福田 雄/著 -- フクダ,ユウ -- 慶應義塾大学出版会 -- 2020.3 -- 369.3

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所蔵

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所蔵館 所蔵場所 請求記号 資料コード 資料区分 帯出区分 状態
県図一般 2階閲覧室 369.3/フ020 0115830150 一般図書   在架

館別所蔵

館名 所蔵数 貸出中数 貸出可能数
県図一般 1 0 1

資料詳細

タイトル われわれが災禍を悼むとき
書名カナ ワレワレ ガ サイカ オ イタム トキ
副書名 慰霊祭・追悼式の社会学
著者 福田 雄 /著  
著者カナ フクダ,ユウ
出版地 東京
出版者 慶應義塾大学出版会
出版者カナ ケイオウ ギジュク ダイガク シュッパンカイ
出版年 2020.3
ページ数 4,220,12p
大きさ 20cm
一般件名 災害 , 宗教社会学
内容紹介 災禍という不条理に遭い、大切な人々を失い、遺される者達。繰り返し集い、祈りを捧げる被災者や遺族、支援者や宗教者達。東日本大震災、スマトラ島沖地震の被災地における儀礼をあとづけ、人々が苦難と向き合う軌跡を辿る。
NDC分類(9版) 369.3
ISBN 4-7664-2654-0
ISBN13桁 978-4-7664-2654-0
定価 ¥3000

目次

序章 災禍の儀礼の社会学に向けて
  1 はじめに
  2 ディザスターリチュアル論の可能性と課題
  3 ディザスターリチュアル論から災禍の儀礼の社会学へ
  4 現代社会の苦難へのコーピングの比較考察に向けて
第1章 苦難へのコーピングと宗教
  1 「なぜ」をめぐる問いと災禍の宗教的意味づけ
  2 ディザスターリチュアル論における災禍と宗教
  3 世俗化論と苦難の意味論の不可能性
  4 津波の叡智-「試練」としてのスマトラ島沖地震
  5 アチェ固有の文脈と背景
  6 苦難へのコーピングの日常的文脈と歴史的経緯の考察に向けて
第2章 苦難の神義論における集団と個人
  1 苦難の神義論再考
  2 インドネシアの災害観
  3 分析対象としての記念式典
  4 インドネシア・アチェのツナミ記念式典
  5 ツナミの教説が生きられる日常的文脈
  6 苦難の神義論とアチェを生きること
第3章 苦難の神義論から「救いの約束」論へ
  1 マルティン・リーゼブロートの宗教論
  2 実践的応答としての救いの約束論
  3 ヴェーバーとリーゼブロートにとっての苦難の問題
  4 苦難の神義論から救いの約束論へ
第4章 救いの約束のバリエーション
  1 救いの約束論からみるアチェの苦難へのコーピング
  2 「救いの約束」の両義性
  3 東日本大震災の記念行事における救いの約束
  4 災禍の儀礼の比較社会学の可能性
第5章 「無宗教」式の慰霊・追悼と「儀礼のエキスパート」
  1 ディザスターリチュアル論における「儀礼のエキスパート」
  2 南三陸町の概要と東日本大震災
  3 町主催の慰霊祭と追悼式
  4 アートとしての「きりこプロジェクト」
  5 「南三陸町の海に思いを届けよう」
  6 「記念の作業」と苦難のコレオグラフ
第6章 儀礼のディレクション(演出/方向)と「われわれ」のダイナミズム
  1 非常な死への社会的応答
  2 儀礼の変容を記述する
  3 長崎市原爆犠牲者慰霊平和祈念式典
  4 なぜ死者は生者からまなざされなくなったのか
  5 「われわれ」という死のあり方
  6 儀礼によって位置づけられる死と生
終章 遇うて空しく過ぐること勿れ