、レヴィ=ストロース、ラカンを経て析出した「言語伝承の図式」を手がかりに、日本文化に通底する特性を解き明かす。
NDC分類(9版) 380.1
ISBN 4-903127-29-3
ISBN13桁 978-4-903127-29-3
定価 ¥3200

目次

序論
  無意識の構造
  日本文化を見通す民族学、あるいは社会学的視点
  ランガージュへの視線
  民族学から精神分析へ
  日本文化を見通す精神分析的視点
  日本文化を見通す民俗学的視点
  本書の構成について
第1章 精神分析と日本民俗学との思想的交錯
  精神分析から民俗学へ
  無意識に位置する心意現象
  民族心理学としての精神分析
  無意識伝承と精神分析
  心理学としての民俗学
  集団的な心理の伝承性
  無意識の描出方法
第2章 心はいかに伝承されるのか
  柳田國男の夢分析
  「広遠野譚」で語られた夢
  心に刻まれた固有信仰
  心理学の批判的継承
  神話への三筋の道
  神話へのもう一筋の道
  無意識の感化
第3章 柳田國男から折口信夫へ受け継がれしもの
  言語論的民俗学の展開
  民俗学の研究目的
  柳田國男の方法論
  生活の古典としての民俗
  起原としての古代信仰
  民俗に通底する古代論理
  民俗学から構造人類学へ
第4章 構造人類学の導入
  構造人類学の方法論
  言語伝承の図式
  「天」の図式
  「国」の図式
  共同体の連結
  言葉と翻訳者
  口頭伝承の特性
第5章 魂の贈与論
  マナの交換
  デュルケム+モース理論
  マナをめぐ思想的系譜
  マナイズムとしての産霊
  大嘗祭考
  産霊を基盤としたトーテミズム
  剰余としてのマナ
第6章 日本という言語空間における無意識のディスクール
  「みこと」の交換
  エディプスの三角形
  幻想の系譜
  日の神の系譜
  父を包み込む効果
  構造化の方向性
  永遠の翻訳
第7章 貴種流離譚考
  回帰する物語
  発生への問い
  古代人の世界観としての古神道
  「まれびと」と「神の嫁」の物語
  「神の嫁」と「神の子」の物語
  発生の原因としての言語伝承
  ディスクールから生成する主体の物語
結論
  本書を振り返って
  交叉する視線
  結び