青山 英正/著 -- アオヤマ,ヒデマサ -- 勉誠出版 -- 2020.2 -- 911.15

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所蔵館 所蔵場所 請求記号 資料コード 資料区分 帯出区分 状態
県図一般 2階閲覧室 911.1/ア020 0115833147 一般図書   在架

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県図一般 1 0 1

資料詳細

タイトル 幕末明治の社会変容と詩歌
書名カナ バクマツ メイジ ノ シャカイ ヘンヨウ ト シイカ
著者 青山 英正 /著  
著者カナ アオヤマ,ヒデマサ
出版地 東京
出版者 勉誠出版
出版者カナ ベンセイ シュッパン
出版年 2020.2
ページ数 11,444,31p
大きさ 22cm
一般件名 和歌-歴史 , 詩(日本)-歴史 , 日本-歴史-幕末期 , 日本-歴史-明治時代
内容紹介 幕末明治期、詩や歌は、いかなる政治的社会的役割を担ったのか。伝統文芸としての和歌、欧米詩の模倣から始まった新体詩の展開を、前近代から近代へと続く史的展開のなかに位置づけ、社会的行為としての文芸の営みを描く。
NDC分類(9版) 911.15
ISBN 4-585-29196-1
ISBN13桁 978-4-585-29196-1
定価 ¥10000

目次

序章
  一 本書の目的
  二 研究史の整理
  三 本書の方法1
  四 本書の方法2
  五 本書の方法3
  六 本書の構成
第一部 幕末明治の政治と和歌
第一章 孝明天皇と古今伝受
  はじめに
  一 断絶した古今伝受
  二 伝受の空白
  三 万延元年の古今伝受
  おわりに
第二章 近世後期の和学における和歌と教化
  はじめに
  一 儒者による和歌の教訓的解釈
  二 宣長後の和学における教化の導入
  三 実用としての和歌
  おわりに
第三章 幕末の仙台における藩政と和歌
  はじめに
  一 光則の学問形成
  二 藩の文教政策と光則の文業
  三 『訓誡歌集』の概要
  四 男性向け教訓歌集としての『訓誡歌集』
  おわりに
第四章 国体と和歌
  はじめに
  一 勅撰集の夢
  二 体裁をめぐる問題
  三 歌集の内容
  四 『訓誡歌集』との比較
  おわりに
第五章 教導職の万葉選歌
  はじめに
  一 『名教百首』編纂の経緯
  二 万葉選歌としての特徴
  三 『明倫歌集』との相違
  おわりに
第二部 <草莽>と和歌
第六章 連鎖する志
  はじめに
  一 幕末の水戸における<義民>の形成過程
  二 安政六年の<義民>
  三 <義民>の交友と詠歌
  四 述志の歌の連鎖
  五 <義民>のネットワーク
  おわりに
第七章 尊王攘夷歌の史的位置
  はじめに
  一 幕末の『新葉集』受容
  二 「異国船」はどう詠まれたか
  三 攘夷歌としての「異国船」詠
  四 攘夷歌の母体としての詠史歌と祝歌
  おわりに
第八章 志士の歌を読む
  はじめに
  一 歌語「かばね」の系譜
  二 歌語「やまとだましひ」の系譜
  三 「たましひ」の行方
  おわりに
第九章 幕末の志士はなぜ和歌を詠んだのか
  はじめに
  一 志士の詩歌における尊王攘夷表現
  二 吉田松陰における天
  三 心を汲み取る神
  四 <想像の君臣唱和>
  おわりに
第十章 振気から教化へ
  はじめに
  一 二つの『精神一注』
  二 志士詩歌集における「文人詩客」
  三 国民教化との結びつき
  おわりに
第三部 新体詩と「歌」
第十一章 『新体詩抄』における「歌」
  はじめに
  一 「日本ノ詩」と「明治ノ歌」
  二 自然なものとしての「俗曲」
  三 「連続したる思想」の表現
  おわりに
第十二章 『新体詩歌』の出版を支えた人々
  はじめに
  一 竹内隆信について(その一)
  二 竹内隆信について(その二)
  三 坂部広貫について
  四 首藤次郎および広瀬要人について
  おわりに
第十三章 近世韻文としての新体詩
  はじめに
  一 七五調韻文の系譜
  二 『新体詩抄』と教訓和讃
  三 『新体詩歌』と近世七五調韻文
  おわりに
第十四章 七五調の幕末明治
  はじめに
  一 俗としての七五調
  二 五七調の相対化とその意義
  三 加藤桜老『古今今様集』の位置
  おわりに
第十五章 与謝野晶子の星の歌
  はじめに
  一 晶子の初期歌篇における星
  二 藤村・晩翠から鉄幹・晶子へ
  三 『みだれ髪』と晩翠
  おわりに
終章