宮川 麻紀/著 -- ミヤカワ,マキ -- 吉川弘文館 -- 2020.3 -- 672.1

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所蔵

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所蔵館 所蔵場所 請求記号 資料コード 資料区分 帯出区分 状態
県図一般 2階閲覧室 672.1/ミ020 0115808610 一般図書   在架

館別所蔵

館名 所蔵数 貸出中数 貸出可能数
県図一般 1 0 1

資料詳細

タイトル 日本古代の交易と社会
書名カナ ニホン コダイ ノ コウエキ ト シャカイ
著者 宮川 麻紀 /著  
著者カナ ミヤカワ,マキ
出版地 東京
出版者 吉川弘文館
出版者カナ ヨシカワ コウブンカン
出版年 2020.3
ページ数 7,279,6p
大きさ 22cm
一般件名 市場-歴史 , 流通-歴史 , 日本-歴史-古代
内容紹介 律令国家は流通経済の仕組みをいかにして作り上げたのか。都城の東西市と地方の市に注目し、管理方針の違いを考察。また、交易価格の検討から地方経済の実態や支配の担い手を解明する。「実物貢納経済」の実像に鋭く迫った書。
NDC分類(9版) 672.1
ISBN 4-642-04658-9
ISBN13桁 978-4-642-04658-9
定価 ¥9500

目次

序章 研究の視角と本書の構成
  一 日本古代の市と交易
  二 市・交易・流通経済に関する研究史
  三 本書の課題と構成
第Ⅰ部 律令国家と市
第一章 律令制下における市の管理
  はじめに
  一 律令が規定する市
  二 遷都と市
  三 律令制導入と東西市の創出
  四 地方の市の管理
  おわりに
第二章 都城と東西市
  はじめに
  一 日唐令の相違点
  二 坊制と市
  三 時刻制と市
  四 鼓の打法の独自性
  おわりに
第三章 古代の「店」と都城
  はじめに
  一 院宮王臣家の「店」
  二 「店」と「廛」との差異
  三 「店」の拡大と規制
  四 「店」の展開
  おわりに
第Ⅱ部 ヤマト王権による開発と交易
第一章 六〜七世紀の王宮と市
  はじめに
  一 市と交通路との関連
  二 王宮・ミヤケと市
  おわりに
第二章 大和国の交易拠点と「宅」
  はじめに
  一 村屋宅の歴史的意義
  二 丹波宅の再検討
  おわりに
第三章 播磨国揖保郡の開発と交通
  はじめに
  一 『播磨国風土記』にみるミヤケ設置と開発
  二 揖保郡枚方里の開発
  三 津の開発と水上交通の発達
  四 諸地域との交通と枚方ミヤケ
  おわりに
第Ⅲ部 交易価格と地方財政
第一章 八世紀における諸国の交易価格と「估価」
  はじめに
  一 律令制下の「估価」とその適用
  二 帳簿にみる価格と交易の実態
  おわりに
第二章 九〜十世紀の交易価格と地方社会
  はじめに
  一 諸国における交易価格の再考
  二 貢納物価格の実態と地方行政
  三 地方支配と流通経済
  おわりに
第Ⅳ部 古代の社会と流通経済
第一章 交易圏の形成と展開
  はじめに
  一 市成立の背景
  二 「国府交易圏」の研究と課題
  三 交易圏形成の背景
  四 中央交易圏と国府交易圏
  おわりに
第二章 律令国家の財政と流通
  はじめに
  一 律令国家の収入と流通経済1
  二 律令国家の収入と流通経済2
  三 律令国家の収入と流通経済3
  四 律令国家の支出と流通経済
  おわりに
終章 古代社会の変容と交易
  一 市と古代の国家
  二 律令国家における交易の意義
  三 地方社会の変容と流通経済の展開